写真:おしみ ゆかり
地図を見る大甕(おおみか)神社は、正式名称を大甕倭文(おおみかしず)神宮といい、茨城県日立市の大みか町にあります。社伝によると創祀は紀元前660年!とても歴史ある神社です。
御祭神は二柱。
主神:健葉槌命(たけはつちのみこと)
地主神:甕星香々背男(みかほしかかせお)
健葉槌命は倭文神(しずのかみ)と呼ばれる織物の神さま、甕星香々背男は星の神さまです。全国でもこの二柱をお祀りしている神社はここ、大甕神社のみ、なのですが、「君の名は。」のヒロイン三葉の実家、宮水神社が祀っていたのも全く同じ、健葉槌命と甕星香々背男なのです。
写真:おしみ ゆかり
地図を見る映画では、宮水神社の御祭神について詳しくは描かれていませんが、スピンオフ小説「君の名は。Another Side:Earthbound」では、三葉が産まれる前の、母 二葉と父 俊樹との出会いが描かれています。そこに登場するのがこの「大甕神社」なのです。
写真:おしみ ゆかり
地図を見る大甕神社に着いて、大きな鳥居をくぐるとまず社務所があります。社務所は最後に寄るとして、(御朱印はお参りしてから頂きましょう。)本殿はどこかな?と奥に向かうと本殿らしき建物が見えます。が、その横に「御本殿参道」の看板が。更にその上には「宿魂石」と書かれた看板ががあります。御本殿はこの上、登ってみましょう!
(ヒールなどを履いてきてしまった場合は無理しないようにして下さい)
写真:おしみ ゆかり
地図を見るしかし、これ本当に登れるのか不安になるほどの岩山が続きます。危険なので、鎖をつかみながら登りましょう。
写真:おしみ ゆかり
地図を見るすると、見えてきました!この小さな御社が本殿なのです。
写真:おしみ ゆかり
地図を見る本殿には、なんだかやさしい空気が漂います。由緒に寄ると、この辺り一帯を管理していたのが香取、鹿島の二神でした。しかし、その二神がなかなか征服できなかった悪しき神、が甕星香々背男なのです。
そして、その甕星香々背男を二神に変わって封印したのが、御祭神である健葉槌命。その霊力が封じ込まれているのが、先程必死で登った岩、この大きな岩山(宿魂石)だと言われているのです。
しかし、織物の神さまがなぜ「悪しき神」である甕星香々背男を封印出来たのか。それには諸説あるのですが、君の名は。にはその謎に対する新海監督なりの答えが描かれているのではないのでしょうか。
写真:おしみ ゆかり
地図を見る本殿をお参りしたら、登ってきた道と反対側に降りましょう。すると、小さなお堂の横に出ます。屋根には星のマークが。ここに、甕星香々背男が祀ってあります。
ところで、織物の神様と星の神様と聞くと、織姫と彦星を想像する方も多いのではないでしょうか?この七夕伝説は健葉槌命と甕星香々背男の神話が下敷きになっているでは、とも言われています。
写真:おしみ ゆかり
地図を見る大甕神社では7月7日に「甕星祭」を行なっています。
提供元:大甕神社
地図を見るお参りを済ませたら、御朱印を戴きましょう。大甕神社の御朱印は、神社の印と、甕星香々背男の印の2つあります。神社の御朱印で神様の名前が書かれるのは珍しいですし、甕星香々背男の御朱印が戴けるのは、ひょっとすると大甕神社だけかもしれません。しかもゴールド!
(限定ではなく、いつでもゴールドの御朱印がいただけます)
提供元:大甕神社
地図を見る大甕神社の御朱印帳は毎月デザインが変わります。神主さんの手作りなのです!季節に合わせた御朱印帳は集めたくなるくらい素敵です。
※写真は11月限定の御朱印帳です。
倭文神や甕星香々背男については諸説あり、ここに全ては書き切れません。君の名は。を見た方も、見ていない方も、ぜひ、大甕神社で神話の世界を体感してみてくださいね。
<基本情報>
住所:茨城県日立市大みか町6-16-1
電話番号:0294-52-2047
アクセス:JR常磐線大甕駅から徒歩20分、車で10分
2017年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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