江戸にタイムスリップ!「白壁土蔵群・赤瓦」とご当地「牛骨ラーメン」鳥取県倉吉市

江戸にタイムスリップ!「白壁土蔵群・赤瓦」とご当地「牛骨ラーメン」鳥取県倉吉市

更新日:2014/02/06 15:03

猫乃 みいこのプロフィール写真 猫乃 みいこ 非日常体験探求家、旅ブロガー、ライター
鳥取県の中部に位置する倉吉市。古くから城下町として栄えた町並みが保存され、「白壁土蔵群・赤瓦」として静かなブームとなっています。江戸・明治時代の建造物が残る町並みをそぞろ歩けば、のんびりとした懐かしさを感じられるはずです。そして倉吉のご当地ラーメン「牛骨ラーメン」にも、是非舌鼓を打ってくださいね。

懐かしい城下町

懐かしい城下町

写真:猫乃 みいこ

地図を見る

倉吉市は、緑豊かな歴史ある町。1300年代の南北朝時代に打吹山(うつぶきやま)に城が築かれたことから、城下町・陣屋町として栄えました。
当時の面影が残るのが、玉川沿いの白壁土蔵群・赤瓦地区。
白い漆喰壁に黒の焼き杉板、屋根には赤い石州瓦、玉川沿いに架かる一枚岩の石橋が特徴です。
のんびりと過ごしたくなる情景の中、古い蔵などを改装して作られたのが「赤瓦」と呼ばれる14店舗。さあ、こだわりのお店巡りに出発です。

写真左は、「赤瓦五号館 久楽」。人気の石臼珈琲は、小豆餡を珈琲に入れて甘みとしていただくという珍しい飲み方ができるレトロ喫茶。小豆と珈琲のコラボが意外と合うのでビックリ!店内は町並みとピッタリの落ち着いた雰囲気がありますよ。
右は、「赤瓦六号館 桑田醤油醸造場」。明治から続く造り醤油屋さんで、心地よい醤油の香りが漂います。

格子戸の残る造り酒屋

格子戸の残る造り酒屋

写真:猫乃 みいこ

地図を見る

写真は「赤瓦七号館 元帥酒造本店」。創業は1850年代の嘉永年間という老舗の造り酒屋さんです。
新酒のできたことを知らせるために軒先に吊るす緑の杉玉は、お酒の神様に感謝を捧げるものです。緑の杉玉の色が変化していく様子がお酒の熟成を表します。

「元帥酒造本店」では、年間を通じて酒蔵見学もできます。新酒の仕込み時期などに見学できるのも楽しみですね。
見学には事前に電話での予約が必要です。詳細は、[MEMO]から元帥酒造HPでご確認ください。

元銀行のレストラン

元銀行のレストラン

写真:猫乃 みいこ

地図を見る

「赤瓦十三号館 白壁倶楽部」は、地元産の厳選食材を使ったおいしいレストラン&カフェ。
建物は明治41年建築の旧国立第三銀行倉吉支店だったもの。鳥取県ではじめて国登録有形文化財に登録になった建造物です。レトロでおしゃれな店内でゆっくりお茶やお食事を楽しんでくださいね。

映画にも使われたビュースポット

映画にも使われたビュースポット

写真:猫乃 みいこ

地図を見る

写真は、白壁土蔵の赤瓦と打吹山が美しく重なる風景が見られるビューポイント。玉川には大きな鯉が泳いでいます。
こちらは、1991年に公開された映画、男はつらいよシリーズ第44作「男はつらいよ 寅次郎の告白」のロケ地として使われました。
まさに寅さんが歩いていそうな、風情ある町並みです。

鳥取中部の牛骨ラーメン

鳥取中部の牛骨ラーメン

写真:猫乃 みいこ

地図を見る

散策でお腹が空いたら是非食べてもらいたいのが、鳥取中部のご当地ラーメン「牛骨ラーメン」。
牛骨から丁寧に取った透明で澄んだスープを使う牛骨ラーメンは、とてもあっさりしているのにコクがあり牛骨の甘みを感じます。細めの縮れ麺との相性は抜群!
倉吉市には、特に牛骨ラーメン店が多く、少しづつ味が違うので食べ比べするのも楽しいですよ。
写真は、JR倉吉駅から徒歩5分ほどの場所にある「ラーメン幸雅」の「なつ旨ラーメン」。なつかしくて旨い!からのネーミングだそうで、サッパリと食べられるのでお酒を飲んだ後にも食べたいですね。

懐かしい町並みと懐かしいラーメン

いかがでしたか?
時を越えて、昔の姿を今に伝える静かな町並みの「白壁土蔵群・赤瓦」と、鳥取のご当地ラーメン「牛骨ラーメン」。
どちらも人々の温もりや優しさを感じられるような、懐かしい風景や味。
「白壁土蔵群・赤瓦」へは、JR倉吉駅からバスで15分ほど。自家用車なら近隣に無料駐車場があります。

都会の喧騒を離れて旅情に浸りたい方に、是非お勧めしたい山陰の歴史の町「倉吉」。
のんびりと散策して、山陰旅の素晴らしさを満喫してくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/01/03 訪問

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -