日本一の酒どころ兵庫県の灘(なだ)の酒蔵めぐりで醸造蔵ランチとおいしい酒探し

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日本一の酒どころ兵庫県の灘(なだ)の酒蔵めぐりで醸造蔵ランチとおいしい酒探し

日本一の酒どころ兵庫県の灘(なだ)の酒蔵めぐりで醸造蔵ランチとおいしい酒探し

更新日:2014/01/28 16:12

日本一の酒どころ「灘五郷」。阪神間の海岸線に沿って多くの酒蔵が点在しています。この地で酒造りが始まったのは室町時代。今も趣ある蔵が立ち並び、昔ながらの風情が漂います。古くから技を競い合い、個性が光る酒を作り続けてきた蔵めぐりでは酒造りの工程を見学したり、レトロな資料館があったり、試飲でお気に入りの酒を探したり、酒蔵を利用したレストランでの食事など楽しみがいっぱいです。

ノーベル賞晩餐会で飲まれる神戸の地酒の蔵元

ノーベル賞晩餐会で飲まれる神戸の地酒の蔵元
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ノーベル賞晩餐会でも提供されるなど、おいしさを極めた酒が海外でも高い評価を得ている「福寿」。この酒を作っているのが神戸市東灘区にある「神戸酒心館」です。

蔵元ショップ「東明蔵」では試飲ができ、手造りの蔵出しの酒が味わえます。目の前にどんどん並んでいく酒を少しづつ試飲していくと、ついついホロ酔いに。ボトル(100円)を買って量り売りしてくれる生原酒や、限定品などここでしか飲めない酒にお酒好きはテンションが上がるはず。

蔵の料亭で味わうヘルシー日本食

蔵の料亭で味わうヘルシー日本食

蔵の料亭「さかばやし」では瀬戸内海の新鮮な魚や丹波の野菜などを使った料理が食べられます。ランチ時には、観光バスでやってくる旅行者や外国人の姿も。

せいろ蕎麦、自家製豆腐やさしみ湯葉などヘルシーな小鉢などに和のデザートもついた「そば膳」(1890円)、明石の旬魚など4種が味わえる「お造り膳」(2100円)、湯葉がたっぷり乗った「湯葉蕎麦」(1050円)やお昼の一品料理もいろいろ。
どれも蔵出しの生酒にぴったりなので、季節の酒と一緒に味わいたいところです。

さかばやし
営業時間…11:30〜14:30、17:30〜22:00
神戸市東灘区御影塚町1-8-17
tel.  078・841・2612

六甲の里山をイメージした庭園を眺めてまったり

六甲の里山をイメージした庭園を眺めてまったり

食事をしながら自然豊かな庭園を眺めると、時間がゆっくり流れていくような感覚を覚えます。

敷地内には先ほど紹介したショップ「東明蔵」、料亭「さかばやし」の他、長屋風に立ち並ぶギャラリーや、多目的ホールもあり、日本の伝統を感じながら文化的な時間を楽しめる雰囲気です。
酒造りの蔵見学は、1〜3月末、6、7月(平日)の午前11時から1時間程度。要予約。20人まで。

酒心館
神戸市東灘区御影塚町1-8-17
tel. 078・841・1121

ここでいつまでもまったりしていたいところですが、次のおすすめ酒蔵に向かいましょう。

県の重要有形民族文化財でもある「昔の酒蔵」

県の重要有形民族文化財でもある「昔の酒蔵」
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次におすすめするのは、地元神戸っ子のなかでも「沢の鶴しか飲まん!」というコアなファンも多い酒蔵。

「昔の酒蔵」沢の鶴資料館は、創業300年の酒造りの伝統を現代に伝えるために昭和53年、古い酒蔵をそのまま資料館として公開しました。県の文化財指定も受けた伝統ある建物でしたが、平成7年の阪神淡路大震災で被災。全壊してしまいました。それでもこの木造の古い酒蔵を残そうと、京都の宮大工による接ぎ木やはめこみの技法で4年近い歳月を経て再建したそう。

灘五郷にある9つの資料館のうち、木造なのはここだけだといい、立派な蔵構えも内部の古い道具も圧巻の見ごたえ。社会見学みたいな楽しさがあります。
ショップではここにしかない限定の酒もあり試飲もOK。

昔の酒蔵「沢の鶴資料館」とミュージアムショップ
開館時間…10時〜16時
休館日 …水曜
神戸市灘区大石南町1丁目29-1
tel. 078・882・7788

酒造りの全工程を工場見学できる酒蔵

酒造りの全工程を工場見学できる酒蔵
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数ある酒蔵テーマ館のなかでも「もろみ仕込み」を見学できるのは、次に紹介する「浜福鶴」吟醸工房だけ。ここは全国新酒鑑評会で数々の金賞を受賞している酒蔵です。
工房では酒造りの全工程が見学できて、発酵を続ける白い泡がふつふつと生きている様子が見られる「もろみ仕込み」が特に見どころです。

ショップでは神戸灘を代表する地酒「空蔵(くぞう)」がイチオシ。兵庫県産山田錦を使用した無濾過生原酒で香り高く、筋の通った味わい。冷やしてクイッといきたい酒です。

浜福鶴「吟醸工房」
開館時間…10時〜17時
定休日 …月曜
神戸市東灘区魚崎南町4丁目4−6
tel. 078・411・8339

きっと見つかるお気に入りの酒

古くから「伏見(京都)の女酒、灘の男酒」と言われ、他の酒の名産地のまろやかな酒に比べ、灘の酒はキリッとした味わいが特徴とされてきました。その秘密は、この地方の硬水。その水が酵母を熟成させるのに適しているのだとか。様々な好条件が重なって、おいしい酒を作るには最良の環境なのです。

日本一の酒造業地帯であり、多くの有名酒造メーカーが軒を連ねる灘五郷。とうてい一日ではまわりきれない程の酒蔵がひしめいています。仕込み時期には新酒の香りが漂う街並みは、環境省の「かおり風景100選」にも選ばれました。

立ち寄る蔵々で試飲をしてみると、きっと自分好みのおいしいお酒が見つかるはず。お気に入りを探しながら巡っていると、酒造りにかける蔵人たちの熱い思いにもふれられて、酔いも手伝って「日本のモノづくり文化に感動!」てなことに。ほろ酔いで灘の街並みを楽しんでみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/01/21 訪問

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