東京・目黒不動尊へ“都内最古の狛犬”に逢いに行こう!

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東京・目黒不動尊へ“都内最古の狛犬”に逢いに行こう!

東京・目黒不動尊へ“都内最古の狛犬”に逢いに行こう!

更新日:2018/06/01 16:41

井伊 たびをのプロフィール写真 井伊 たびを 社寺ナビゲーター、狛犬愛好家

日本三大不動尊のひとつである“目黒不動尊”は、境内が広く“良縁成就”のご利益がある「愛染明王」をはじめ、多くの像があることで有名だ。今回は、境内に点在する狛犬たちにスポットライトをあて、目黒不動尊へ参詣する、もうひとつの愉しみ方をご案内しましよう!

龍泉寺は通称“目黒不動”と呼ばれている

龍泉寺は通称“目黒不動”と呼ばれている

写真:井伊 たびを

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東京都目黒区にある、「瀧泉寺(りゅうせんじ)」は、一般に目黒不動(目黒不動尊)の通称で呼ばれている。「成田不動尊」などと並び“日本三大不動尊”のひとつ。また江戸三大不動・江戸五色不動のひとつで、江戸三十三箇所第33番札所や、関東三十六不動第18番でもある。

広い境内と「水かけ不動」など、ご利益のある数々の像があることで広く知られている「目黒不動尊」。その境内に、“都内最古の狛犬”がいることで、狛犬愛好家にも人気がある。その一方、平成生まれの狛犬もいる。新旧の狛犬が同時に愉しめるのも、目黒不動尊の狛犬巡りの醍醐味である。

龍泉寺は通称“目黒不動”と呼ばれている

写真:井伊 たびを

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仁王門の前で、まず出迎えてくれる狛犬は、平成11年(1999年)12月生まれである。現代もなお奉納されるということは、目黒不動尊に対する信仰が、連綿と続いている証だろう。

龍泉寺は通称“目黒不動”と呼ばれている

写真:井伊 たびを

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仁王門の裏手にいる石膏製の狛犬は、昭和53年(1978年)7月生まれである。京都の「龍神社」にある狛犬を原型に制作され、この狛犬をもとに「靖國神社」の狛犬が制作されている。

階段前の“和犬型狛犬”

階段前の“和犬型狛犬”

写真:井伊 たびを

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大本堂へいたる階段「男坂」「女坂」の前を護る狛犬は和犬型である。真言宗の寺ならいざ知らず、天台宗である“目黒不動尊”に和犬型狛犬はとても珍しい。文久2年(1862年)1月生まれである。

階段前の“和犬型狛犬”

写真:井伊 たびを

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“水かけ不動”の前にいる吽像の狛犬も、子連れである。

階段前の“和犬型狛犬”

写真:井伊 たびを

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大本堂へ通じる「男坂」と名づけられた階段は、見上げるほどの急勾配である。その脇にいる狛犬は、三人の子連れである。欄干に寄りかかろうとしている親は、育児疲れが出ているようで、“体温を感じる芸術品”だ。お見落としのないように!

都内最古の狛犬は、満363歳!

都内最古の狛犬は、満363歳!

写真:井伊 たびを

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「男坂」の石段を上がり切ったところに、“都内最古の狛犬”が「大本堂」の護りを固めている。左足に刻まれた文字を追うと、“承應三甲午三月廿二日”と読み取れ、承応3年(1654年)に建立されたことがわかる。満363歳である。

都内最古の狛犬は、満363歳!

写真:井伊 たびを

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そのユニークな表情は、一度観れば絶対にわすれない!建立当時から、参詣者の人気者であっただろうことが窺える。

都内最古の狛犬は、満363歳!

写真:井伊 たびを

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363年前の作品とは思えないほどの保存状態のよさに感動すら覚える。本来ならば、博物館に保存されていてもいいような“芸術品”だが、今なお現役で“狛犬”としての役目を務めている健気さに、愛おしくなってくる。思わず撫でてあげたい気持ちにもなる。
          
顔面の恐ろしい表情に反して、後姿は意外にもかわいい。ふっくらお尻に、なにかの植物のように“デザイン化された尻尾”や、左右に分けられた“たてがみ”に、現代でも通じるモダンさが漂っている。

“愛染明王”の前を護る狛犬

“愛染明王”の前を護る狛犬

写真:井伊 たびを

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「微笑観音菩薩」の隣には、“片方が割れた狛犬”がいる。牡丹が描かれた、みごとで典型的な“先代江戸牡丹”の阿像である。体に牡丹の花があしらわれ、台座にも牡丹と狛犬の絵柄が、しっかり彫り込まれている。特に尻尾がグルグルのゼンマイ巻きでユニーク。制作した石工の“お遊び”なんだろう。天保11年(1841年)生まれの176歳である。

“愛染明王”の前を護る狛犬

写真:井伊 たびを

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無残にも左側が負傷している。

“愛染明王”の前を護る狛犬

写真:井伊 たびを

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ところが残念ながら、その対である“吽像”がいない!その代役か?吽像として“現代岡崎型”が奉納されているが、タイプも大きさもミスマッチである。が、その“吽像”も結構できのいい狛犬だ。ぜひ、ご覧いただきたい!

”反省ザル”ならぬ“反省狛犬”!?

”反省ザル”ならぬ“反省狛犬”!?

写真:井伊 たびを

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「独鈷(とっこ)の滝」の左ならびに「前不動堂」がある。そこを護っている狛犬は、頭を深く垂れている。まるで“反省ザル”の“狛犬版”のようだが、けっして叱られて、項垂れているわけではない。お不動様のご威光に深く敬服している姿である。文久二年(1862年)正月生まれの満155歳だ。

”反省ザル”ならぬ“反省狛犬”!?

写真:井伊 たびを

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“独鈷の滝”の周囲には多くの石造物が置かれているが、その中に狛犬も混ざっている。

目黒不動尊の基本情報

住所:東京都目黒区下目黒3丁目20番地26号
電話番号:03-3712-7549
アクセス:JR山手線/目黒駅 より 徒歩20分
     東急目黒線/不動前駅 より 徒歩15分

2017年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/11/03 訪問

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