十三重の石宝塔がそびえるコスモスの寺

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十三重の石宝塔がそびえるコスモスの寺

十三重の石宝塔がそびえるコスモスの寺

更新日:2012/12/20 15:54

MASALA Chaiのプロフィール写真 MASALA Chai トラベラー

奈良市内にある般若寺(はんにゃじ)は秋のコスモスが美しい寺として有名。ひっそりと佇む、素朴な奈良時代の古刹です。

奈良坂の古道に立つ文殊菩薩のお寺

奈良坂の古道に立つ文殊菩薩のお寺

写真:MASALA Chai

般若寺(はんにゃじ)へは近鉄奈良駅からバスで10分。
東大寺の転害門を通り過ぎて奈良山を越え、
趣きのある奈良坂から住宅街に少し入ったところに
ある古いお寺です。

鎌倉時代に立てられた国宝の楼門が
堂々とと聳えたつ古いお寺です。
飛鳥時代に高句麗の僧慧灌(くかん)法師によって開かれ
奈良時代に平城京の鬼門を守るお寺として
十三重の石宝塔が建てられました。

現在の十三重の石宝塔は鎌倉時代に再建されたものです。
般若寺のシンボルとなっています。

コスモスが咲き乱れる境内。

コスモスが咲き乱れる境内。

写真:MASALA Chai

春の山吹。夏のあじさい。秋のコスモス。冬の水仙。
花のお寺として知られている般若寺ですが
秋のコスモスがとりわけ有名で
満開の時期にはコスモスと灯りを楽しむ催しも開催されます。

奈良のお寺はなにかと花を愛でる行事が多いのです。

コスモス越しに眺める本堂はいいものです。

「秋風や十三塔に雲のかげ」蘇生

本尊は般若経を説いた文殊菩薩

本尊は般若経を説いた文殊菩薩

写真:MASALA Chai

写真は写せませんでしたが
本堂にまつられているご本尊は獅子にまたがる文殊菩薩です。
小さな仏様でした。
般若寺(はんにゃじ)の名前の由来になった
般若経を説いた智慧の仏さまです。
元は秘仏でしたが、現在は小さな祠で開帳されています。
獅子にまたがる菩薩を、
別名「渡海菩薩(とかいぼさつ)」といいます。

ちなみな渡海菩薩は、奈良の桜井市にある安倍文殊院にもあり
あちらは見上げるほど大きな大きな仏さまです。

奈良のお寺をまわると、たくさんの種類の仏さまに出会います。
仏さま巡りは京都より奈良・・の方がおもしろい、
そんな気がするのです。

般若寺(はんにゃじ)にはもう一体、聖武天皇が奉納された
秘仏の阿弥陀如来がまつられています。
これは白鳳時代の古い仏像で、毎年秋に特別公開されます。

般若寺(はんにゃじ)は飛鳥時代の香りを持つ古いお寺です。
飛鳥時代のお寺が持つ素朴な雰囲気があります。

世界遺産に疲れたら、こんな小さな歴史のある
お寺の境内で静かに座ってみるのもいいかもしれません。
コスモスは9月末に満開になります。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2012/09/17 訪問

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