写真:しもちん
地図を見る中崎町エリアは大阪駅や梅田駅からも徒歩圏ですが、地下鉄の場合は谷町線の中崎町駅4番出口が最寄りとなっています。
中崎町駅側から歩いてくると高層マンションの手前にツタの絡まる趣き深い木造の建物が見えてきます。こちらは自主映画専門映画館「天劇キネマトロン」を併設したカフェ&バー「朱夏」。
築80年という印刷工場跡の建物を利用していて、店内も外観と同じように歴史を感じられる個性的な空間になっています。ワンコイン500円で食べられる日替わりネパールカレーなどメニューも個性的です。
写真:しもちん
地図を見る続いて、さまざまな飲食店やショップが並ぶ通りにある長屋の一角、素敵な引き戸が入口になっているのが「うてな喫茶店」。一見、普通のお宅のようなので通り過ぎてしまいそうになりますが、お店の前に小さな看板と引き戸に葉書サイズのメニューが貼ってあるのが目印です。
引き戸もお洒落に一部は透明なガラスが使われているので、気になるお店の中も外から少しだけ見えるので混雑具合程度は確認可能。ドリンクメニューとケーキやトーストなどがいただける喫茶店です。
写真:しもちん
地図を見る店内は大正から昭和初期にかけての雰囲気が漂う落ち着いた雰囲気。店の奥には小さな中庭もあって緑が映えます。NHKの朝ドラ「ごちそうさん」に出てきそうな印象。オーダー毎に一杯一杯丁寧にいれてくれた珈琲を飲みながら、のんびりと過ごせるお店です。
長屋を改装してオープンしたお店ですが、まるで戦前からずっと喫茶店として営業しているように感じてしまうほど、建物とインテリアが馴染んでいます。
写真:しもちん
地図を見るそして、中崎郵便局のそばにある注染(ちゅうせん)手ぬぐいの「にじゆら」。注染とは染料を注いで染める技法で明治時代に大阪で生まれた技法。優しい“ぼかし”や“にじみ”が出せる技法です。温かみのあるカラフルでぼかしを活かしたデザインの手ぬぐいが店内に溢れています。
手拭いというと台所で手を拭いたりするだけのイメージがありますが、ちょっとしたプレゼントのラッピングや、たたんで水引を巻けばご祝儀袋にも使えたりします。
手ぬぐいとは思えない美しいデザインは、壁にかければインテリアにもなるほど。毎月新商品が登場するので、何度訪れても楽しめるお店です。
写真:しもちん
地図を見る2014年1月現在は、春に向けて雛祭りをテーマにしたものや、4月からの新生活で使用できるようなポップな印象の商品が展開中。手ぬぐいの他にも、ブックカバーやティッシュケース、小さながま口の小銭入れなども販売しています。
直営店は関西を中心に4店舗のみなので、大阪土産にもオススメです。家族や友人など贈る相手のことを思い浮かべながら、その人にあった柄を探す時間も楽しいものです。
戦災を逃れ昔の建物が残る中崎町。梅田の地下街で人混みに疲れたら少し移動をして、大都会のそばにある趣のある町を散策して、素敵なお店でお買い物やお茶をして過ごしてみませんか。最先端のビルの中では見つけられなかった何かを見つけられるかもしれません。
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(2024/11/3更新)
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