提供元:JAにしうわ川上共選
http://www.ehime-maruka.jp/index.html寒さの厳しいカナダでは昔、冬の時期には滅多にフルーツを食べることは出来ず、冬場のフルーツは大変貴重なものでした。しかし、1900年頃より日本から移住してきた人々が故郷から、冬の果物として温州みかんを取り寄せるようになりました。そして、その美味しさが評判となり、やがてカナダ全土に温州みかんが広まるようになりました。
12月に入ると、サンタやトナカイの絵が描かれた箱に詰められた日本の温州みかんが「クリスマスオレンジ」として、カナダ中のお店に出回ります。クリスマスには大切な人にみかんを贈り、家族揃ってみかんを食べ、財運を願って黄金色のみかんをクリスマスの靴下に入れる、など今ではカナダのクリスマスに日本のみかんはなくてはならないものになっています。(ちなみに、財務省貿易統計によれば2016年度の温州みかんの輸出国の1位は、2位の278トンの香港に圧倒的な差をつけ、1,166トンでカナダとなっています。)
そんなカナダの慣習にならって、日本有数の温州みかん産地の愛媛県八幡浜市でも、「クリスマスオレンジ」でクリスマスをお祝いするイベントが数年前より始まっています。
提供元:JAにしうわ川上共選
http://www.ehime-maruka.jp/index.html八幡浜市の川上地区では、毎年9月頃に1000個ほどの温州みかんにハート型の枠をつけて、特別に手をかけて栽培しています。
そうして出来上がったハート型みかん”ai(アイ)”はクリスマスの時期しか出回らない希少なみかん。12月の上旬〜中旬頃にかけて、大切なあの人に贈りたいスペシャルな「クリスマスオレンジ」として首都圏のデパートなどに向けて出荷されます。
八幡浜市内では「道の駅みなっと」などで小売されますが、なんせ全部で1000個程度しか流通しない超絶希少オレンジなので、入手が大変難しいみかんです。
写真:林 ぶんこ
地図を見るクリスマスの少し前からお正月過ぎまで、みかん約2万個が使われた八幡浜のシンボル、巨大みかんオブジェが「クリスマスオレンジフェスティバル」の一環として、道の駅みなっと広場に登場します。
2017年度は12月16日(土)〜1月5日(金)まで、夜間もライトアップして展示される予定になっています。
写真:林 ぶんこ
地図を見る八幡浜名産の温州みかんを半分にカットしたイメージの、この大きなオブジェは直径7m、高さ2.8mという巨大なもの。ハート型みかん「ai」の産地、川上地区のみかんが約2万個も使われています。
中に鉄骨の骨組みがあり、それに写真のようにみかんがゴムで括り付けられています。骨組み設置から完成まで、大勢のボランティアの方たちに手伝ってもらって、だいたい1週間くらいかかるそうです。
なお、使用後のみかんは炭化処理されて、来年度のみかんのための肥料として利用されます。
写真:林 ぶんこ
地図を見るこちらの「かまぼこカーテン」は、八幡浜名産のかまぼこの板が約2万5千個も使われた手の込んだアート。期間中はみかんオブジェとともにライトアップされます。
さまざまなクリスマスのイルミネーションが日本全国にありますが、巨大なみかんオブジェとかまぼこ板アートのライトアップはここ八幡浜でしか見ることはできませんよ!
<道の駅・みなとオアシス 八幡浜みなっと の基本情報>
住所:愛媛県八幡浜市沖新田1581番地23
電話番号:0894-21-3710
アクセス:JR予讃線八幡浜駅から車で5分
写真:林 ぶんこ
地図を見る八幡浜はみかんの産地であるとともに、かまぼこ、魚肉ソーセージの生産地としても有名です。日本で最初の魚肉ソーセージは昭和26年に八幡浜で誕生しました。魚肉ソーセージ発祥の地として、「日本で一番たくさんの魚肉ソーセージが売られている道の駅」と言われるほど、道の駅みなっとには名物のさまざまな種類の魚肉ソーセージが並んでいます。
ほっこりとした道の駅の雰囲気から浮き出ているこの濃いキャラは「魚肉さん」といって、魚肉加工工場で突然変異で誕生したフェロモンムンムンな紳士(!)なのだそうです。ネクタイのように見えるものは外装フィルムが破けたところなんだとか。
写真:林 ぶんこ
地図を見る魚肉さんとコラボしたもの、みきゃんとコラボしたもの、などたくさんの魚肉ソーセージがありますので、食べ比べしてみるのも面白いですね。
写真:林 ぶんこ
地図を見るまた道の駅みなっとには、地元の特産品の他に、日本全国のご当地カレーが購入できる「カレーなる本棚」というコーナーがあります。
よこすか海軍カレーに越前いかカレー、ご当地八幡浜のカレーは地産のブランド豚、ブランド鶏を使った「日野出豚カレー」、「浜千鶏バターチキンカレー」がセレクトされています。
写真:林 ぶんこ
地図を見るみなっとの近くには、今や全国区になった人気の塩パンの発祥の店「パン・メゾン八幡浜本店」があります。
塩パンは元々、八幡浜魚市場で朝早くから働いている人々の間で「腹持ちがよくて塩分補給もできる美味しいパン」と評判になったことがきっかけで、噂を聞きつけた人々が次々に買いに来るようになり、そして全国的なブームへとつながっていったのです。
松前町にある「パン・メゾン松前店」は息子さんが経営する2号店になります。
写真:林 ぶんこ
地図を見る店内には名物の塩パンをはじめ、美味しそうなパンがいっぱい。コーヒー無料のイートインスペースもありますので、焼き立てパンをそのまま店内で召し上がることもできますよ。
<パン・メゾン八幡浜本店 の基本情報>
住所:愛媛県八幡浜市北浜1-8-15
電話番号:0894-27-0348
アクセス:JR予讃線八幡浜駅から車で5分
写真:林 ぶんこ
地図を見る八幡浜港からは、宇和島運輸フェリーと九四オレンジフェリーが大分県の別府・臼杵港をつないでいます。
クリスマスオレンジで賑わう八幡浜の港からそのまま大分の別府にフェリーで渡り、温泉三昧の年末を過ごす、なんて旅はいかがですか?
八幡浜のみかんが美味しい理由は「空から降りそそぐ太陽の光」、「宇和海の海面に反射する光」、「みかん畑に積まれた石垣からの照り返し」の3つの太陽に照らされているからと言われています。
みかん栽培に最適な3つの太陽が降り注ぐ優れたテロワールが育てた、美味しい八幡浜のみかん。冬場に入ると収穫を迎え全国に向けて出荷されます。栽培地区の名前が付けられた「真穴みかん」や、ゼリーのような食感の「紅まどんな」などの高級みかんが12月はシーズンです。クリスマスにはケーキと一緒に、八幡浜産の聖なる果実「クリスマスオレンジ」でイブの夜をお祝いしてみませんか?
2017年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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