1日かけて福集め!見どころ満載「浅草七福神巡り」で新年の開運祈願

1日かけて福集め!見どころ満載「浅草七福神巡り」で新年の開運祈願

更新日:2018/01/04 11:46

さとちんのプロフィール写真 さとちん ご当地グルメライター、海鮮丼マニア、チェコ親善アンバサダー
七人の神様を巡ることで、七つの幸運を授かり、七つの災いから防いでくれる「七福神巡り」。所要時間は様々ですが、ほとんどが徒歩での移動となるため、お正月の運動不足解消にもなり、昨今、お正月行事として注目を集めています。

今回は都内にある20か所以上の「七福神巡り」の中から、歩く距離が長く、多くの観光スポットを巡る「浅草七福神巡り」を紹介します。

時間に余裕をもって出かけたい、人気の神社仏閣を巡る全長8kmのコース

時間に余裕をもって出かけたい、人気の神社仏閣を巡る全長8kmのコース

写真:さとちん

「浅草七福神めぐり」の中には、外国人観光客にも人気の「浅草寺」を始め、招き猫発祥の地と言われている「今戸神社」、酉の市発祥の「鷲神社」など、わざわざ出かけたい有名な神社仏閣が多く含まれています。

全長8kmほどで、休まずにまわると2時間ぐらいで終わりますが、電車での移動が難しい位置に七福神が点在し、途中、浅草や合羽橋を通るので、ついついまわりのお店にも目がいってしまいます。

また、お正月は御朱印をもらうのにも時間がかかるので、少なくとも4時間くらいかけて、余裕をもって参拝することをオススメします。夕方には御朱印の受付時間に間に合わず、途中で断念してしまう人の姿も…。

6時間ほどあれば、疲れたら休憩もできるし、お昼ご飯もゆったり楽しめるので、1日かけてまわるつもりで計画すると良いですよ。おいしいお店をリサーチしておきましょうね。

七福神めぐりなのに参拝するのは9人の神様

七福神めぐりなのに参拝するのは9人の神様

写真:さとちん

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「浅草七福神めぐり」でまわる神社仏閣は下記の通り。

浅草寺    大黒天  台東区浅草2-3-1
浅草神社   恵比須  台東区浅草2-3-1
矢先稲荷神社 福禄寿  台東区松ケ谷2-14-1
鷲神社    寿老人  台東区千束3-18-7
吉原神社   弁財天  台東区千束3-20-2
橋場不動院  布袋尊  台東区橋場2-14-19
石浜神社   寿老神  荒川区南千住3-28-58
今戸神社   福禄寿  台東区今戸1-5-22
待乳山聖天  毘沙門天 台東区浅草7-4-1

素老人(神)と福禄寿が2人ずついるでの9か所をまわることになります。七福神めぐりなのに9か所を回るのは、「九は数のきわみ、一は変じて七、七変じて九と為す。九は鳩でありあつまる意味をもち、また、天地の至数、易では陽を表す」という古事に基づいてのことだそうです。

写真は寿老神が祀られてる石浜神社。「浅草七福神めぐり」の中で唯一荒川区にある神社です。

心と体をデトックス!「待乳山聖天」は大根持参で

心と体をデトックス!「待乳山聖天」は大根持参で

写真:さとちん

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「浅草七福神めぐり」は特にまわる順番は決まっていません。好きなところからスタートしてよいのですが、やはり浅草からという人が多いようです。その場合、「浅草寺」や「浅草神社」から始めてしまいそうですが、出来たら最後にまわるようにしましょう。理由は後ほど紹介します。

最初にまわる場所としてオススメなのは、浅草寺から徒歩10分ほどの「待乳山聖天」。浅草寺の子院のひとつで、七福神の毘沙門天が祀られています。「待乳山聖天」は山号、院号は「本龍院」と言います。

標高10メートルほどの東京で一番低い山の上にあります。この山はかつて突然盛り上がってできた霊山で、そこへ金龍が舞い降りたという伝説があります。

心と体をデトックス!「待乳山聖天」は大根持参で

写真:さとちん

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こちらでは、なんと大根を奉納します。

公式ホームページによると「大根は人間の深い迷いの心、瞋(いかり)の毒を表すといわれており、大根を供えることによって 聖天さまがこの体の毒を洗い清めてくださいます」とのこと。

大根を奉納して、代わりに祈祷が済んだ大根をいただくことができるのですが、お昼前には祈祷済みの大根がなくなってしまうこともあるので、早めの参拝がオススメなのです。

<基本情報>
住所:東京都台東区浅草7丁目4−1
電話番号:03-3874-2030
アクセス:銀座線、浅草線、スカイツリー線「浅草駅」徒歩10分

心と体をデトックス!「待乳山聖天」は大根持参で

写真:さとちん

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「待乳山聖天」からは徒歩5分ほどで、招き猫発祥の地、沖田総司の終焉の地でもあると言われている「今戸神社」に到着します。こちらには福禄寿が祀られています。

「今戸神社」から10分ほど歩くと、写真の「橋場不動院」に到着します。布袋尊が祀られているお寺です。
「橋場不動院」から、荒川沿いに10分ほど歩くと、先に紹介した「石浜神社」に着きます。

「橋場不動院」と「石浜神社」は比較的スムーズに御朱印をいただくことができ、境内も落ち着いていて、ほっとひと息つける場所です。

今戸神社
<基本情報>
住所:東京都台東区今戸1丁目5−22
電話番号:03-3872-2703
アクセス:銀座線、浅草線、スカイツリー線「浅草駅」徒歩15分

橋場不動院
<基本情報>
住所:東京都台東区橋場2丁目14−19
電話番号:03-3872-5532
アクセス:銀座線、浅草線、スカイツリー線「浅草駅」徒歩25分

石浜神社
<基本情報>
住所:東京都荒川区南千住3丁目28−58
電話番号:03-3801-6425
アクセス:常磐線、日比谷線、つくばエクスプレス「南千住駅」徒歩15分

「浅草七福神巡り」最大の難所は観光スポットを楽しみながら移動しよう

「浅草七福神巡り」最大の難所は観光スポットを楽しみながら移動しよう

写真:さとちん

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「石原神社」から「吉原神社」までは、歩いて30分ほどとちょっと距離があります。でも、途中「吉原大門」や「見返り柳」など名所もあり、様々な小説の舞台となったかつての吉原遊郭を歩いて遊郭ゆかりのお寺に向かうのも、なかなか面白い体験となりそうです。

「吉原神社」は小さな神社ですが参拝の方が多く、御朱印をいただくまで少し時間がかかることがあります。のんびり待ちましょう。弁財天が祀られているのは、ここから1分ほど歩いた「吉原弁財天本宮」なので、こちらの参拝も忘れずに!

<基本情報>
住所:東京都台東区千束3丁目20−2
電話番号:03-3872-5966
アクセス:日比谷線「三ノ輪駅」「入谷駅」徒歩15分

「浅草七福神巡り」最大の難所は観光スポットを楽しみながら移動しよう

写真:さとちん

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「吉原神社」から6〜7分歩くと、大きな熊手が飾ってある酉の市発祥の「鷲神社」に到着します。こちらには寿老人が祀られています。
大きな木彫りのおかめのお面「なでおかめ」も是非撫でてきてください。

おでこをなでれば賢くなり
目をなでれば先見の明が効き
鼻をなでれば金運がつく
向かって右の頬をなでれば恋愛成就
左の頬をなでれば健康に
口をなでれば災いを防ぎ
顎(あご)から時計回りになでれば物事が丸く収まると云う
(公式ホームページから引用)

「なでおかめ」は携帯の待ち受け画面にも良いそうですよ。

<基本情報>
住所:東京都台東区千束3丁目18−7
電話番号:03-3876-1515
アクセス:日比谷線「入谷駅」徒歩7分

「浅草七福神巡り」最大の難所は観光スポットを楽しみながら移動しよう

写真:さとちん

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福禄寿が祀られている「矢先稲荷神社」は「鷲神社」から、また30分ほど歩きます。途中、合羽橋を通るのでウィンドウショッピングを楽しみながら歩きましょう。

そして、ここでは靴を脱いで拝殿の中に入ることを忘れずに!
天井一面に日本の代表的人物の乗馬姿の日本画が描かれています。見事な天井画ですが、あまり知られてないらしく、参拝だけで帰られる人が多いそうです。勿体ないですね。

<基本情報>
住所:東京都台東区松が谷2丁目14−1
電話番号:03-3844-0652
アクセス:銀座線「稲荷町駅」「田原町駅」徒歩7分

「浅草寺」は少し遅い時間がオススメ

「浅草寺」は少し遅い時間がオススメ

写真:さとちん

「矢先稲荷神社」で御朱印をいただき浅草に戻ってきたら、「浅草寺」と「浅草神社」を参拝して終了です。

この2ヶ所はかなり混雑していて、参拝を終えるだけでも15分以上かかるときもあります。更に御朱印を書いてもらうのに10分以上待つこともあるので、人混みが落ち着く夕方近くに参拝すると待ち時間が比較的少なく済みますよ。

浅草寺
<基本情報>
住所:東京都台東区浅草7丁目4−1
電話番号:03-3842-0181
アクセス:銀座線、浅草線、スカイツリー線「浅草駅」徒歩5分

浅草神社
<基本情報>
住所:東京都台東区浅草2丁目3−1
電話番号:03-3844-1575
アクセス:銀座線、浅草線、スカイツリー線「浅草駅」徒歩5分

初詣と一緒に福集め、さらに運動不足解消と良いことづくしの七福神巡り

ほとんどの「七福神巡り」が、お正月の松の内までとなっている中、「浅草七福神巡り」は通年まわることができる、数少ない「七福神巡り」です。
でも、せっかくなのでお正月にまわって、新年の開運祈願としませんか?
新春早々、歩いて運動することで、健康運もアップしそうです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/01/07 訪問

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