チョコレートの街トリノ 魅惑の名物ドリンク「ビチェリン」

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チョコレートの街トリノ 魅惑の名物ドリンク「ビチェリン」

チョコレートの街トリノ 魅惑の名物ドリンク「ビチェリン」

更新日:2017/12/11 20:24

Etsuko Ciaoのプロフィール写真 Etsuko Ciao 美食イタリア旅ライター

北イタリアトリノは、16世紀にサヴォイア公国の首都として栄えた街。日本では2006年トリノオリンピックの開催地、コンパクトカーFIATの本拠地で知られています。
実はその他に、チョコレートの街としても有名。起源はサヴォイア王家の王がトリノ王宮へチョコレートをもたらしたところから始まります。
トリノ名物のチョコレートドリンク「ビチェリン」は、媚薬のような美味しさからファン続出でおすすめです!

王宮からもたらされたチョコレート文化

王宮からもたらされたチョコレート文化

写真:Etsuko Ciao

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エレガントで優雅なトリノの街を散策していると、歴史ある老舗カフェやチョコレート店を多く見かけます。ショーウィンドーには、上品で味わい深いチョコレートの数々がずらりと並んでいます。ヘーゼルナッツペーストを配合したジャンドゥーヤは、特に有名。

チョコレートの街トリノの起源をたどると、15世紀初めにサヴォイア王家のエマヌエーレ・フィルベルト王が、スペインからトリノ王宮へチョコレートをもたらしたところから始まりました。

王宮からもたらされたチョコレート文化

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当初は、貴族階級だけで楽しまれていましたが、1678年にチョコレート販売が一般に許されたことをきっかけに、市民へ瞬く間に広がっていったのです。
現代においては毎年チョコレート祭りが開催され、多くのショップが出店しその賑わいをみせています。

人気は固形だけではありません。ドリンクとしてのチョコレートも大人気です。名物ドリンク「ビチェリン」は、飲むとちょっぴり体が温まり、甘さとほろ苦さ加減が絶妙で飲んだ人を魅了するのです。

名物「ビチェリン」は、ピエモンテ州の伝統的飲み物として認定

名物「ビチェリン」は、ピエモンテ州の伝統的飲み物として認定

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ビチェリンは、イタリア国内だけでなくフランス、ドイツ等の近隣国からもわざわざ飲みに訪れるほどの人気。
2001年には、ピエモンテ州の伝統的な飲み物として認定されています。イタリア語では、“bevanda tradizionale piemontese (ピエモンテ州の伝統的飲み物)”と表記。

「ビチェリン」という名前の由来は、ピエモンテ州の方言の「小さなグラス」からきています。透明なグラスに注がれ、ミルク、ホットチョコレート、エスプレッソの3層で構成。その3層のグラデーションを見ながら味の変化を楽しむことができます。

この甘い魅惑な飲み物は18世紀にはすでにあり、『三銃士』の作家アレクサンドル・デュマ・ベールがこのドリンクを絶賛していたことでも有名です。 

トリノ名物でありつつ、さらにピエモンテ州から認定を受けているのですから、観光で訪れた際にはぜひ飲んでいただきたい飲み物です。

250年以上続く人気の老舗、「カフェ・ビチェリン」で飲むビチェリン

250年以上続く人気の老舗、「カフェ・ビチェリン」で飲むビチェリン

写真:Etsuko Ciao

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ビチェリンは、トリノ市内にあるカフェで飲むことができますが、特におすすめしたいカフェは「Caffe Al Bicerin」(カフェ・アル・ビチェリン)です。

1763年にオープンして以来、250年以上続いている人気の老舗。ビチェリン発祥の店と言われ、ドリンクの名前もこのカフェから来ているという説もあるほど。まずは「Caffe Al Bicerin」で飲むことをおすすめいたします。

250年以上続く人気の老舗、「カフェ・ビチェリン」で飲むビチェリン

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「Caffe Al Bicerin」の店内は、観光客が多くフランス語、ドイツ語、スペイン語が聞こえてきます。そしてオーダーされる殆どがビチェリンなのです。イタリア国内だけにビチェリンの人気をとどめていません。

店内はあまり広くなく20席ほど。お客様が入りきらず、外に列をつくって並んでいますが、並んでもここで飲む価値は十分あります。

ビチェリンを美味しく飲むには、スプーンで混ぜないこと

ビチェリンを美味しく飲むには、スプーンで混ぜないこと

写真:Etsuko Ciao

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ビチェリンを美味しくいただくには、混ぜずにそのまま飲むこと。まずはミルクの優しい甘さ、次いでチョコレート、そして最後にほんのり苦みを感じるエスプレッソ。この3層の味の移り変わりを感じながらいただくのです。

「Caffe Al Bicerin」のビチェリンは、チョコレートの甘さとエスプレッソのわずかな苦みが絶妙に絡み合い、飲んだ後も甘ったるさを残しません。かき混ぜないで、そのまま飲むのがよいと言われることに納得。この甘美な味を求めて、世界中から来店するのがよくわかります。

イタリア初代首相カミッロ・カヴールのお気に入りの席に座る

イタリア初代首相カミッロ・カヴールのお気に入りの席に座る

写真:Etsuko Ciao

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あまり知られていませんが、「イタリア」が統一された際の最初の首都はトリノでした。
「Caffe Al Bicerin」は、イタリア初代首相のCamillo Cavour(カミッロ・カヴール)お気に入りのカフェだったことで知られています。当時、彼がよく座っていたのが、入り口からすぐ左側の角の席。現在は、彼のお気に入りだった席に彼のポスターが飾られているのですぐわかります。

イタリア初代首相と同じ場所に座り、同じようにビチェリンを飲んでみるのはいかがでしょう?懐かしさを感じるレトロな店内でゆっくりと寛ぎながら。

Caffe Al Bicerinの基本情報

住所:Piazza della Consolata 5, 10122 Turin, Italy
電話番号:+39 011 436 9325
営業時間:8:30〜19:30

2017年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。

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