アイドルグループの元の名「乃木坂」&「けやき坂」の名所とは?

アイドルグループの元の名「乃木坂」&「けやき坂」の名所とは?

更新日:2017/12/14 13:55

木村 優光のプロフィール写真 木村 優光 和風景写真家、夜景愛好家
都内の坂の名称が付いたアイドルグループとして、乃木坂46と欅坂46が存在しますが、それらの名称の元となった「乃木坂」と「けやき坂」は都内のどこだかご存知ですか?「乃木坂」は地下鉄千代田線の駅名にもなっていることから、耳にしたことがある方も多いでしょうが、「けやき坂」は聞きなれない名称。そんな2つの坂の近くにある観光名所を紹介します。ファンのみならずそうでない方も一度訪問してみよう!

乃木坂のメイン観光名所といえば「乃木神社」

乃木坂のメイン観光名所といえば「乃木神社」

写真:木村 優光

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地下鉄千代田線の乃木坂駅1番出口を上がると目の前に突然現れる巨大な鳥居。これこそが乃木坂を代表する「乃木神社」で、歴史は浅く、大正12年に正式に「乃木神社」として認定されました。緑深い境内は都心とは思えない静けさが漂い、ふと時間を忘れるほど。

乃木坂のメイン観光名所といえば「乃木神社」

写真:木村 優光

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拝殿は鳥居から1分弱歩いたところにあり、堂々とした佇まいが神々しい雰囲気を漂わせています。この「乃木神社」ですが、元は明治天皇を非常に強く慕っていた陸軍大将乃木希典を祀るために創建されたもの。太平洋戦争の東京大空襲で消失しましたが、現在は見事に復元されています。

なお、昨今は恒例で乃木坂46のメンバーがCDヒット祈願や成人式を挙げるために、艶やかな振袖姿で「乃木神社」を訪問しています。彼女たちの美しい姿を拝見しに訪問してみても良いのではないでしょうか。

乃木坂のメイン観光名所といえば「乃木神社」

写真:木村 優光

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「乃木神社」の西側敷地内は乃木公園となっています。元は、明治天皇崩御の大葬当日に殉死した陸軍大将乃木希典の邸宅跡で、現在でも乃木邸としてレトロな佇まいで残されています。通常は内部へは入ることができませんが、乃木夫妻命日の9月12日と13日に内部が公開されます。しかし、建屋周りに内部を観賞できる通路が設けられているため、普段でも内部の様子を見ることができます。

中には乃木夫妻自刃の部屋も当時の状態で残されており、少々生々しさが漂いますが、一つの歴史として見ておく必要があるでしょう。当時の状況をそのまま残しているため、明治時代と大正時代の境目にタイムスリップしたかのような体験を味わうことができます。

<乃木神社の基本情報>
住所:東京都港区赤坂8-11-27
電話番号:03-3478-3001
アクセス:地下鉄乃木坂駅より徒歩すぐ

六本木ヒルズを上から下まで一望!「南青山陸橋」

地下鉄千代田線の乃木坂駅5番出口の真上、都道413号線が都道319号線を跨ぐ「南青山陸橋」は、車道がシェルター状のトンネルで覆われ、歩道は開放感抜群な高台を通ります。その関係で、歩道からは真南に見える六本木ヒルズの建物を下から上まで綺麗に眺めることができるベストビューポイント!

六本木ヒルズを上から下まで一望!「南青山陸橋」

写真:木村 優光

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六本木ヒルズを上から下まで一望!「南青山陸橋」

提供元:東京発フリー写真素材集

http://www.shihei.com/tokyo_001.html

乃木坂は丘陵地形で坂が多く、都道413号線の乃木神社前から青山霊園の手前までは乃木坂トンネルと呼ばれる地下区間。といっても、青山霊園手前の「南青山陸橋」付近はトンネルというよりもシェルター状で、両側を上で紹介した歩道陸橋で構成されています。この乃木坂トンネルは1997年に開通し、乃木坂周辺の渋滞緩和に一役を買っています。

六本木ヒルズを上から下まで一望!「南青山陸橋」

写真:木村 優光

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「南青山陸橋」の南側には国立新美術館があり、ガラス張りの特徴的な建物は美術館らしい美しいフォルムとなっています。「南青山陸橋」からは全貌を見ることはできませんが、下を通る都道319号線までアクセスすれば見ることができますよ。

<国立新美術館の基本情報>
住所:東京都港区六本木7-22-2
電話番号:03-5777-8600
アクセス:地下鉄乃木坂駅より徒歩約2分

「東京ミッドタウン」の北側に位置する「檜町公園」

乃木坂で忘れてはいけない巨大な商業複合施設「東京ミッドタウン」。地下鉄大江戸線の出口が目の前にあることから、六本木駅が最寄りのように感じますが、実際は乃木坂駅と六本木駅のちょうど中間地点。六本木駅からのアクセスは人ごみを掻き分けなければいけませんので、人ごみを避けてアクセスしたいのであれば乃木坂駅からをオススメします。

「東京ミッドタウン」の北側に位置する「檜町公園」

提供元:東京発フリー写真素材集

http://www.shihei.com/tokyo_001.html

「東京ミッドタウン」の北側は「檜町公園」となっていて、大都会にもかかわらず緑豊かなエリアはオアシス的存在!「檜町公園」といえば、クリスマスイルミネーションで有名なスターライトガーデンが挙げられますが、園内をさらに東側にアクセスすると、雰囲気は一変!

そこは、長州藩主毛利家が下屋敷として使用したエリアで、現在は庭園として綺麗に整備されています。池泉式回遊庭園ですので、大都会にいながら和の雰囲気を味わうことができる貴重な庭園!ベンチも多数設置されていますので、大都会の混雑に疲れたら訪問するのも良いですよ。

「東京ミッドタウン」の北側に位置する「檜町公園」

写真:木村 優光

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「東京ミッドタウン」の北側に位置する「檜町公園」

写真:木村 優光

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庭園内は晩秋の季節になると紅葉がとても美しく、部分的に真っ赤に染まる様子は見ごたえあり!それ以外の季節でも水の音が心地よく聞けるオアシス空間!庭園の西側は遊具器具がたくさん置かれた広場となっているため、小さな子供にとっては最高の遊び場になっています。

<檜町公園の基本情報>
住所:東京都港区赤坂9-7-9
電話番号:03-5413-7015
アクセス:地下鉄六本木駅または乃木坂駅より徒歩約10分

六本木ヒルズの中を突っ切るストリート!「けやき坂」

六本木ヒルズの中を突っ切るストリート!「けやき坂」

写真:木村 優光

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「けやき坂」は六本木ヒルズの敷地南側を通る道路で、その名の通り坂道沿いにはケヤキ並木が続いています。全長400mほどですが、景観が美しいことで六本木を代表する観光名所!クリスマス時期はケヤキ並木にイルミネーションが施され、非常に美しい街並みへと変貌します。

写真は麻布十番側から見た「けやき坂」で、こちら側から「けやき坂」に入ると最後まで上り坂が続きます。といっても緩やかな上り坂でなおかつ、両側にはブランドショップが軒を連ねるため、気がついたら坂の頂上に到達していたりすることも!ちなみに、中間あたりからは六本木ヒルズの森ビル側へアクセスすることもできます。

六本木ヒルズの中を突っ切るストリート!「けやき坂」

写真:木村 優光

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「けやき坂」を俯瞰できるポイントとして、六本木ヒルズ内を結ぶ「天橋」はオススメ!「けやき坂」を見下ろせるだけでなく、はるか先に立つ東京タワーも一緒に見ることができます。イルミネーションが施された時期に「けやき坂」を見下ろすとまさに絶景!

六本木ヒルズの中を突っ切るストリート!「けやき坂」

写真:木村 優光

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六本木ヒルズの代名詞とも言える森タワーは「けやき坂」のすぐ隣に立っているため、「けやき坂」からも存在感抜群! ショッピングや食事など楽しめますが、森タワーの東側にある毛利庭園も和を感じることができるためオススメです。写真は毛利庭園から見上げた森ビルですが、間近で見ると顔を45°上に向けないと全体を見ることができないくらい、高い高層ビルです。

<けやき坂の基本情報>
住所:東京都港区麻布十番1丁目周辺
アクセス:地下鉄六本木駅または麻布十番駅より徒歩約10分

麻布十番まで歩いて麻布ラーメンを食してみよう

麻布十番まで歩いて麻布ラーメンを食してみよう

写真:木村 優光

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「乃木坂」から六本木経由で「けやき坂」の観光名所を紹介しましたが、さらに東へ足を伸ばして麻布十番方面へのアクセスも良いでしょう。けやき坂から麻布十番までは徒歩にして10分ほど。麻布十番もおしゃれな街ですのでショッピングには欠かせません。

そして麻布といえば麻布ラーメン!本店は南麻布にありますが、麻布十番にも支店があるため本店と同じ味が楽しめるということ。新一の橋交差点の西側に黄色い看板が目印の小さな店構えが麻布十番店です。人気店らしく常にお客さんが入っています。

麻布ラーメンのしょうゆ味は豚骨スープが特徴的で、見た目は横浜家系に似てはいるものの、意外とあっさり。具はチャーシューとメンマのみで出されて、ねぎは好きなだけ入れることができます。この界隈のみでしか食べられない麻布ラーメンを、食しに行ってみてはいかがでしょうか。

<麻布ラーメンの基本情報>
住所:東京都港区麻布十番1-2-9 新一の橋ハイツ1F
電話番号:03-5573-5905
アクセス:地下鉄麻布十番駅より徒歩すぐ

「乃木坂」と「けやき坂」の名所まとめ

「乃木坂」と「けやき坂」周辺の名所を紹介しましたが、両者ともに六本木に近い立地。そのため大小問わず観光名所を挙げてみると、数え切れないほどたくさん点在しています。その中でも特にメジャーな名所を紹介しましたが、おおよそどの辺りか、イメージは付きましたでしょうか?時折、メンバーが訪問することもあるので、乃木坂46、欅坂46のファンの方は覚えておくことをオススメします。

なお、乃木坂から南側の六本木や麻布周辺は、メインストリートから1本外れると高級住宅や大使館が目立ちます。ショッピングの合間などにフラッと立ち寄って周辺観光も良いかもしれませんね。ただし、中にはカメラを向けることが禁止されている住宅や大使館がありますので、撮影においては十分に注意したいところ。

※2017年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/11/25 訪問

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