「明治百年記念展望塔」へのアクセスは車が一番便利ですが、JR内房線青堀駅からも富津公園行のバスがありますので、車を持っていなくても訪問することは可能です。ただし、日没以降もしっかりと眺めを見たいのであれば、車での訪問が最適!
まだ太陽が昇っている時間帯に「明治百年記念展望塔」を訪問して、全貌をしっかり見ておくと良いでしょう。真正面から見るとフロアが多層に分かれた構造で、その姿はまさに五葉松!非常にフォロジェニックな構造で、それだけを写真に収めただけでも話題性は尽きません。
「明治百年記念展望塔」はその名の通り、明治元年から数えて100年目にあたる1971年に建設されました。なお、展望塔がある富津岬は、マップでもわかるように北側を流れる小糸川によって運ばれた土砂が堆積してできた細長い洲で、「明治百年記念展望塔」を含めた富津公園は、旧陸軍軍用地を千葉県が整備して昭和41年(1966年)に開設されました。つまり、富津公園が開設された5年後に「明治百年記念展望塔」が建設されたことになります。
写真:木村 優光
地図を見る太陽が西の空に傾き始めたら、早速展望塔へアクセスしてみましょう。各階層からもそれなりに美しい眺めを見ることはできますが、やはりここは最上階へアクセスしたいところ。しかし外観とは裏腹で、最上階へアクセスするには結構な労力が必要です。筋肉痛にならないように少し準備体操を行ってから上ると良いかも?!
千葉県は美しいサンセットを見ることができるスポットが非常に多いですが、ここもそのうちのひとつ!対岸の三浦半島へ徐々に落ちていく太陽は、まるで1日が平和に終わったかのようで、見ていてホッと一息つきたくなりますよね。駐車場で購入したホットコーヒーを片手にサンセットシーンを見るもよし!
写真:木村 優光
地図を見る太陽が徐々に落ちていくごとに、東京湾の輝きが増していく様子も見逃してはいけません。小波でキラキラと揺れ動く海面、本当にロマンチックな瞬間です。しばらく見続けていたいですが、太陽が沈むのもあと数分・・・。サンセットの瞬間もしっかり見届けるようにしましょう。
なお、展望塔の外観からもわかるとおり、海風が吹き曝し状態ですので、空気が澄んで見える秋以降は温かい格好で上がるようにしましょう。上へ行けば行くほど、海風が強く体感温度は下がりますよ。
「明治百年記念展望塔」周辺は自身より高い建造物が一切ないため、一番高いところにいると開放感が半端ありません。そのため、日没後にトワイライトシャワーが降り注ぐ時刻になると、全身で浴びているかのよう!
そして、目の前に広がる東京湾とカラーグラデーションが美しすぎる空!階段を目の前にして眺めていると、日常の嫌なことが払拭されそうでとても気持ちよい気分になります。もし自分の背中に羽根が生えていたなら、目の前に広がる絶景の中へ飛び立ちたくなるはず!
なお、「明治百年記念展望塔」は関東の富士見百景に認定されているため、空気が澄んだ日ですと東京湾越しに富士山が見えることも!見える時間帯は限られていますが、午前中もしくは日没後の空気が澄んだ日がオススメ!
写真:木村 優光
地図を見る東京湾を真正面にして右側に視線をずらすと、都内から千葉県までの海岸線が綺麗に見ることができます。こう見ると、都心方面には高層ビルが非常に多く、千葉県内に入るとその数は減っていくことがわかります。
手前の真下には富津岬の駐車場があり、日没後にもかかわらず多くの車の出入りがあります。このような車の出入りを写真にすると、車の流れるテールランプが夜景の中にアクセントを加える一筋の矢のように見え、面白い1枚を撮ることができます。
写真:木村 優光
地図を見る東京湾の開放的なサンセットから夜景までの時間を楽しんだあとは、下に降りて、再度、展望塔の全貌を見てみましょう。展望塔には外灯は一切ないため、足元に気をつけながらゆっくりと降りるようにしましょう。
展望塔から少し離れた場所で、東京湾を背景に展望塔を見てみると?!今まで上っていた展望塔がまるで要塞のようなシルエットとなり浮かび上がります。外灯が一切ないため無機質さはなお一層醸し出していて、まさに岬の先端に立つ要塞!トワイライトカラーの背景も盛り立ててくれます。
これこそがフォトジェニックでなおかつインスタ映え間違いなし!絞りをアンダー気味に設定すれば、写真のように撮ることも可能!できれば三脚持参でじっくりと撮影してみましょう。
写真:木村 優光
地図を見る住所:千葉県富津市富津2280
アクセス:JR内房線青堀駅下車富津公園行バス終点下車徒歩約20分
2017年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
木村 優光
神奈川県横浜市出身。工学系の大学入学で大阪へ転居。以降、大阪在住歴10年の間、関西の地形を独自で学ぶ。横浜へ戻り、関東と関西の文化の違いに注目する。特に両者の文化の違いを写真で表現しようと試みている最…
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