ホテル全体が美術館!世界遺産の街・マラッカ「5 Heeren Hotel」

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ホテル全体が美術館!世界遺産の街・マラッカ「5 Heeren Hotel」

ホテル全体が美術館!世界遺産の街・マラッカ「5 Heeren Hotel」

更新日:2017/12/15 19:04

上杉 華子のプロフィール写真 上杉 華子 フリーライター、歴史建築・美術ナビゲーター、歴史・神話研究家

マレーシアの世界遺産都市・マラッカの観光の中心地から徒歩1,2分という好立地に佇む、5 Heeren Hotelをご存じですか?このホテルは、ババ・ニョニャの美術品が所狭しと惜しげもなく飾られ、部屋毎に異なる内装を持ちつつも、ゲストに対する細やかな配慮が溢れる素敵なプチホテルです。今回はそんな魅力溢れる5 Heeren Hotelをご紹介します。

ババ・ニョニャ文化を体感できるホテル

ババ・ニョニャ文化を体感できるホテル

提供元:5 Heeren Hotel

https://www.5heeren.com/

マレーシアの世界遺産都市・マラッカの観光名所、オランダ広場やジョンカー・ストリートからわずか1、2分という好立地にある5 Heeren Hotelは、ババ・ニョニャ文化を宿泊しながら体感できるホテルとして人気があります。

マレーシアでは、15〜16世紀頃に大陸から来た中国人男性と、マレー人女性が結婚して生まれた子孫の男性をババ(Baba)、女性をニョニャ(Nyonya)と呼んでいます。ババ・ニョニャ達が育んだマレーシア独特の混合文化のことをババ・ニョニャ文化といい、現在も芸術や建築、料理など多岐にわたり、脈々と継承されています。

それでは、ホテルの話に戻りましょう。ホテルの全10室は、それぞれ異なる芸術的な調度品やコンセプトで彩られています。写真はなんとホテルのエントランス!入口からまるで美術館のようです。

ババ・ニョニャ文化を体感できるホテル

提供元:5 Heeren Hotel

https://www.5heeren.com/

5 Heeren Hotelは、本来ホテルではなく、ババ・ニョニャ文化や伝統を守りたいオーナーが、趣味で集めた美術品を展示する美術館として誕生する予定でした。しかしすでにマラッカには美術館があり、美術館建設は断念されました。

その後7年半の歳月をかけ、2016年に宿泊者の誰もがくつろぎながら、美術品の数々を心ゆくまで楽しめるホテルが完成しました。ババ・ニョニャ文化は、ホテルの外観からも感じられる仕掛けになっています。写真のように、正面は中国風。

ババ・ニョニャ文化を体感できるホテル

写真:上杉 華子

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そして、裏側はイギリス・ビクトリア調になっています。ちなみに外観の美しい装飾は全てハンドメイド。ホテルの外観も、まさに美術品ですね。

まるで美術館のような調度品の数々

まるで美術館のような調度品の数々

提供元:5 Heeren Hotel

https://www.5heeren.com/

それでは、ホテルの調度品についてご紹介しましょう。ホテル内には、まるで美術館のように様々なアンティークの調度品が上品にディスプレイされています。螺鈿で装飾されている机や椅子、食器棚はまるでレース編みのように見事な装飾が施されています。そしてアンティークの照明や豪華な大鏡などは、全てペアになっています。食器棚の中には、細かな装飾の施された年代物の壺や食器、ベネチアングラスなどが飾られ、見ていると時が経つのを忘れてしまいそうです。

まるで美術館のような調度品の数々

提供元:5 Heeren Hotel

https://www.5heeren.com/

こちらの黄金の額縁に入ったドラゴンは、なんと全て細かな刺繍で描かれています。そしてドラゴンを取り囲むように、マレーシアの誇る高級プラナカン食器が整然と飾られています。これだけでも相当な値打ちがあるアンティークですが、細かな装飾の施された黒檀のテーブル、そのテーブルに配置された金のドラゴンの置物やベネチアングラス、その横の螺鈿の椅子なども見逃せません。

まるで美術館のような調度品の数々

写真:上杉 華子

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こちらは先ほどの調度品の反対側に配置された螺鈿の大きな椅子です。これと同じものが美術館にもありますが、当然触ることさえできません。しかし、このホテルではなんと宿泊客が自由に座り、くつろぐことができるのです!

ご紹介した美術品はホテル内のほんの一部分であり、なんとアンティーク美術品は更に増え続けているそうです!今度はぜひご自分の目で、この素晴らしい美術品の数々を堪能してみてくださいね。

部屋毎に異なる美しき内装

部屋毎に異なる美しき内装

写真:上杉 華子

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ホテルには10室の異なる内装の部屋があり、全室冷蔵庫・LEDテレビ・ドライヤー・紅茶/コーヒーメーカーが備えられています。もちろんシャワーとトイレ、そして歯ブラシやシャンプーなどのアメニティも充実し、無料Wi-Fiも利用できます。清潔で美しい室内には、アンティークなスタンドや家具がセンスよく配置され、とても居心地のよい空間になっています。

それでは、その中から3つの部屋をご紹介しましょう。まずは、イギリススタイルの部屋「Imperial」。4柱式のベッドとレースの天蓋があり、天蓋の中央には花が装飾され、とてもロマンティックな作りになっています。

部屋毎に異なる美しき内装

写真:上杉 華子

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次は「Opium Pearl」という部屋です。ベッドには美しい螺鈿細工や細かな装飾が施され、ベッド自体が美術品でもあります。旅行者が美術館に展示されているようなベッドで眠ることができるなんて、日本では考えられませんね。

部屋毎に異なる美しき内装

写真:上杉 華子

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最後は「The Grand Heeren Suite」という部屋です。ババ・ニョニャ文化の誇るブライダル家具セットを備えた、ホテルで一番豪華な部屋となっています。室内には写真のような美術館の展示品と同じような豪華なベッドとキングサイズの洋風ベッドの2種類があり、広々とした室内には最大4人まで宿泊可能です。部屋にはババ・ニョニャの結婚式で使用する金の髪飾りや高価な美術品が上品にディスプレイされており、優雅な気分に浸ることができます。

他にもそれぞれ違った魅力を持つ部屋がありますので、ぜひ気に入った部屋を予約して、素敵な時間を過ごしてみて下さいね。

美味しい朝食は、吹き抜けの心地よい中庭で

美味しい朝食は、吹き抜けの心地よい中庭で

提供元:5 Heeren Hotel

https://www.5heeren.com/

それでは、朝食会場へご案内しましょう。1階にある朝食会場は、アンティークの調度品が上品に飾られた、吹き抜けのある中庭になっています。中庭の天井はガラスで覆われており、雨の日も安心して過ごすことができます。

ババ・ニョニャ文化では、本来中庭の天井は覆われておらず、雨水が室内に入ってくることはお金が入ってくることと同じと解釈し、とても縁起が良いものとされていました。そんな中庭での朝食は、金運もアップしそうですね。

美味しい朝食は、吹き抜けの心地よい中庭で

写真:上杉 華子

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このホテルでの朝食は、伝統的なマレーシア料理となっており、連泊しても翌日は違う料理を楽しむことができます。写真の料理は、ご飯をココナツミルクで炊いたご飯「ナシレマ」、小麦粉生地の中にカレー味のジャガイモや鶏肉、玉ねぎをスパイスで炒め、油で揚げた「カレーパフ」、ココナッツ煮のもち米を花の色素で青く色づけし、ココナッツスライスが入った「ルンパ・ウダン」、日本でも「ひなまつり」で見かける甘い菱餅です。

美味しい朝食は、吹き抜けの心地よい中庭で

写真:上杉 華子

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翌日の料理は、下からチキンライスボールとゆで鶏のベトナムチリソース添え、ピーナツ入りココナツミルク煮のもち米入りちまき、甘くカスタードのようなイエローポテトと、甘みのある塩味の二重奏が楽しめる「スリムク」、ゆで卵、ちまき、です。豪華な空間で頂く美味しい伝統料理は、朝からテンションが上がります。

丁寧で明るいスタッフが、コーヒーを運んでくれながら丁寧に料理の説明をしてくれますので、より一層朝食を楽しめますよ。

マラッカ川も一望!

マラッカ川も一望!

写真:上杉 華子

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それでは最後に、ホテルからの眺めもご紹介しましょう。ホテルはマラッカ川のほとりに位置しており、ベランダからはこのような美しい光景を楽しむことができます。この川を渡ると、オランダ広場へ行けますし、観光客に人気のマラッカ川クルーズ発着所もすぐそばです。

5 Heeren Hotelで異国情緒溢れる優雅なひと時を

世界遺産・マラッカの5 Heeren Hotelは、マラッカの宝と呼んでも過言ではない様々な美術品を思う存分堪能できます。美味しいマレーシア伝統料理と美しい室内、親切なスタッフの細やかな心遣いを感じながら、5 Heeren Hotelでマレーシアでの素敵な休日を楽しんでみてはいかがでしょう。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/10/11−2017/10/13 訪問

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