本格的な雪山入門なら日本百名山の10%が見える!展望の唐松岳

本格的な雪山入門なら日本百名山の10%が見える!展望の唐松岳

更新日:2017/12/09 17:54

SHIZUKOのプロフィール写真 SHIZUKO 舞台演出者
初夏から秋の短い夏山シーズンは、多くの観光客で賑わう八方尾根自然研究路。木道をめぐるトレッキングコースとして整備されていますが、雪が降るとすべては雪の下。冬には、ただ真っ白い静寂の雪原が広がっています。アイゼンが雪に刺さる快い音を聞きながら、ゆっくりと登ると、やがて右手に広がる白馬三山の美しい姿。前方には北アルプスの難所として知られる不帰ノ嶮の稜線が。あまりの美しさに疲れを忘れる雪の唐松岳です。
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ゴンドラ・リフトで1800メートルへ

ゴンドラ・リフトで1800メートルへ

写真:SHIZUKO

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唐松岳が雪山入門コースとして、推奨される1番の理由は、ゴンドラリフト・アダムからアルペンクワッドリフト、その先のグラートクワッドリフトを乗り継ぐと、およそ30分で標高1830メートルの八方池山荘に到着することが出来るからです。八方尾根スキー場は、1998年の長野オリンピックの際、アルペン競技の会場となったスキー場です。唐松岳より、スキー場の方が、もしかしたら有名かもしれません。

ゴンドラ・リフトで1800メートルへ

写真:SHIZUKO

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2番目の理由は、八方池山荘に泊まって、翌朝から登ると、体力に自信のない人も比較的安全に雪山登山に挑戦出来るから。八方池山荘はお風呂もあるので、山小屋に不安を感じる人も安心。食事もとっても美味しいので、登らないけど、雪山の雰囲気を楽しみたい人も楽しめます。

そして、何よりもその眺望の豊かさ。日本100名山の内の11の山を見ることが出来るという絶好の位置にあるのが唐松岳なのです。

八方池山荘〜温泉のある山小屋

八方池山荘〜温泉のある山小屋

写真:SHIZUKO

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後立山連峰の東側に伸びる八方尾根は、読んで字のごとく、唐松岳から八方に広がる尾根であることから名づけられました。スキーを楽しむ人は、リフトを降りると下へ向かいますが、雪山を楽しむためには上へ上へと登っていかなくてはなりません。リフトの最終駅は八方池山荘。赤い三角屋根の素敵な山荘です。冬のことですから、リフトに乗っている間はとっても寒い。油断せずに一枚上着を羽織って乗ってください。

八方池山荘〜温泉のある山小屋

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リフトを降りたら、荷物を置いて、アイゼンを装着して、翌日に備えての雪山トレーニングをしておきましょう。いきなりの本番では、いろいろ焦ることもあるはず。前日の準備が当日の余裕を生みます。時間があれば、少し登りながらの散策をお楽しみください。

八方池山荘〜温泉のある山小屋

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陽が傾き始めたら、暖かな山小屋の中に。冷え切った身体は、温かいお風呂に入って緩めましょう。夕食は、その日の宿泊人数にもよりますが、好きなものを好きなだけ食べられるハーフバイキングです。品数は多くないけど、楽しいし嬉しい。一人鍋は、寒い時期には最高のご馳走です。

お腹がいっぱいになったら、明日への装備をチェックして、早めに就寝。


<基本情報>
住所:長野県北安曇郡白馬村北城4487−1
電話番号:0261ー72ー2855
アクセス:JR大糸線白馬駅からアルピコ交通バスで白馬八方バス停で下車、約5分。八方駅から八方池山荘まで、ゴンドラリフトアダム・アルペンクワッドリフト・グラートクラッドリフトを乗り継ぐ。

美しい白馬三山を眺めながら

美しい白馬三山を眺めながら

写真:SHIZUKO

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翌朝、日の出前には防寒対策をして外へ。運が良ければ、雪原をオレンジに染め上げるご来光を堪能できます。そのあとは、お替り自由の朝食をいただいて、いざ出発。

小屋から上は、いきなりの尾根。遮るもののない尾根歩きは、風が強い日も多いけれど、眺望は絶品。およそ30分で第2ケルンに到着。振り向けば、さっき出発した山小屋の赤い屋根と、リフトの駅。慣れない雪山の冷たい空気は、きっと息苦しく感じることも多いでしょうが、ゆっくり一歩ずつ足を動かせば、人間って意外に高いところまで登れるんだ!と、少し自信がつくことでしょう。唐松岳の頂上までのコースタイムはおよそ4時間。焦らずに進みましょう。

美しい白馬三山を眺めながら

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ここまで登れば、右手に白馬三山の秀麗な姿が。左から白馬鑓ケ岳、杓子岳、白馬岳。大人気の白馬三山です。ここからしばらくは、ずっと見ることが出来ます。本当に美しい山々です。

美しい白馬三山を眺めながら

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出発から1時間で、グリーンシーズンなら軽装の観光客でにぎわう八方池のほとり、第3ケルンに到着。八方池は雪の下。どこにあるのか全く見当がつかないはず。晴れた日の一面の雪原は、ただただ美しい。

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大迫力の不帰ノ嶮と五竜岳にドキドキ

大迫力の不帰ノ嶮と五竜岳にドキドキ

写真:SHIZUKO

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第3ケルンで少し長めの休憩。汗はかかなくても、しっかりと水分補給をしておきます。温かな昆布茶は、塩分も補給でき、お勧め。雄大な雪景色の中で飲む幸せ。行く手には、難所で有名な不帰ノ嶮(かえらずのけん)の鋭い稜線が見え始めます。正面の美しくも長いV字の谷が、不帰キレット。

大迫力の不帰ノ嶮と五竜岳にドキドキ

写真:SHIZUKO

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左手には、五竜岳の堂々たる姿。圧倒的な雪山に囲まれて、丸山へ向けて急登を進んでいきましょう。扇ノ雪渓の広い尾根では風が強く吹くことがあるので充分注意してください。

大迫力の不帰ノ嶮と五竜岳にドキドキ

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絶景の丸山ケルンまでくれば、もう一頑張り。少し前までは遠くに見えた不帰嶮が大迫力で迫ってくるあたり、その左手に唐松岳の山頂も見え始めます。

劔岳と立山連峰に感動の対面

劔岳と立山連峰に感動の対面

写真:SHIZUKO

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あと少しとわかっていても、へこたれそうになる最後の急登。ここを登り切れば、その向こうに岩と雪の殿堂・剱岳の厳然とした姿が待ってくれています。それを励みにもう一頑張りです。登り切った人だけが見ることのできる感動的な雪の剱岳から立山連峰の山々。思わずやったーと、声も出ることでしょう。

劔岳と立山連峰に感動の対面

写真:SHIZUKO

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左手には唐松岳頂上山荘が雪に埋もれています。達成感に満たされる瞬間ですが、山頂はここからおよそ20分。稜線を辿って、2695メートルの唐松岳山頂を極めて下さい。

劔岳と立山連峰に感動の対面

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帰りは、登っている時よりも急坂だなと感じることでしょう。遮るものが一切ない雪の尾根下りは、快適だけど、高度感がありますから、ゆっくりと下って、無事に下山してください。

すこし雪山に慣れたら、チャレンジ!

唐松岳は、晴天で風がない日なら、目的地が見えているので道迷いの心配もなく、頑張れば登れそうに思えてしまう山です。でも、それは誤解。そんな条件のいい日は、そうそうないと心得ておきたいもの。いったん天候が崩れると、ホワイトアウトし、道が見えなくなり、最悪は遭難。なので、自分の力を過信せず、まずはガイドさんと一緒に登って下さい。雪山入門の山だからこそ、雪山初心者が登るのですから、無理は厳禁です。充分なトレーニングと経験を積んだ後に、再び、自分一人でチャレンジするという、初心忘するべからずを確認させてくれる山のように思えます。

北アルプス大展望の唐松岳。晴天の冬の日に登れると、一生の思い出。雪山登山にはまってしまう経験になることでしょう。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/04/11−2016/04/12 訪問

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