写真:東郷 カオル
地図を見る安井金比羅宮は、京都東山にある縁切り・縁結びにご利益がある神社です。御祭神は崇徳天皇、大物主神、源頼政公。崇徳天皇は、讃岐の金刀比羅宮で一切の欲を断ち切って参籠されたことから、ここ安井金比羅宮も古くから“断ち物”の祈願所として信仰を集めています。
八坂神社や建仁寺、清水寺にも近く、電車やバスのアクセスも良いので、お参りしやすい立地にあります。
写真:東郷 カオル
地図を見る参拝口は3か所。バスなら先ほどの写真の鳥居からのお参りが便利ですが、祇園から町歩きを楽しみながらの方はこちらの写真の奥に映っている鳥居からが便利。こちらからお参りすると、ご本殿、縁切り縁結び碑と、スムーズに参拝できます。
縁切り神社としてあまりにも有名ですが、それと同時に縁結びの神社でもありますので、どなたでも安心してご参拝ください。
写真:東郷 カオル
地図を見る参拝口によっては先に縁切り縁結び碑にたどり着きますが、そのような場合でもまずはご本殿にご参拝ください。
御祭神の崇徳天皇は、戦乱によって寵妃の阿波内侍とお別れにならざるを得ませんでした。今は、人々が御自身のような悲しい境遇にあわないように、幸せな男女の縁を妨げる全ての悪縁を絶切って下さいます。人の縁切り・縁結びだけではなく、お酒や煙草、ギャンブル、病気など、全ての悪縁を切ってくださいますので、女性だけではなく、年齢性別を問わず参拝者が訪れます。
ご本殿の東側(境内北側)には久志塚(櫛塚)があります。毎年9月の第4月曜日には、使い古した櫛やかんざしに感謝を込めて供養するお祭り「櫛まつり」が執り行われます。
この日の時代風俗行列では、古墳時代から現代の舞妓の髪型までがご覧になれます。全て地髪で結い上げられた日本髪の美しさと結髪の技術は素晴らしく、特に女性は必見です。
写真:東郷 カオル
地図を見るご本殿で参拝を済ませたらいよいよ縁切り・縁結び祈願です。びっしりと貼られた形代(かたしろ)で見えませんが、この碑は中央に亀裂があり、その亀裂を通して神様の力が円形の穴に注がれています。
高さ1.5メートル、幅3メートルの絵馬のような形をした巨石なのですがそれ以上に大きく見えるのは、参拝者の祈願、貼られている形代の厚みなのです。
ここで大切なのが御祈願の作法。先ほども述べましたが、先に縁切り縁結び碑を見つけてもまずはご本殿に参拝しましょう。あとは以下の順序で御祈願します。
1.碑の左側に台がありますので、こちらで形代(身代わりの御札)をいただきます。社務所でいただく必要はなく、お賽銭箱にお志を納めていただくシステムですので、24時間参拝可能です。
2.形代に自由に願い事を書きます。
3.形代を手に、願い事を念じながら碑の表から裏へくぐります。
4.同じく形代を持って願い事を念じながら碑の裏から表へくぐります。
5.形代を碑に貼ります。ノリも用意されています。
また、安井金比羅宮によると、ネット上には形代の書き方について様々な決まりごとのようなことが掲載されておりますが、一切決まりはなく、名前も書いても書かなくても構いませんし、一枚の形代にいくつ願い事を書いても差し支えないとのこと。
どのような願い事の方も(縁切りの祈願だけの方も、縁結びを祈願されている方も)、表から裏、裏から表と往復でくぐっていただきます。
写真:東郷 カオル
地図を見る縁切り縁結び碑には多くの方が形代を貼り付けられますので、貼り続けられた形代が、近年では年に1、2度崩れ落ちることがあります。形代が穴をふさいでしまいますので、その際に崩れた部分を取り除き、お祓いの後にお焚き上げをされています。
縁切り縁結び碑のお祓いは、毎朝の日供祭(にっくさい)でも執り行われています。
安井金比羅宮では遠方にお住まいで参拝が困難な方々のために、「悪縁切御守」と「えんむすび御守」に限り郵送での授与もされています。ご祈祷も郵送で申し込みが可能ですので、「京都まで出向けない…」とお悩みの方は利用されてみてはいかがでしょうか。
住所:京都府京都市東山区東大路松原上ル下弁天町70
電話番号:075-561-5127
アクセス:京阪本線「祇園四条」駅から徒歩10分、阪急京都線「河原町」駅から徒歩15分
2017年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/19更新)
- 広告 -