写真:いなもと かおり
地図を見るチームラボとは、デジタル分野のスペシャリストから構成されるウルトラテクノロジスト集団です。彼らが手がける光のアートは、イルミネーションによるライトアップとは少し違います。
自然を破壊せず、自然が生きたままアートにすることもできる、インタラクティブな光のデジタルアート空間。美的感覚を刺激するような感動を覚えますよ。
これまでに国内外問わずたくさんの作品を生み出してきたチームラボですが、2017年12月1日(金)〜2018年1月28日までの期間中、福岡城を光のデジタルアート空間へと変身させます。
ずばり、「自然が自然のままアートになる、街が街のままアートになる」というアートプロジェクト。別名「石城」とも呼ばれるほど、見事な石垣が残る福岡城の魅力を最大限活かした光のアートなのです!
写真:いなもと かおり
地図を見る福岡城は、1601年に黒田氏が築いた九州最大級の居城です。堅固な高石垣を構える城内には、かつて47基の櫓や10棟の門が設置されていました。現在は、重要文化財の多聞櫓や県指定建造物の伝潮見櫓などの建物が保存されています。明るい昼間に城内の見学、夜間は光のデジタルアート空間に浸る。そんな幸せな時間を味わえるのも今だけですよ!
写真:いなもと かおり
地図を見る本丸・天守台前の広場。ここにはかつて城主が暮らす御殿がありました。明治になり廃城令が敢行されると、城跡となった福岡城には陸軍の施設が置かれたり、福岡空襲による被害に遭った歴史もあるのです。
現在、建物のなくなった広場には、木々が育ち、地域の人々が訪れる憩いのスペースとなりました。そして、季節ごとにさまざまな表情を見せる緑は、デジタルアートによって、その生命力を感じさせてくれる空間へと変化するのです。
写真:いなもと かおり
地図を見る木々の間に置かれた卵のような形をした物体。カラフルな色へと変化する物体は、人に押され倒れそうになると特有の色を放ち、音色を響かせます。
写真:いなもと かおり
地図を見る天守台の上から本丸広場を眺める光景も圧巻。光とともに色をつける木々は、まるで楽しそうにステップを踏んでいるかのよう!動きのある光が、木々が生きていることを改めて教えてくれます。なんとも神秘的ですね。
デジタル空間によって演出された福岡城では、石垣にも注目です!
福岡城は、本丸、二の丸、三の丸のほとんどが石垣によって築かれています。石垣の総延長は3kmを超えるほど。高さ10mを超える石垣もあるんですよ!
「福岡城 チームラボ 城跡の光の祭」では、約630mに及ぶ石垣が光に包まれます。
写真:いなもと かおり
地図を見る決して動じることのない石垣の光と、揺れ動く木々の光。「静と動」、相対する光のアートに魅了されますね。
動画:いなもと かおり
地図を見るなかでも「忘却の石段−石城小天守台跡」に注目!小天守台の石垣の階段は、人が近づいたことを感知すると、まるで階段を登るように光が移動していきます。これまでの静けさとは一変する、光の輝き!この明暗によるギャップに興奮すること間違いなし。
下から眺める天守台の高さは圧巻です。その高さは10m!ちなみに、天守の存在は不明ながらも、礎石や天守台の規模から五層の立派な天守が建っていたと推測されています。
チームラボが手がける光のアートでは、天守台を舞台に動物達が映し出されます。花でできた動物達は、自由気ままに動き回りますが、人が動物へ近づいて行くと…
写真:いなもと かおり
地図を見る花がパッと散ってしまうのです。全て散ると動物は消えてなくなります。なんて儚いのでしょうか。そっと眺めてていたいような、触れてみたいような。
文化財である城の石垣に施される光のアート!その美しさに酔いしれて下さい。
※石垣に登るのは大変危険ですので、手で触れるだけにしましょう。
写真:いなもと かおり
地図を見るまた、天守台の内部、穴蔵では「石垣の空書−石城大天守台跡」を楽しむことができます。「空書」とは空間に書かれる書のこと。触ることのできない光が、力強い文字になって映し出されます。
九州最大級、黒田家12代の居城、福岡城。関ヶ原の戦いで功績を挙げた黒田氏は、筑前国(現在の福岡市周辺)に52万石の居城を築きました。築城名手・加藤清正にも絶賛されたという名城を、そのまま演出する光のデジタルアートを見られるのもココだけ。福岡県にある福岡城で、teamLabが仕掛ける光のアートを体感してみませんか?
「福岡城 チームラボ 城跡の光の祭」
期間:2017年12月1日(金)〜2018年1月28日(日)
時間:18:00〜22:00(最終入場21:30)
住所:福岡県福岡市中央区城内
電話番号:092-711-5513(実行委員会事務局)
福岡城へのアクセスは、地下鉄空港線「大濠公園」駅下車すぐとなっています。
◎詳細については関連MEMOにリンクしたHPを参照ください。
2017年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/17更新)
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