写真:SHIZUKO
地図を見る八ヶ岳の中央登山口・標高2060メートルの山中に建つ秘湯・夏沢鉱泉。雪が深くなれば、4WDの車でも近づけず、登山口の桜平ゲートから30分、自分の足で雪道を登らなければたどり着けない秘湯。なのに、なんともうれしい通年営業。多くの稜線の山小屋が冬季営業できない時期に、硫黄岳・天狗岳・根石岳などに最も近い山小屋に泊まれる有難さ。そのおかげで、雪山初心者も、憧れの雪山にチャレンジできます。
宿泊者特典として、最寄りのJR茅野駅から桜平まで送迎をしてもらえます。雪が深くなると、専用の雪上車で山小屋直下まで連れて行ってもらえるという有難さ。初めて行くときも、これなら安心です。
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地図を見るメタケイ酸が豊富な温泉は、お肌がすべすべになり、湯冷めしにくく、いつまでもポカポカ。そのうえ、寝る時には、なんと!一人一つ湯たんぽを借りることが出来ます。これ、最高なんです。窓の外には、長―い氷柱。マイナス10℃なんてことも当たり前の極寒地。柔らかな温かさが続く湯たんぽがあれば、足元ぬくぬく。ゆっくりと眠れます。そして、翌朝、湯たんぽのお湯を洗顔に使えるおまけつき!山小屋なのに、歯ブラシ・タオルセットも一人一ついただけます。
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地図を見るお風呂上がりに、薪ストーブで温められた幸せな食堂で、生ビールを飲むことが出来るのも嬉しいサービス。とにかく、居心地のいい、何日でも滞在したくなる夏沢鉱泉です。
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地図を見るいくら最高のホスピタリティがあっても、お楽しみの食事がいまいちでは台無しです。大丈夫!食事も本当においしいのです。
冬の夕食ナンバー1名物は、八ヶ岳山麓の猪を使った牡丹鍋。柔らかで臭みのない猪のお肉を使った鍋は、体の芯から温まるだけでなく、心も満たしてくれます。たっぷりのキノコにお野菜。これだけでも充分満足です。
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地図を見るでも、お鍋だけじゃないんです。出来たて熱々の豊富なおかずの数々をご覧ください。山小屋のレベルを超えて、至福の食事タイムであることは一目瞭然。寒い山の中だからこそ、温かいものを食べて、体の芯からホッコリしてほしいというおもてなしの心がビンビンに伝わってくるお食事です。
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地図を見る名物のフルーツシャーベットも絶品。3種類から選べますので、お好みでどうぞ。
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地図を見る夕食前に入浴を済ませる方がほとんどでしょうが、寝る前にサッともうひと風呂浴びて、翌日に備えるのも大切。湯たんぽで暖かい布団ですが、せっかくの温泉なのでぜひ。
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地図を見る喧噪の都会から入山すると、静かすぎて不安になる夜かも知れません。早い消灯時間に戸惑うかもしれません。いつも、ギリギリまで働いている時間に布団入って身を横たえる不思議。それが山の時間です。ここは標高2060メートルの山の中。眠れないかも…と、考えず、眠れなくても湯たんぽの温かみの有難さなどに心を預けていれば、知らず知らずに眠りの世界へ入っていくことでしょう。
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地図を見る翌朝は、もちろん、いつもより早い起床。日の出前には起きて、硫黄岳登頂に備えます。前夜いくら食べたとはいえ、人間の体は不思議、今日のエネルギーを求めています。前夜の夕食のクオリティーを保ったままの朝食もぜひお楽しみください。
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地図を見る硫黄岳の標高は2760メートル。700メートル登れば山頂…、なら簡単なんですが、そこはそうもいかず。樹林帯をゆっくり登ると、およそ40分でオーレン小屋に到着。ここに来て、やっと目指す硫黄岳が見えます。樹林帯歩きから解放されて、軽やかな空気と青空。風がなければここにずっといたくなるようなまったりと落ち着く場所です。
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地図を見るしばらく登ると、爆裂火口と呼ばれる激しく崩壊した場所の縁を通ります。グリーンシーズンなら、かなり危険を感じる場所でしょうけれど、雪に埋もれていると、その厳しさは幾分和らいで見えます。とはいうものの、足を滑らすと危険な場所。注意力を途切れさせないように、一歩一歩、丁寧に進みましょう。
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地図を見る爆裂火口からおよそ10分。硫黄岳の山頂に到着。広々とした山頂は、お天気が良ければ昼寝をしたいくらいの安心感のある場所。横岳から、八ヶ岳最高峰の赤岳の鋭い稜線が目の前に広がります。赤岳はかなりの急登必須の山だけど、あの稜線から阿弥陀岳への稜線にいつかはチャレンジしようと、ここで、決心する人も多いはず。行くべきルートが見えている場所に立つと、次へのチャレンジ精神がむくむくと湧き上がることでしょう。
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地図を見る夏沢鉱泉から硫黄岳を往復するコースタイムはおおむね4時間。朝7時に出発しても昼食前には山小屋に戻ってこられることでしょう。なので、登山に必要のない荷物は小屋に預けていくことが出来ます。重い荷物で体力を消耗することもなく、雪山を楽しめるなんて、本当に有り難い。
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地図を見る戻ってきたら、これまた名物のソーセージラーメンはいかがでしょうか。
あっさりとした昔懐かし中華そばにソーセージが煮込まれています。透明のスープには旨みがしみ出し、冷えた体の隅々に、温かさとうまさが広がっていきます。冬の山で食べるラーメンは、本当にご馳走です。ぜひ、食べてみて下さいませ。
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地図を見る山に興味のない人なら、夏沢鉱泉という名前すら関わりもないでしょう。知っている人は多少なりとも山に関わったことがある人。でも、まだ、雪山は自分と関係ないと思っている人も多いはず。だからこそ、新しい世界に足を踏み込んでみてほしいのです。少しハードルの高い世界かも知れませんが、それはきっと心のハードル。雪山はやさしくチャレンジャーを受け入れてくれます。静かでに心染み入る世界へ、この冬、歩き始めて下さい。
住所:長野県茅野市 豊平
電話番号:090-4158-4545(現地)
0266-73-6673(麓・硫黄岳山荘グループ事務所)
アクセス:中央道・諏訪南ICから50分 中央線「茅野駅」下車タクシーで50分(宿泊者は茅野駅〜桜平まで通年で無料送迎あり・要予約)
2017年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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