写真：沢木 慎太郎
地図を見る神戸・北野の異人館街巡りで絶対に外せないのが「風見鶏の館」。赤レンガのデザインが美しく、三角屋根の上にある風見鶏がシンボルの洋館です。NHK連続テレビ小説「風見鶏」（1977年）で全国的に知られることになり、たそがれに浮かぶ姿はインスタ映えする神戸の観光スポット。
写真：沢木 慎太郎
地図を見る「風見鶏の館」は、明治期（1910年）にドイツ人貿易商人が自宅として使った建物で、故郷の城をイメージしているとされています。19世紀末～20世紀初頭にヨーロッパで流行した「アールヌーボー」の特徴が感じられる建築デザインや工芸品が魅力的。
＜基本情報＞
住所：神戸市中央区北野町3-13-3
電話番号：078-242-3223
アクセス：シティー・ループバス「北野異人館」
入館料金：500円
写真：沢木 慎太郎
地図を見る「風見鶏の館」の隣には、「萌黄（もえぎ）の館」と呼ばれる淡いグリーンの洋館が建っています。２つの異なる張り出し窓が特徴で、２階のバルコニー（写真）から神戸の市街地を見渡すことができ、クラシカルで趣のあるインテリアも見どころ。
現地にある異人館チケットプラザでは、各種の共通割引券を販売し、「風見鶏の館+萌黄の館」の２館券で650円。さらに、アクセスとなる市内循環バス「シティーループ」1日乗車券持参の方は450円の割引価格になります。有効期限は当日中。
＜基本情報＞
住所：神戸市中央区北野町3-10-11
電話番号：078-222-3310
アクセス：シティー・ループバス「北野異人館」
入館料金：350円
写真：沢木 慎太郎
地図を見る神戸・北野の異人館街で、ひと際目立つゴージャスな異人館が「うろこの家」。外壁を飾る天然石のスレートが、まるで魚のうろこのよう。同じ建物内に「うろこ美術館」（写真左側部分の建物）が入居し、入館料は「うろこの家・うろこ美術館」を併せたセット料金となっています。
写真：沢木 慎太郎
地図を見る「うろこの家」は、最初に公開された異人館です。国指定登録文化財。館内にあるアンティークな家具やマントルピース、調度品の数々。マイセンの陶磁器や、エミール・ガレの照明器具、アール・ヌーボーやティファニーなどのガラス工芸品が時を経て燦然と輝いています。
写真：沢木 慎太郎
地図を見る「うろこの家」が豪華なのは、外国人のために建てられた高級別荘だからです。神戸で最初に公開された代表的な異人館。「うろこの家・うろこ美術館」を含む５館ハッピーパス（2100円）、８館プレミアムパス（3000円）、がありますが、素晴らしい洋館なので、「うろこの家・うろこ美術館」だけで、のんびり過ごすのもおすすめです。
＜基本情報＞
住所：神戸市中央区北野町2-20-4
電話番号：0120-888581
アクセス：シティー・ループバス「北野異人館」
入館料金：1050円
写真：沢木 慎太郎
地図を見る「うろこの家・うろこ美術館」を含む５館ハッピーパス（2100円、有効期限なし）は、お手軽に主要な異人館を巡ることができます。まず、「うろこの家」と同じ建物内にある「うろこ美術館」をご紹介。。ユトリロ、ビュッフェ、トロワイヨン、マチス、キスリングといった、ヨーロッパやロシアの近現代の絵画を鑑賞することができ、フラワーコンテスト（写真）といった季節ごとのイベントも行われています。
写真：沢木 慎太郎
地図を見る３つの同じ家が連なる風変わりな洋館（チューダー様式）が「山手八番館」。こちらも、５館ハッピーパスの対象となる建物です。ステンドグラスが美しく、ベルナール、レンブラントの作品も素晴らしい。椅子に座ると願いがかなう（サタンの椅子）もパワースポットとして人気があります。
＜基本情報＞
住所：神戸市中央区北野町2-20-7
電話番号：078-222-0490
アクセス：シティー・ループバス「北野異人館」
入館料金：550円
写真：沢木 慎太郎
地図を見る神戸港開港当時の外国人たちの社交場（会員制倶楽部）を再現した「北野外国人倶楽部」。隣接する「坂の上の異人館」も、５館ハッピーパスの対象です。「北野外国人倶楽部」では、フランス貴族をイメージした数々の調度品が素晴らしい。欧風の庭園やミニ礼拝堂もあり、ドレスの試着サービスもあるので、艶やかなプリンセスに変身することができます。
＜基本情報＞
住所：神戸市中央区北野町2-18-2
電話番号：0120-888-581
アクセス：シティー・ループバス「北野異人館」
入館料金：550円（北野外国人倶楽部、坂の上の異人館とも）
写真：沢木 慎太郎
地図を見るエンターテインメント好きな方におすすめの割引パスが「３館スマイルパス」（1400円、有効期限なし）。英国館、洋館長屋（仏蘭西館）、ベンの家といった３つの個性的な異人館を巡ることができます。「英国館」では、名探偵シャーロック・ホームズの部屋を再現。マントや帽子を借り、ホームズになりきって撮影できるので、カップルやご家族におすすめです。
＜基本情報＞
住所：神戸市中央区北野町2-3-16
電話番号：0120-888581
アクセス：シティー・ループバス「北野異人館」
入館料金：750円
写真：沢木 慎太郎
地図を見る芸術の都、パリの華やかさが感じられる異人館が「洋館長屋（仏蘭西館）」。左右対称の建物は、外国人向けのアパートでした。アール・ヌーボーの旗手、エミール・ガレをはじめ、ドーム兄弟らのガラス工芸品は精緻で美しく、フランスのエスプリが集結しています。
＜基本情報＞
住所：神戸市中央区北野町2-3-18
電話番号：0120-888581
アクセス：シティー・ループバス「北野異人館」
入館料金：550円
写真：沢木 慎太郎
地図を見る最も古い異人館のひとつ、「ベンの家」。イギリスの貿易商人、ベンが自宅に使っていた洋館です。圧巻は、はく製コレクションの数々。ベンはハンター・冒険家でもあり、白オオカミや北極熊のはく製、イッカクの角など、世界中の珍獣が展示されています。
＜基本情報＞
住所：神戸市中央区北野町2—3-21
電話番号：0120-888581
アクセス：シティー・ループバス「北野異人館」
入館料金：550円
写真：沢木 慎太郎
地図を見るオリジナル香水づくりなど、オシャレな体験を楽しみたい方におすすめのチケットが3テーマ館共通券（1300円、有効期限なし）。香りの家オランダ館、デンマーク館、ウィーン・オーストリアの家の３つの共通券です。「香りの家オランダ館」は、オランダ王国総領事邸として使っていた洋館で、自分のお気に入りの香水づくりや、オランダ民族衣装に着替えて記念写真を撮ることができます。
＜基本情報＞
住所：神戸市中央区北野町２—15—10
電話番号：078-261-3330
アクセス：シティー・ループバス「北野異人館」
入館料金：700円
写真：沢木 慎太郎
地図を見る「デンマーク館」は、バイキング船のレプリカや、童話作家アンデルセンの書斎をイメージしたファンタジーな世界を体験することができます。
＜基本情報＞
住所：神戸市中央区北野町2—15—12
電話番号：078-261-3591
アクセス：シティー・ループバス「北野異人館」
入館料金：500円
写真：沢木 慎太郎
地図を見るエレガントな王宮文化を体験できるのが「ウィーン・オーストリアの家」。女王マリア・テレジアの肖像画など貴族ムードにあふれ、モーツアルトが愛用したピアノの複製などが展示されています。
＜基本情報＞
住所：神戸市中央区北野町２—15—10
電話番号：078-261-3330
アクセス：シティー・ループバス「北野異人館」
入館料金：500円
割引パスを使った異人館街巡りの旅は、いかがだったでしょうか？ 「うろこの家」で少しご紹介しましたが、「8館プレミアムパス」（3000円、有効期限なし）を使うと、1550円もお得です。対象となるのは「うろこの家」「うろこ美術館」「山手八番館」「北野外国人倶楽部」「坂の上の異人館」「英国館」「洋館長屋」「ベンの家」の８館。
さらに、「8館プレミアムパス」では、北野外国人倶楽部でのドレスサービスが無料という特典もあります。なお、詳しい内容は、神戸のおすすめ観光スポットとともに、関連MEMOに公式ホームページを張り付けていますので、ご興味のある方はリンクからのぞいてみて下さい。
2017年12現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/16更新)
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