写真:天草野 黒猫
地図を見る日本で最古の温泉といわれ、公衆浴場で初めて国指定重要文化財の指定を受けた道後温泉本館。2018年には保存修理工事に入る予定です。そんな道後温泉の外湯として2017年9月にオープンしたのが「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」。聖徳太子や斉明天皇も来浴の記録がある事から、飛鳥時代の建築様式を取り入れた新しい湯屋です。もちろん道後温泉本館と同様、加温や加水していない源泉かけ流し!古来から愛される温泉が楽しめます。
提供元:道後温泉事務所
https://dogo.jp/「飛鳥乃湯泉」のテーマは「太古の道後」。道後温泉の伝説や物語を根底に最先端アートを融合。愛媛県の伝統工芸にこだわり演出された館内。特に注目はエントランスです!山門がイメージされていて、ゼオライト和紙で作られたシェードは空気を浄化し湿度を調整。「和釘」で描かれた壁の「湯玉」は湯が沸く時の泡と宝珠を意味したものといわれます。神聖な場へ誘う入口なのです。
写真:天草野 黒猫
地図を見る道後温泉本館の日本唯一の皇室専用浴室「又新殿」(ゆうしんでん)。見学のみで、写真撮影も出来ない浴室です。そんな貴重な場所を「飛鳥乃湯泉」では再現!道後温泉本館で見学された方ならお分かりのとおり、入口の「御成門」までまるで本物。入口から気分が高まります。
写真:天草野 黒猫
地図を見る「御成門」を入ると、特別浴室は左右に2部屋のみ。お部屋にはもちろん鍵がかかるため、荷物が多い方も大丈夫です。入浴後も浴衣でゆっくりできるプライベート空間。周囲に人の声もなく、神聖な静けさを味わえます。
2つの「特別浴室」。1部屋は忠実に「又新殿」を再現。そのシンプルさはまさに皇室の方の部屋。もう一部屋は天皇ゆかりの文様を天井画で再現。御簾をくぐり、石段を下り天井を見上げれば気分は貴人なのです。予約の際に自動的に部屋が決まりますがどちらもそれぞれの良さが味わえます。
写真:天草野 黒猫
地図を見る人が裸で湯に浸かるようになったのは、いつ頃からでしょうか?庶民が銭湯を楽しむようになった安土桃山から江戸時代といわれています。それまでは限られた身分の高い人のみ、衣(湯帳)をまとい入浴していたとか。そんな「湯帳」を「飛鳥乃湯泉」では再現!道後温泉の湯帳は、現代の技術も駆使して肌にまとわりつかないポリエステルで肌が透けにくく寒くならないのが特徴。3色の湯帳からお好みの物を選べます。
写真:天草野 黒猫
地図を見るさあ!「湯帳」を着て、お湯に入ります。皇室の方も入浴された本館の「又新殿」そっくりの石造りのお風呂です。石段をゆっくり降りていく神聖さと特別感!家族風呂とも全く違う気分です。1組ずつ掃除とお湯の張り替えられが行われるため、1日に限定8組のみ。また、実際入浴してみると解るのですが、1階よりもお湯がつるりとしていて、温泉効果が感じられる気持ちの良いお湯です。
写真:天草野 黒猫
地図を見る「湯帳」の利点として肌がすけないため、普段「お風呂の写真はちょっと…」という方でも気軽に写真撮影ができること。また、大浴場などでは大勢で入浴するため撮影は遠慮するか撮影禁止になっている湯屋も多いはず。貴重なお風呂体験を記念に収めることもできます。また、海外の方で裸で入浴する文化のない方、手術などの傷が気になる方にもお勧めです。
写真:天草野 黒猫
地図を見る湯上りは好みのタイミングでお茶とお菓子がいただけます。印象的なのが、愛媛県産の素材にこだわった「道後夢菓子噺」。道後温泉の伝説を元に作られたお菓子です。パッケージもかわいいのですが、中も椿と白鷺の形がなんとも愛らしいお菓子。味も上品で、口元がほころびますよ。*実際はお菓子は1人いずれか1個です。
写真:天草野 黒猫
地図を見る浴衣やタオルなどのアメニティもそろっています。ボディソープなどは無いため、1階から先に入って特別浴室でくつろぐ順序がおすすめ。時間の制限を考えると、2カ所のお風呂に入るのは時間がもったいない!そんな方は特別浴室のみでゆったりすごすのもいいでしょう。
【2階特別浴室】
■ 特別浴室料金 室料2,000円+入浴料(大人1,650円・子供820円)
■ 利用時間 1時間30分
■ アメニティ 貸浴衣 貸タオル 貸バスタオル 貸湯帳
*1階浴室と2階特別浴室、両方利用可能
*2階浴室にはボディソープ、シャンプーなど無し。1階で利用可能。
写真:天草野 黒猫
地図を見る「特別浴室」を中心にご紹介してきましたが、他にも1階の大浴場を利用し「2階大広間休憩室」や「2階個室休憩室」をそれぞれ利用するコースも用意されています。大広間は畳約60畳で天吊りシェードやギルディング和紙を使った雅な演出。入ると圧巻です。
個室は道後温泉の伝説をコンセプトに作られています。「白鷺の間」「玉之石の間」など5部屋。写真の「椿の間」はタオル産地でもある愛媛の「今治タオル」で描かれています。どの部屋も個性的でゆっくりできますよ。
2017年9月26日にオープンした「飛鳥乃湯泉」。2017年12月26日には整備中の中庭を含めた全ての工事が完了しグランドオープンを予定しています。予約がとれれば特別浴室の特別感は他にはない神聖さ!せっかくの道後温泉、皇族の気分を体験してみませんか?
<基本情報>
住所:愛媛県松山市道後湯之町19番22号
電話番号:089-932-1126
営業時間:7時〜23時(札止22時30分)
入浴コース:4コース *以下「飛鳥乃湯泉」URLにて確認下さい。
アクセス:松山空港〜リムジンバス「道後温泉駅前行」約40分
JR松山駅〜伊予鉄道市内電車道後温泉行きで約25分
*バス、電車どちらも下車後、徒歩約5分程度「道後ハイカラ通り」のL字の角すぐ
2017年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/11/5更新)
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