入場無料!人形が語る懐かしの昭和-大阪「ジオラマ記念館」

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入場無料!人形が語る懐かしの昭和-大阪「ジオラマ記念館」

入場無料!人形が語る懐かしの昭和-大阪「ジオラマ記念館」

更新日:2017/12/18 09:01

やま かづのプロフィール写真 やま かづ 機内食&マンゴーにはうるさいトラベルライター

関西国際空港にほど近い「いこらも〜る泉佐野」に「ジオラマ記念館」がオープンしました。
造形作家の南條亮氏が、終戦から戦後にかけての昭和の1コマを切り取り、約900体の人形を使って庶民の生活を再現しています。生き生きとした表情を浮かべるその人形たちは、今にも動き出しそうで躍動感にあふれています。
昭和を知る人もそうでない人も、人形たちが語る昭和の風景にしばし身を置き、そしてそっと耳を傾けてください。

人形だけじゃない!建物も乗り物も、そして道具も、とってもリアル

人形だけじゃない!建物も乗り物も、そして道具も、とってもリアル

写真:やま かづ

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「南條亮(なんじょう あきら)ジオラマ記念館」は関西国際空港のおひざ元、泉佐野市のショッピングモール「いこらも〜る泉佐野」に2017年12月にオープンしました。
造形作家であり人形作家でもある南條氏のつくるジオラマは1/8スケールで、主に戦後の昭和の風景を約900体の人形と建物や乗り物で忠実に再現しています。そのため、昭和を懐かしむ人々はもちろん、昭和を知らないジオラマのファンからも広く支持を集めています。

南條氏が病と闘い、命を削りながらつくり上げた一体一体の人形は豊かな表情を浮かべ、今にも動き出しそうです。そして、耳を傾けると皆さんの心に語りかけてきます。
「戦後の昭和、私たちは貧しくとも一生懸命に生き、やがて訪れるであろう豊かで平和な日本を夢見てきました。しかし、現在の日本は私たちが思い焦がれた姿になっていますか?」

終戦直後、全てを失ったけど、希望は失っていない

終戦直後、全てを失ったけど、希望は失っていない

写真:やま かづ

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「明日への道」
この道は単なる焼け焦げた道じゃない、あしたへと続く道なんだ。
家財道具を積んだ大八車を引きながら焼け野原を歩く家族の表情には、どこか安堵感がうかがえます。

戦後復興期、生きる喜び、そして命の躍動感があった

戦後復興期、生きる喜び、そして命の躍動感があった

写真:やま かづ

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「ギブ・ミー・チョコレート!」
戦後、焼け野原となったまちには人々があふれ、食べ物を求めてさまよいました。親や家を失った子供たちは行き場がなく、浮浪児となりました。
貧しいけれどもたくましく生き続ける、そんな表情が浮かんでいます。

戦後復興期、生きる喜び、そして命の躍動感があった

写真:やま かづ

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「炊き出し」
まちのあちらこちらには、近郊の農家から炊き出しにやってくる人たちがいました。そして、すいとん(野菜と小麦粉のだんご汁)と呼ばれるものが振る舞われました。
すいとんに舌鼓を打ち、ひと時の幸せを感じている様子があらわれています。

戦後復興期、生きる喜び、そして命の躍動感があった

写真:やま かづ

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「自由市場」
大都市には人口が集中し、食料品や生活雑貨品が品薄になりました。復員兵や職場を失った労働者たちは露店を開き、農村などから持ち込まれた野菜や進駐軍から横流しされた物資を物々交換したり、販売したりしました。
橋の上では既に熱い交渉が始まっています。

子供は遊びの天才!何もなくても、とにかく楽しい

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写真:やま かづ

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「小川の魚とり」
まちの至るところには畑があり、灌漑用にため池や水路がつくられ、そこにはメダカ、フナ、カエル、そしてザリガニなどがすんでいました。
立派なザリガニをつかまえた子供の満足げな表情にほほえましくなります。

子供は遊びの天才!何もなくても、とにかく楽しい

写真:やま かづ

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「胴馬」
壁や大木にもたれた子供の股ぐらに頭を突っ込んで何人かの列(胴馬)をつくります。そして、その上に攻撃チームの子供が跳び箱のように次々と飛び乗っていき、下の胴馬を押し潰すと勝ちとなります。そんな攻防を繰り返すうちに、足や腕には切り傷と青アザがいっぱいできました。
威勢のいい子供たちの声がこだましてきそうです。

子供は遊びの天才!何もなくても、とにかく楽しい

写真:やま かづ

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「チャンバラごっこ」
何もないけれど、木の枝一本あればチャンバラごっこが始まります。危ないからやめなさい!なんて言う大人もいないから、気の済むまでチャンチャンバラバラ!
“真剣に遊ぶ”子供たちの表情が印象的です。

生きるって、平和って・・・人形が語る懐かしの昭和

生きるって、平和って・・・人形が語る懐かしの昭和

写真:やま かづ

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「嬉しい給食」
救援物資のおかげで、給食に食べたことのないおかずが出てきました。子供たちは大喜びです。脱脂粉乳も支給され、子供たちの栄養不足が徐々に改善されました。
今も昔も給食の時間が一番の楽しみです。そんな表情が人形一体一体にあらわれています。

生きるって、平和って・・・人形が語る懐かしの昭和

写真:やま かづ

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「ポン菓子売り」
砂地の空き地は子供たちの社交場です。そこでは紙芝居が始まり、いろいろな駄菓子屋さんも集まりました。
そんな中でポン菓子は人気の的。大音響とともに甘い香りが立ち上り、白くて丸い宝石が飛び出てきました。それはまるで魔法のようでした。
ポン!と鳴り響く直前をとらえた表情が生き生きとしています。

生きるって、平和って・・・人形が語る懐かしの昭和

写真:やま かづ

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「長屋の生活」
人々は軒を連ねた長屋で生活をしていました。生活用水は共同の井戸を使います。その井戸端では、言葉どおりの“井戸端会議”が始まります。ご近所さんを呼びとめるおじいさんの表情が何とも言えません。
長屋の軒先では、七輪を使ってサンマを焼いている姿もうかがえます。

「南條亮ジオラマ記念館」の基本情報

・住所:大阪府泉佐野市下瓦屋2丁目2番77号
・開館日/時間:不定休 10:00〜21:00「いこらも〜る泉佐野」による
・入場料:無料
・アクセス:
 電車:南海本線「井原里」駅下車徒歩5分
 自動車:阪神高速(4号湾岸線)泉佐野北/南出口から5分
 バス:「いずみさの観光周遊バス」(日曜・祝日のみ運行)にて「いこらも〜る」下車すぐ

「南條亮ジオラマ記念館」へは、関西国際空港や「りんくうプレミアム・アウトレット」とあわせて立ち寄るのがお勧めです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/12/11 訪問

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