瀬戸内ファンタジー・鬼ヶ島伝説の伝わる香川県「女木島」めぐり

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瀬戸内ファンタジー・鬼ヶ島伝説の伝わる香川県「女木島」めぐり

瀬戸内ファンタジー・鬼ヶ島伝説の伝わる香川県「女木島」めぐり

更新日:2017/12/17 17:25

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者

四国・香川県の高松港からフェリーで、約20分の距離に浮かぶ「女木島」は、その昔、洞窟に鬼が住んでいたと伝えられることから別名“鬼ヶ島”と呼ばれています。また島には、冬の強風から集落を守るための迷路のような石垣があり、近年、隔年開催されている瀬戸内国際芸術祭の恒久展示作品もあります。桃太郎伝説の鬼のすみかとされる洞窟と、独特の景観を楽しみに女木島へ行ってみませんか?

女木島へはフェリー「めおん2」がご案内

女木島へはフェリー「めおん2」がご案内

写真:モノホシ ダン

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女木島へは、高松港3番のりばから雌雄島海運(しゆうじまかいうん)のフェリー「めおん2」で向かいます。めおん2は、全長約33メートル、総トン数264トン、航海速力約10ノット(約18km)、旅客定員250名の小型船です。フェリーはすべて男木島行きで、途中の経由地の、女木島までの所要時間は約20分。1日6往復(夏季は12往復)運航されています。

船体側面には、女木島の鬼と、男木島の灯台のキャラクターが描かれていてとてもユニーク。短い乗船時間ですが、のんびりとした船旅を楽しめます。

<基本情報>
住所:香川県高松市サンポ−ト1-1
普通旅客運賃:大人370円 小人190円(いずれも片道)
電話番号:087-821-7912
アクセス:JR高松駅又はことでん高松築港駅から徒歩約10分 
車利用の場合は、高松自動車道 高松中央IC又は高松西ICから約20分

女木島へはフェリー「めおん2」がご案内

写真:モノホシ ダン

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女木島は、瀬戸内海に浮かぶ、周囲約9kmの細長い島です。フェリーの発着場には、鬼の砦をモチーフにした外観の「おにの館」が。館内には、待合所を兼ねた観光案内所や、鬼に関する資料を展示している「おにの間」、軽食堂などがあります。またレンタサイクルを借りることもできます。借りる場合は、電動アシスト付き自転車がおすすめ。食堂は不定休なので、昼食などの利用を考えている方は、事前に問い合わせされるほうが確実です。

<基本情報>
住所:香川県高松市女木町15-22
電話番号:087-873-0728
営業時間:8:00〜17:20(8月1日〜8月20日は18:30まで)
アクセス:高松港からフェリーで約20分

女木島へはフェリー「めおん2」がご案内

写真:モノホシ ダン

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女木港の入口には、名物の「おにの灯台」が。大きな鬼が持つ金棒が灯台になっていて、高さ約2m、白い御影石で作られています。帰りのフェリーの待ち時間などに、近寄って見上げてみましょう。

まずは「鬼ヶ島大洞窟」に行ってみよう!

まずは「鬼ヶ島大洞窟」に行ってみよう!

写真:モノホシ ダン

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女木島に着いたら、鬼ヶ島伝説のもとになった「鬼ヶ島大洞窟」に行ってみましょう。昔、讃岐の国(現在の香川県)の住民を苦しめていた鬼(海賊)たちが住んでいたとされるのが、鬼ヶ島大洞窟です。そこへ、桃太郎のモデルとされる吉備の国(現在の岡山県)の「稚武彦命(わかたけひこのみこと)」が、備前の犬島(イヌ)、讃岐の陶の猿王(サル)および雉ヶ谷(キジ)の勇士たちを引き連れて、鬼退治をしたと伝えられるのが、女木島の桃太郎伝説。

鬼ヶ島大洞窟のアクセスは、フェリーに接続するバスを利用するのが一般的。所要時間は片道約8分です。徒歩だと片道約45分、レンタサイクルでは約20分ほどかかります。

<基本情報>
住所:香川県高松市女木町字東ノ口15番地22 鬼ヶ島観光自動車
電話番号:087-873-0277
運行本数:1日5便(12月〜2月は土・日・祝日のみ運行)
運賃:大人(中学生以上)往復800円 こども(5歳以上)往復400円

まずは「鬼ヶ島大洞窟」に行ってみよう!

写真:モノホシ ダン

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鬼ヶ島大洞窟では、たくさんの鬼たちが出迎えてくれます。洞窟は、紀元前100年頃に、人の手で掘られたといわれる長さ約400mの規模の大きなもので、内部はひんやりとしています。大洞窟には、ガイドさんもいますので、詳しく説明を聞きたいという方には、おすすめです。

まずは「鬼ヶ島大洞窟」に行ってみよう!

写真:モノホシ ダン

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大洞窟の出口では、鬼たちが手を振ってお別れです。ちなみに、この洞窟は、もともと採石場だったという説が有力です。

<基本情報>
住所:香川県高松市女木町235 鬼ヶ島大洞窟
電話番号:087-840-9055(鬼ヶ島観光協会)
営業時間:8:30〜17:00 年中無休
見学料:大人(高校生以上)500円 こども(小・中学生)250円

ここはイースター島?モアイ像の謎とは

ここはイースター島?モアイ像の謎とは

写真:モノホシ ダン

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洞窟の上には、標高188mの鷲ヶ峰展望台があって、360度の大展望が。帰りのバスの時間にもよりますが、瀬戸内海を望む、素晴らしいロケーションです。バスは片道乗車も可能ですので、景色を堪能して、帰りは徒歩というのもおすすめです。ぜひ展望台からの男木島や屋島などの絶景を楽しんでみて下さい。

ここはイースター島?モアイ像の謎とは

写真:モノホシ ダン

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大洞窟から戻ったら、女木港周辺の観光を楽しみましょう。港のおにの館のすぐ北側には、1体の「モアイ像」が立っています。モアイ像とは、よく知られているように、南米チリ共和国に属するイースター島に点在する、世界七不思議のひとつとされているもの。

そのイースター島に、日本とチリの合同修復プロジェクトとして、1995年5月に、15体のモアイ像が再建されました。ここにあるモアイ像は、このプロジェクトに携わった、高松市内の大手クレーンメーカー「タダノ」が、吊り下げテスト用に作った模刻像で、高松市に寄贈されたもの。高さ3.9m、重さ10.8t、石材もイースター島にある本物と同じ凝灰岩で作られています。ぜひ、像の横に立っていっしょに写真を撮ってみましょう。

ここはイースター島?モアイ像の謎とは

写真:モノホシ ダン

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モアイ像の近くには、地蔵尊も。これは、1955年5月11日の早朝、濃霧の女木島沖で、高松港と宇野港を結んでいた国鉄・宇高連絡船の紫雲丸と第3宇高丸とが衝突して沈没した当時の犠牲者の霊をまつる地蔵尊です。この事故で、修学旅行生ら168名が犠牲になりました。一方、北海道函館市では、1954年9月26日に襲来した洞爺丸台風により、国鉄・青函連絡船 洞爺丸が沈没。こちらは1155人という日本海難史上最大の犠牲者を出しました。

両方の海難事故は、安全のため、瀬戸大橋および青函トンネルの建設を促進せよという世論の高まるきっかけとなり、どちらも1988年に開通したのは奇妙な一致と言えるでしょう。

「瀬戸内国際芸術祭」の恒久展示作品も見逃せない

「瀬戸内国際芸術祭」の恒久展示作品も見逃せない

写真:モノホシ ダン

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さらに女木港の周辺では、瀬戸内国際芸術祭の恒久展示作品も。写真は、禿鷹墳上さんの作品『20世紀の回想』です。帆船とグランドピアノが合体して構成されたインスタレーションです。一押しのフォトスポット。

「瀬戸内国際芸術祭」の恒久展示作品も見逃せない

写真:モノホシ ダン

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他には、木村崇人さんの『カモメの駐車場』が秀逸。複数の防波堤上にズラリと並んだカモメは約300羽。風の吹くままに、いっせいに向きを変えるカモメたちの動作が面白すぎる。

「瀬戸内国際芸術祭」の恒久展示作品も見逃せない

写真:モノホシ ダン

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『カモメの駐車場』を、いろんなアングルから撮るのもおすすめ。モアイ像や、おにの灯台を背景に撮ってみるのも楽しい。

ノスタルジックな独特の景観の「オーテ」

ノスタルジックな独特の景観の「オーテ」

写真:モノホシ ダン

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港にほど近い、女木島集落では「オーテ」と呼ばれる北西の季節風を防ぐ石垣が。オーテの高さは3〜4m、長さは15〜20mが多く、海岸沿いの家を波しぶきや季節風から守っています。

ノスタルジックな独特の景観の「オーテ」

写真:モノホシ ダン

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オーテは眺めるだけでなく、ぜひ中を歩いて下さい。まるで沖縄の離島にいるような不思議な雰囲気を味わえます。

ノスタルジックな独特の景観の「オーテ」

写真:モノホシ ダン

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女木島の、人口は約170人ほど(2017年現在)。約40万人が暮らす高松市の中にあって、船でわずか20分ほどで、このようなノスタルジックな光景に出会えることは、正直、驚きを禁じ得ません。瀬戸内海に浮かぶ、女木島で非日常体験をしてみてはいかがでしょうか。

女木島の基本情報

住所:香川県高松市女木島町
電話番号:087-873-0728(おにの館)
アクセス:高松港からフェリーで約20分 

2017年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/04/03 訪問

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