オランダで最も古い町「マーストリヒト」見所が散在する町並み

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オランダで最も古い町「マーストリヒト」見所が散在する町並み

オランダで最も古い町「マーストリヒト」見所が散在する町並み

更新日:2017/12/22 13:23

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家

オランダの東南端、東にドイツ、南西にベルギーとの国境を接しており、まるで盲腸のような形で位置する州都「マーストリヒト」。その位置関係から、他国に占領されること20回以上にも及ぶ歴史を持っています。「マース川の渡河地点」という意味を持つ名前のこの町は、EUへと発展するマーストリヒト条約が締結された町でもあり、オランダで最古と言われています。歴史的建造物が多く存在し、徒歩で観光が楽しめます。

市庁舎の聳えるマルクト広場を観光の出発点に

市庁舎の聳えるマルクト広場を観光の出発点に

写真:Hiroko Oji

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マース川沿いに開けるオランダ最古の町「マーストリヒト」!ローマ時代から続く古都で、13世紀建造のオランダ最古の橋「聖セルファース橋」を渡ると旧市街です。市庁舎が真ん中にあるマルクト広場を出発点とすると、町を一巡りするのに歩きやすくなります。

広場の中央でどっしりと構えているのが、1659年から5年かけて建造された市庁舎。正面から見ると、上階のアーチが連なる玄関へ導く、左右一対の大階段が美しい建物です。屋根の上には、カリヨンという43の釣り鐘を持つ塔が設置されており、一定の時刻になると、それぞれ柔らかい音色を響かせてくれます。

市庁舎の聳えるマルクト広場を観光の出発点に

写真:Hiroko Oji

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水曜日と金曜日には、石畳で覆われるマルクト広場を埋め尽くすように市がたち、白いテントがズラリと並びます。衣料品や日用品、魚・肉にチーズ、野菜・果物、お惣菜、スイーツ類、色とりどりのお花やブーケ・・・と、豊富な品揃え。量ばかりで買って、そばのスタンドで立ち食いができるスペースもあり、皆思い思いの姿で、市を楽しんでいます。

市庁舎の聳えるマルクト広場を観光の出発点に

写真:Hiroko Oji

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広場の片隅には、「Maaswief」というマーストリヒトの典型的な市場の女性像が立っていて、なんとなくホッコリさせる雰囲気が伝わってきます。

世界一美しい本屋さんって?

世界一美しい本屋さんって?

写真:Hiroko Oji

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市庁舎から旧市街中心地となるフライトホフ広場へ向かう途中に、教会が建っています。一見普通の教会に見えるのですが、実は、ここは本屋さんなのです。

この教会は、700年以上も前にドミニコ会修道院の教会として建てられたのですが、その後の歴史の中で、一時は倉庫や自転車置き場などとして使われていました。それが、オランダ人建築家の手によって改装され、2006年に本屋「ブックハンデル・ドミニカン(Boekhandel Dominicanen)」として生まれ変わったのです。

世界一美しい本屋さんって?

写真:Hiroko Oji

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「ブックハンデル・ドミニカン」の中へ入ってみると、外見からは想像できないほど、何千冊もの書棚がズラリ!中央にはエレベーターと鉄製の階段も設置され、2・3階部分にも書籍が並ぶスペースが設けられています。

なるほど本屋なんだわ!とわかるのですが、建物の内装は教会そのもの。太い柱とその上のアーチ、美しいフレスコ画の残るヴォールト天井がとても美しい姿で残されています。普通ならなかなか近くで見られない天井画ですが、3階まで上れば、すぐ目の前で見られるのです。

世界一美しい本屋さんって?

写真:Hiroko Oji

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一番奥の主祭壇が位置するところは、お洒落なカフェになっています。上階から見下ろすと、十字架になった中央のテーブルが目を惹きます。テーブルの上には燭台のような円形のライトが吊り下げられており、歴史のある教会だった名残を感じます。この新旧がうまく組み合わさった空間で、ゆっくりコーヒーを味わいながら休憩するのも、思い出の一つとなるでしょう。

また右祭壇の場所は、子ども向けの本のコーナーが設置されていて、お子様連れで楽しめます。

<ブックハンデル・ドミニカンの基本情報>
住所:Dominicanerkerkstraat 1、6211C2 Maastricht
電話:+31-043-4100010
営業時間:(月〜土)9〜18時(月10時〜、木〜21時)、(日)12〜17時

オランダ最古の一つ「聖セルファース教会」

オランダ最古の一つ「聖セルファース教会」

写真:Hiroko Oji

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オランダ最古で屈指の美しさを誇る教会の一つ「聖セルファース教会」は、フライトホフ広場の西側に建っています。

この教会の地下室の一部は、6世紀に造り始められたというもので、主要部分は11〜15世紀にかけての建造、という長い期間を経て完成しました。中央部分を側廊によって取り囲む建築様式の内部は、厳粛な空気が流れており、天井から吊り下げられた黄金の聖母子像のレリーフや、これまた黄金に輝く主祭壇と背後の見事な天井画が目を惹きます。

オランダ最古の一つ「聖セルファース教会」

写真:Hiroko Oji

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聖セルファース教会の宝物館には、素晴らしい宝物がたくさん保存展示されています。その中で見逃せない一つが、黄金に輝く「聖セルファースの胸像」!聖セルファースは、マーストリヒトの守護聖人で、4世紀のマーストリヒトの司教でもあった人。見事な宝物が並ぶ部屋の中で、ひときわ輝いています。また、黄金に輝く聖遺物箱もガラス張りで展示されていて、見事な箱を目のお前で見ることができます。地下室の納骨堂には、彼のお墓もあります。

オランダ最古の一つ「聖セルファース教会」

写真:Hiroko Oji

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その他にも、11世紀〜1116世紀代の古い美術品、金や宝石や象牙で作られた宝物の数々が展示されており、見応えのある宝物館です。

<聖セルファース教会の基本情報>
住所:Keizer Karelplein 3, 6211 Tc Maastricht, Netherlands
アクセス:マーストリヒト鉄道駅から西へ徒歩10分。マルクト広場から南西へ徒歩4分。
開場時間:10〜17時(日曜12:30〜)
休館日:1月11日、カーニバルの日、第一復活祭、6月2日、第一聖霊降臨祭、12月25日
料金:4.5ユーロ

ユニークな教会「聖母マリア教会」

ユニークな教会「聖母マリア教会」

写真:Hiroko Oji

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マルクト広場から南に延びる通りを進んでいくと、聖マリア広場に出ます。広場に面して建つのは、ロマネスク様式の聖母マリア教会。一般的な教会とは一風変わった造りで、西側の正面には、ほとんど窓のない巨大な壁面がずっしり聳え、その両側で尖塔が天に向かうというユニークな姿。この最も古い西側と地下室は、12世紀の建造と言われています。

ユニークな教会「聖母マリア教会」

写真:Hiroko Oji

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教会入り口脇にあるのは、小さな礼拝堂。ここには、たくさんの人々が出入りしています。

ユニークな教会「聖母マリア教会」

写真:Hiroko Oji

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礼拝堂の中、たくさんの蝋燭が灯された奥に立つのが、15世紀の聖母マリア像。とても美しく幻想的です。この聖母マリア像を拝むと、争い事が仲裁されると言い伝えられています。

見所は他にも!

見所は他にも!

写真:Hiroko Oji

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聖母教会の南に続く路地を入って行くと、建物の裏側に古い水車のあるベーカリー「ビショップ・モーレン」に出ます。有名なパン屋さんで、地元の食材を使い、昔ながらの製法に基づきパンを作っています。レストラン併設で、ランチなどにお薦めのお店。入り口横では、水車の歯車が回り、粉をひいている様子も見ることができます。

<ビショップ・モーレンの基本情報>
住所: Stenenbrug 3 , 6211 HP Maastricht
営業時間:(火〜土)9〜18時、(日)10〜17時
定休日:月曜

見所は他にも!

写真:Hiroko Oji

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マーストリヒト旧市街の南部には、かつて町を外敵から守っていた城壁が一部残されています。13〜16世紀にかけて築かれたもので、東端にあるのが、写真の「地獄の門」。1229年建造のオランダ最古の市の門です。この門の背後にあるのが、ペストハウス。かつて、ペスト流行の際に患者たちがこの門をくぐって送られ、隔離されたという建物ですが、この周辺は、今では市民が憩える公園となっています。

見所は他にも!

写真:Hiroko Oji

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城壁の外側には、水鳥達が寛ぐ長閑な風景が広がっています。歩き疲れたら、一休みするのにちょうど良い空間です。

いかがでしたか?

マーストリヒトは、垢抜けた建物が建ち並び、お洒落なお店が軒を並べており、歩いているだけでも楽しくなる町並みです。歴史的な見所を押さえながら、是非散策を楽しんでください。

マーストリヒトへは、アムステルダムから30分に1本あるICで約2時間半、ドイツのアーヘンからなら、1時間に4本出ている路線バスで、1時間もかかりません。なので、日帰り観光も可能ですが、お時間があれば、居心地よいホテルもたくさんありますので、宿泊して、ゆっくり観光されることお薦めします。

2017年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/12/08−2017/12/09 訪問

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