ノスタルジックな木造校舎が懐かしい!群馬県中之条町の廃校巡り

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ノスタルジックな木造校舎が懐かしい!群馬県中之条町の廃校巡り

ノスタルジックな木造校舎が懐かしい!群馬県中之条町の廃校巡り

更新日:2017/12/25 14:35

野口 まさゆきのプロフィール写真 野口 まさゆき 里山フォトグラファー

群馬県の北西部に位置する吾妻郡中之条町。ここには明治から昭和にかけて建築された小中学校の木造校舎が今なお残っています。博物館や映画スタジオに生まれ変わった校舎の中に一歩足を踏み入れると、都会では味わえない懐かしい気持ちにさせてくれます。
「日本で最も美しい村」連合に加盟している中之条町は、故郷のようなのどかな町。森や田畑に囲まれた里山風景を楽しみながら、廃校を巡る旅に出かけてみませんか?

スタートは白壁が象徴的な「旧吾妻第三小学校」から。

スタートは白壁が象徴的な「旧吾妻第三小学校」から。

写真:野口 まさゆき

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まず最初に紹介するのは、中之条町を象徴するような時空を超えた歴史を感じさせる建物。現在は「歴史と民族の博物館ミュゼ」となっている旧吾妻第三小学校です。4

明治18年の創立で、和洋折衷の木造2階建て、明治時代初期の学校建築の特徴をよく残しています。女子尋常高等小学校を経て、大正7年から昭和53年まで町役場として利用され、同年に群馬県指定重要文化財となっています。

昭和55年に保存改修が行われ、現在は町立博物館として活用されているんです。 凹型の白壁校舎がとっても印象的ですよ。

館内の展示室では懐かしい教室風景を再現!

館内の展示室では懐かしい教室風景を再現!

写真:野口 まさゆき

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1階の「開校当時の教室」には二人掛けの机や椅子、オルガン、だるまストーブ、そして年代順の教科書などが展示され、昔懐かしい温もりのある空間を再現しています。その他、民俗資料室や明治から昭和までの資料室などがあり、古き佳き時代にタイムスリップしたかのよう。

また2階の常設展示室には、原始時代から中世、近世までの中之条エリアの歴史が、写真パネルや解説文でわかりやすく伝えられています。1階ロビーにはカフェやミュージアムショップもありますよ。

開館時間 9:00〜17:00
休館日 木曜 年末年始
入場料 大人200円 子供100円
駐車スペース 博物館前に数台分あり

伊参スタジオ公園(旧第四中学校)は映画撮影の本拠地

伊参スタジオ公園(旧第四中学校)は映画撮影の本拠地

写真:野口 まさゆき

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市街地から県道53号を北上して約15分で旧中之条町立第四中学校に到着です。

この学校は昭和22年伊参(いさま)村立伊参中学校として開校し、昭和41年中之条町立第四中学校、そして平成2年に閉校となりました。木造のままでよく手入れされた二階建ての美しい校舎です。

現在では「伊参スタジオ公園」として、群馬県をロケ地とした映画作品の展示・資料館として一般公開されています。毎年秋には「山の中の小さくて大きい映画祭」といわれる「伊参スタジオ映画祭」が開催。中之条町ロケ作品や若手作家の作品が上映されます。

校舎内をぶらぶら歩けばノスタルジックな気分に!

校舎内をぶらぶら歩けばノスタルジックな気分に!

写真:野口 まさゆき

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この校舎は1996年に群馬県の企画、制作による「眠る男」の撮影拠点として使われました。長い廊下を歩いて一番奥の教室にたどり着くと、この映画で使われたセットや映画関係の資料を見学することができます。

校舎内をぶらぶら歩けばノスタルジックな気分に!

写真:野口 まさゆき

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こちらはやはり1996年の作品で中之条町をロケ地とした映画「月とキャベツ」の展示教室です。窓も床も天井も、ほんとに懐かしい雰囲気です。

開館時間 9:00〜16:00
休館日 1月1日〜1月3日、1月〜3月末の平日
入場料は無料です!

まだまだたくさんある!魅力的な木造校舎

まだまだたくさんある!魅力的な木造校舎

写真:野口 まさゆき

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伊参スタジオ公園から車で5分ほどの場所にあるのが旧五反田学校です。

こちらは明治11年に創立され、五反田尋常小学校、伊参村立伊参小学校、中之条町立第四小学校と変遷し、その後は第二分校として昭和44年に閉校しました。現存の校舎は、明治42年に建てられたもので、明治時代の小学校建築が改造されずに残っています。昭和63年に町指定重要文化財となり、今は地域の交流施設として活用されています。

形の整った美しい外観と、教室、廊下、職員室などの重厚な雰囲気がたまらなく素晴らしい校舎です。

まだまだたくさんある!魅力的な木造校舎

写真:野口 まさゆき

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国道353号線から四万温泉街に入り、急坂を上り切った場所にあるのが旧中之条町立第三小学校です。

明治5年に四万小学校として創立。その後、沢田村立四万小中学校、中之条町立第三小学校となり、平成12年に統合により閉校となりました。

白い木造校舎が美しく、校庭には当時を偲ばせる遊具が残っています。校舎内の趣のある階段や手すりの傷が歴史の深さを感じさせてくれます。

まだまだたくさんある!魅力的な木造校舎

写真:野口 まさゆき

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最後はとっておきの秘境の校舎です!県道231号を北上し、栃窪集落で右折して坂を上った頂上部にあるのが旧中之条町立第五小学校栃窪分校です。明治23年に栃窪簡易学校として創立され、現存の校舎は、昭和34年の伊勢湾台風で旧校舎倒壊後に建てられたものです。昭和50年に児童数の激減により85年の歴史を閉じました。

映画「月とキャベツ」のメインロケ地となったこともあり、今でも訪れるファンが多いようです。山と森に囲まれた静かな校庭では、心癒される空気感が漂っています。

豊富な温泉も魅力的な中之条町を満喫しよう!

中之条町には他にも、旧名久田教場、旧伊参小学校、旧沢田小学校などの廃校校舎が今でも町の人々に愛され活用されています。中之条観光協会(ふるさと交流センターつむじ内)で情報収集してから巡るとよいでしょう。

廃校を巡るには車での移動が必須で、駐車スペースは各学校の校庭に停められます。レンタカーの場合はJR渋川駅からスタートするのがよいでしょう。食事スポットは道の駅「霊山たけやま」や「ふるさと交流センターつむじ」内にカフェやレストランがあります。宿泊するなら四万温泉や沢渡温泉、六合温泉など魅力的な温泉が町内にありますよ。

季節を感じながらの里山散策と木造校舎巡り。さあ、懐かしい故郷を感じる旅に出かけてみましょう!

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/10/06 訪問

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