芸術家が愛した湯の町・伊東 その魅力を再発見しよう

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芸術家が愛した湯の町・伊東 その魅力を再発見しよう

芸術家が愛した湯の町・伊東 その魅力を再発見しよう

更新日:2018/02/28 16:56

池口 英司のプロフィール写真 池口 英司 フリーライター、フォトグラファー 日本写真家協会(JPS)会員

首都圏から近く、気候も穏やかな伊豆半島東岸の町、伊東。近世にはここに温泉宿が建てられ始め、明治以降の交通の発達と共に、一大観光地に成長しました。多くの作家、芸術家からも愛されたこの町には、今も歴史を物語る建物や、芸術作品にちなんだモニュメントが数多く残り、この町の大きな魅力となっています。

伊東のシンボル的存在として親しまれている東海館

伊東のシンボル的存在として親しまれている東海館

写真:池口 英司

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木造3階建ての旅館、東海館(2棟並ぶ木造3階建ての建物の手前側)。伊東温泉街の中心を流れる松川のほとりに建ち、1928(昭和3)年の創業以来、長く伊東のシンボルとしても親しまれてきましたが、1997(平成9)年に旅館業を廃業。

しかし、建物の文化的価値が認められ、1999(平成11)年に伊東市の文化財に指定。2001(平成13)年に伊東温泉観光・文化施設「東海館」として、リニューアルオープンしました。

今は宿泊はできませんが、館内を見学することができ、土曜・日曜・祝祭日には入浴も可能です。また、喫茶店も併設されていますので、休憩にも好適です。

伊東のシンボル的存在として親しまれている東海館

写真:池口 英司

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東海館の客室は、どの部屋も質の良い木材をふんだんに使い、意匠を凝らした造りとなっています。多くの職人を使って建てられたことから、部屋ごとに造りが違っていることもこの宿の大きな特徴で、各部屋には、現代的な宿泊施設にはない深い味わいが備わっています。

伊東のシンボル的存在として親しまれている東海館

写真:池口 英司

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こちらは、建物の最上階にある望楼。1949(昭和24)年に増築された施設ですが、開業時は広い見晴らしが宿泊客を喜ばせたことでしょう。

<基本情報>
住所:静岡県伊東市東松原12−10
電話番号:0557−36−2004
アクセス:JR伊東駅から徒歩10分

駅周辺には個性的なお店が並んでいます

駅周辺には個性的なお店が並んでいます

写真:池口 英司

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JR伊東駅の周辺には、飲食店、土産物店、食料品店などが軒を連ねています。観光客向けのお店ばかりでなく、地元の人が毎日の暮らしに利用するお店も揃っているのが大きな特徴。リーズナブルな価格で、本当に美味しいもの、役にたつものをゲットすることができます。

駅周辺には個性的なお店が並んでいます

写真:池口 英司

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駅前から延びる「湯の花通り」の入口に建つ魚料理のお店「伊豆鮮魚商まるたか」。旬の魚を安く食べることができる人気店の一つです。

駅周辺には個性的なお店が並んでいます

写真:池口 英司

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「まるたか」のお薦めは、他店にはない地魚料理。写真は、伊豆の地魚マルソーダの濃厚な味を存分に楽しめる「うずわ定食」。まずは青唐辛子を絡めてタタキだけを食し、次にはこれをご飯に載せて「かっこみ」、最後に出汁を頼んでお茶づけにして「流し込む」のが、お勧めの食べ方とか。

他にもこのお店には、「なめろう」「自家製かまぼこ」「金目鯛の煮付け」など、食通を喜ばせるメニューが揃っています。

<基本情報>
住所:静岡県伊東市湯川1丁目16−6
電話番号:0557-38-0105
アクセス:JR伊東駅から徒歩3分

温泉街のすぐ近くに海が

温泉街のすぐ近くに海が

写真:池口 英司

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伊東のもう一つの魅力が、海に近いこと。伊東の中心を流れる松川は、温泉街を抜けたすぐ先で、海に注ぎます。そして河口近くにあるのが「なぎさ公園」です。

伊東市民の平和と幸せを願う姿をシンボルとして整備が進められたこの公園には、伊東市在住の彫刻家・重岡健治氏の作品が幾つも並び、まるで野外美術館のような趣を見せています。作品が並ぶ向こうに青い海が広がる開放感は抜群です。

温泉街のすぐ近くに海が

写真:池口 英司

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こちらは「なぎさ公園」の南側に隣接する伊東漁港。波静かな港内で、多くの漁船が並ぶ風景も、見る者の心を癒してくれることでしょう。漁港の近くにも、何軒もの魚料理屋さんが並んでいます。

伊東市内には何軒もの共同浴場や足湯が

伊東市内には何軒もの共同浴場や足湯が

写真:池口 英司

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伊東市の中心部には何軒もの共同浴場があり、どれも低料金で、気軽に利用することができます。お湯の量の豊かさは静岡県内でも随一。市内の共同浴場には、入口に七福神の像が一体ずつ祀ってあるのが特徴。七福神のご利益にあやかれるよう、湯めぐりをするのも楽しそうです。

伊東市内には何軒もの共同浴場や足湯が

写真:池口 英司

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松原本町にある「松原大黒天神の湯」。入口には大黒様が立っています。大黒様はインド出身の福の神。ここを訪れれば金運に恵まれるかもしれません。

伊東市内には何軒もの共同浴場や足湯が

写真:池口 英司

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こちらは「伊東ふれあいセンター」に隣接する公園の一角にある「足湯ふれあいの湯」。もちろん無料で、誰でも自由に利用することができます。

伊東の歴史を学べる「松川遊歩道」

伊東の歴史を学べる「松川遊歩道」

写真:池口 英司

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松川のほとりに造られているのが「松川遊歩道」。ここには伊東で生まれた詩人・劇作家の木下杢太郎(きのしたもくたろう)の作品をモチーフにしたモニュメントや、伊東の四季を紹介した案内看板がところどころに建っています。

歩きながら杢太郎の作品に触れ、伊東のプロフィールを知ることができる、散策に適したプロムナードになっています。

伊東の歴史を学べる「松川遊歩道」

写真:池口 英司

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「松川遊歩道」では、案内看板やベンチがいたるところに建っていますので、先を急ぐことなく、マイペースで楽しみましょう。春から秋であれば、多くの花が来訪者を楽しませてくれます。

伊東の歴史を学べる「松川遊歩道」

写真:池口 英司

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「松川遊歩道」から見た「東海館」。築90年におよぶ建物が、今も十分な存在感を示しています。

訪れることに新たな楽しみが見つかる町・伊東

伊東には、ここに紹介したほかにも、季節ごとの美しさに触れることができる花の名所や、明治以降の歴史を学ぶことができるスポットが数多くあり、訪れることに数多くの発見に出会うことができます。東京から近いアクセスの良さも魅力の一つ。ゆっくりと時間を過ごすことで、旅を思い出深いものにすることができるでしょう。

2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/12/10 訪問

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