写真:沢原 馨
地図を見る「溶岩なぎさ公園」は桜島の西岸、フェリーターミナルのある桜島港の近くに設けられています。目の前には錦江湾が横たわり、その向こうに鹿児島市街が見えています。実際にその場に立ってみると対岸がずいぶん近くに見えますが、それもそのはずで、直線距離で3kmほどしかないのです。錦江湾はほとんど波も無く、湖のように静かです。のんびりと穏やかな景色が楽しめますよ。
写真:沢原 馨
地図を見る鹿児島市街と桜島を結んで運行する「桜島フェリー」がひっきりなしに往復する姿も、園内からよく見えます。時刻によっては、離島と鹿児島市街とを結ぶフェリーが対岸の鹿児島港に発着する様子も、見ることができます。旅先の町で船が行き交う海の風景を眺めるのはいいものですね。旅情を誘われて、日常の生活をすっかり忘れてしまいそうです。
写真:沢原 馨
地図を見る東に目を向ければ、御岳(北岳)、中岳、南岳と連なる桜島山頂部の姿を望めます。公園から桜島御岳までは直線距離で約6km、景色として眺めるにはほどよい距離かもしれません。東の方角ですから、午前中はシルエットになって聳え、午後になると日差しを浴びて空に浮かびます。桜島は鹿児島の象徴的存在。雄々しい姿です。
写真:沢原 馨
地図を見る「溶岩なぎさ公園」は桜島の海岸部に草地の広場やウッドデッキ、四阿などを設けて整備された公園ですが、園内に足湯が設けられているのも特徴です。足湯は広場部分からウッドデッキ部分まで長さ100mという規模。この足湯、地下1000mから湧出する天然温泉を使用しているんですよ。
写真:沢原 馨
地図を見る旅先であちこち観光して回っていると、足が疲れてきますよね。そんなときの足湯は気持ちのよいものです。ひととき足湯で疲れをとりましょう。しかも「溶岩なぎさ公園」の足湯なら、東に桜島御岳、西に錦江湾を眺めながら、という贅沢さ。のんびり足湯のひとときが、そのまま観光にもなってしまいます。お勧めですよ。
写真:沢原 馨
地図を見る「溶岩なぎさ公園」の南側には「大正の噴火」で流れ出た溶岩によって形作られた「大正溶岩原」が広がっていて、その溶岩原の海岸部に「溶岩なぎさ遊歩道」という散策路が設けられています。遊歩道は「溶岩なぎさ公園」からそのまま続いているので、ぜひ足を延ばしてみましょう。
「溶岩なぎさ遊歩道」は全長3kmほど。歩き通すのは少し手強い距離ですので、途中まで楽しむのもいいですし、レンタサイクルなどを利用するのも一案です。遊歩道の途中には展望所や四阿も設置されています。景観を楽しみながら、のんびりと歩いてみるのがお勧めです。
写真:沢原 馨
地図を見る大正3年(1914年)、桜島では大規模な噴火が起こり、山頂近くから流れ出た溶岩が集落をのみ込み、海に達しました(ちなみに、この時の噴火で、東南側に流れ出た溶岩によって桜島は大隅半島と地続きになったのです)。その溶岩の跡が「大正溶岩原」です。「大正の噴火」からすでに100年以上を経て、溶岩原の上にはクロマツが繁茂していますが、その下には今でも溶岩の流れの凄まじさを物語る景観が横たわっています。
写真:沢原 馨
地図を見る溶岩が海に達してできた海岸線は、一般的な磯辺とはまったく景観の印象が違います。大正の噴火からまだ100年ほど、風雨の浸食をほとんど受けていないからでしょうか、溶岩が冷えて固まった岩場は鋭角的な印象で、荒々しく猛々しく、人の営みを寄せ付けないような景観です。まさに“奇観”とよぶべき景観も多くあります。桜島ならではの、この海岸の景観をじっくりと見ておきましょう。
写真:沢原 馨
地図を見る日が沈む時刻、「溶岩なぎさ公園」は昼間とはまた違った表情を見せてくれます。日が傾くにつれて、錦江湾が夕日を反射してきらきらと光り、足湯を楽しむ人たちの姿をシルエットにして見せてくれます。ゆっくりと落ちてゆく夕日を眺めて過ごすひとときは何ともロマンティックで、旅情を誘われます。ぜひカップルで(もちろんカップルでなくてもOK)、このひとときを楽しんでくださいね。
写真:沢原 馨
地図を見る少しばかり遅い時刻になっても、桜島フェリーは24時間運航なので心配要りません。鹿児島港のフェリーターミナルから市電の電停までは歩いても10分程度。宿泊先へ帰るのも気軽です。黄昏時の桜島フェリーもいいものですよ。
住所:鹿児島市桜島横山町1722-3
電話番号:099-298-5111(観光交流センター)
アクセス:桜島港から徒歩10分、近くに観光用駐車場有り
開園時間:常時開園(足湯の利用は9:00から日没まで)
2017年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/29更新)
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