写真:泉 よしか
地図を見る都心から1時間半程度、山梨県の石和温泉は週末に気軽にサッとお出かけできる便利な温泉地。
その中でも今回オススメする「華やぎの章 慶山」は、なんといってもおもてなしの満足度が非常に高い和風旅館。その理由をこれからたっぷりご紹介しましょう。
まずはロビー。琴の生演奏が出迎えてくれて外とはまるで別世界。ここから慶山の心配りが始まるのです。
写真:泉 よしか
地図を見る社長自らが「上げ膳、据え膳、人の手を掛ける従来の日本旅館というものを忘れてはならない」と語るこの宿では、決してお客さんを迷わせることはありません。フロントも仲居も一丸となって、宿泊する人が日常から解き放たれる特別な時間を演出してくれるのです。
チェックイン後はラウンジに腰を掛けて抹茶を一服。それからお部屋へご案内。プランによってはワインゼリーのサービスも。慶山が女性に人気の宿であるのも納得ですね。
写真:泉 よしか
地図を見る昨今では効率化を進めるホテルや旅館が多い中、効率よりも人を介した温かみを大切にする慶山の経営方針は、ともすれば時代に逆行しているとも思えるかもしれません。
でもそれは、きっと若い人には新鮮にうつるはず。また例えば親御さんを連れた孝行旅行なら、日本が今より元気だった時代の旅館ってこうだった、なんだか懐かしいと喜ばれるのでは。
写真:泉 よしか
地図を見る慶山の夕食はまさに感動。食事の美味しさだけでもここに泊まって良かったと思えること請け合い!前菜からデザートまで目にも美しく、味は絶品。
先付や前菜の可愛らしさはなんともインスタジェニックで、思わずカメラに収めたくなります。温かいものはあつあつに、冷たいものはひんやりと供されるお造り、煮物、蒸し物などお箸が止まらないでしょう。
写真:泉 よしか
地図を見るプランによってはテーブルのすぐ横に料理人が来て目の前で天麩羅を揚げてくれます。
写真:泉 よしか
地図を見るそして甲州牛が本当に絶品なんです。写真は甲州ワインビーフのサーロインステーキ。富士山の溶岩プレートで表面を炙って召し上がれ!じゅわっと肉汁が溢れてとろけちゃう。
一度食べたら、またこのビーフを食べに慶山に泊まりに行く!ときっと言いたくなりますよ。
写真:泉 よしか
地図を見る夕食後の9時からロビーで演奏される太鼓ショーも従業員自らが叩きます。叩くのは太鼓のプロじゃないの?なんて思うなかれ。これがめちゃめちゃ本格的なのです。
ドーンと響く太鼓の音は胸にビリビリと伝わってきて、慶山の宿泊の良い思い出になるでしょう。途中にメンバー紹介があり、えっ、あのノリノリで叩いていた人が総支配人?さっきフロントでチェックインを受け付けてくれたお兄さんがいた!なんて驚く声も。
写真:泉 よしか
地図を見る慶山の温泉も紹介しましょう。石和温泉の歴史は昭和36年に掘り当てられた源泉から始まります。しかし慶山は温泉が出る前の昭和34年からこの地で旅館業を営んでいました。
現在の石和温泉は県の所有する共同源泉を循環で利用する温泉地というイメージがありますが、なんと慶山は自家源泉を7本も所有!男女の大浴場、露天風呂に贅沢に源泉掛け流ししています。
写真:泉 よしか
地図を見る無色透明なすっきりとした石和のお湯は、すべすべの美肌を作ると女性に評判。慶山の大浴場の種類は岩露天風呂「六花仙」、美肌の湯(内湯)「花野」と檜露天風呂「花檜」、美肌の湯(内湯)「花桐」があり、夜と朝とで男女入換え制です。
7本の自家源泉は全て混ぜてしまわずにそれぞれの浴槽に注がれていますので、入り比べる楽しみも。
写真:泉 よしか
地図を見る慶山にはもう一つお得ポイントがあります。それは同じ石和温泉内に系列の旅館「甲斐路」があり、慶山に泊まればこちらのお風呂にも入れることです。甲斐路のお風呂もまた、慶山とは別源泉を使用しています。
夕方3便ほど慶山と甲斐路を往復する送迎車が出ますので、チェックインしたらぜひ、フロントで甲斐路に行きたい旨伝えて送迎車をご予約下さい。予約の無い場合、送迎車は運行しません。
写真:泉 よしか
地図を見る慶山の朝ごはんの特徴はおよそ70種類のメニューを誇るバイキング。ライブキッチンもあり、目の前であつあつの卵料理を作ってくれます。
朝食なのにピザ?ジュースは普通のジュースだけでなく、自分でフルーツを選んでオリジナル生ジュースが作れる!?と驚きの連続。
写真:泉 よしか
地図を見るサラダのドレッシングやトッピングだけでこれだけの種類!
写真:泉 よしか
地図を見るデザートのコーナーにはなんとチョコレートファウンテン登場!本当にあれこれ食べたいものを選んでいるだけでワクワクできる朝ごはんです。
もちろん和食メニューも豊富で料理長手作り塩辛などシブい品もありますよ。和食派でも洋食派でも大満足のラインナップです。
石和温泉の「華やぎの章 慶山」の良さは温かい接客にあります。今の日本では減りつつある昔ながらの和風旅館の伝統、これを頑なに守り続けるところがむしろ今の時代に新鮮。
日常にお疲れでぜーんぶお任せの上げ膳据え膳でお客さまになりたい方に、またご両親を連れての旅行を企画されている方に特にオススメしたい宿です。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
泉 よしか
温泉を中心に女子目線でおすすめスポットを紹介いたします。キレイ系温泉から歴史ある温泉街、マニアックな秘湯まで守備範囲。いろいろな人に来てほしいと思っている温泉と、次のお休みでどこに行こうか迷っている旅…
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索