忘れられた600mの洞窟!栃木・島崎酒造酒蔵と伝説の滝

| 栃木県

| 旅の専門家がお届けする観光情報

忘れられた600mの洞窟!栃木・島崎酒造酒蔵と伝説の滝

忘れられた600mの洞窟!栃木・島崎酒造酒蔵と伝説の滝

更新日:2017/12/26 10:33

佐久田 隆司のプロフィール写真 佐久田 隆司 トレッキングハンター、ネイチャーカメラマン

栃木県那須烏山市にある島崎酒造は、全国でも珍しい洞窟を利用した酒蔵があります。戦後忘れさられていた述べ600mにも及ぶ洞窟を利用し、長期熟成の大吟醸日本酒などを手掛けています。またその近くには大蛇が棲んでいるという伝説がある龍門の滝が大きな水しぶきをあげ、天台宗の古刹「太平寺」などとともに、多くの方が足を運ぶスポットになっています。記事内では酒蔵洞窟と龍門の滝を動画でも紹介しています。

1849年創業の老舗「島崎酒造」!東力士をメインに多種の日本酒を手掛ける

1849年創業の老舗「島崎酒造」!東力士をメインに多種の日本酒を手掛ける

写真:佐久田 隆司

地図を見る

JR烏山駅からほど近い場所に本店を置く「島崎酒造」は、1849年に創業した栃木県でも有数の地酒醸造所!メインブランドは創業者の相撲好きが高じて「東力士(あずまりきし)」と命名されました。主力酒米の、山田錦、五百万国を那珂川の伏流水で仕込み、様々なテイストの日本酒を醸造しています。

1849年創業の老舗「島崎酒造」!東力士をメインに多種の日本酒を手掛ける

写真:佐久田 隆司

地図を見る

年代を感じさせるしっとりした店内には、様々なブランドが所狭しと並べられ、品評会の表彰状などが掲げられています。またお酒の弱い方向けのリキュール類、ワインなど、幅広い層に受け入れられる醸造酒も手掛けています。

1849年創業の老舗「島崎酒造」!東力士をメインに多種の日本酒を手掛ける

写真:佐久田 隆司

地図を見る

島崎酒造の本店では、各種日本酒の利き酒をしたうえでの、販売を行っています。大吟醸から長期貯蔵酒など、そのテイストは様々!好みが見つかるまでじじっくり日本酒に向き合えるスタンスは、一般的な日本酒販売とは違う製品への自信が感じられます。また仕込み水を口直しに飲めるので、ブランドを変えた際にも味覚が混ざることがありません。

<島崎酒造の基本情報>
住所:栃木県那須烏山市中央1丁目11−18
電話番号:0287-83-1221
アクセス:JR烏山線 烏山駅より徒歩10分 駐車場有

忘れられていた戦車工場跡!述べ600mの洞窟を現代の日本酒貯蔵に

忘れられていた戦車工場跡!述べ600mの洞窟を現代の日本酒貯蔵に

写真:佐久田 隆司

地図を見る

JR烏山線滝駅近くには、第二次世界大戦時に日本軍の戦車工場用として、掘削された洞窟がありました。縦100mに3本、横60mの間に5本が交差するように張り巡らされている洞窟は、戦後その存在が忘れ去られていました。この洞窟掘削はすべて手掘りで行われました。

それというのも、現島崎酒造の会長がこの掘削に動員された記憶をたどり、戦後見つけ出して今に至っています。述べ600mにも及ぶこの洞窟は現代の戦車でも収容できる広さがあり、そこを島崎酒造が1970年から地主から借り受けて日本酒の長期貯蔵に使っています。

2012年には土木学会選奨土木遺産として、「東京動力機械株式会社地下工場跡」として登録されました。

忘れられていた戦車工場跡!述べ600mの洞窟を現代の日本酒貯蔵に

写真:佐久田 隆司

地図を見る

島崎酒造のブランド「熟露枯(うろこ)」は、長期熟成日本酒の証!1970年から毎年欠かさず大吟醸酒をここで貯蔵してきています。またオーナーズボトルとして5〜20年をめどに長期熟成した大吟醸酒を、熟成後に届けてくれる制度もあります。

忘れられていた戦車工場跡!述べ600mの洞窟を現代の日本酒貯蔵に

写真:佐久田 隆司

地図を見る

酒蔵洞窟は4〜11月の間の、土日祝、GW、お盆は、現地で見学が無料ででき、酒類販売も行っています。それ以外の時でも島崎酒造本店に問い合わせすれば、随時見学ができるようになっています。

<酒蔵洞窟の基本情報>
住所:栃木県那須烏山市神長752-2
電話番号:0287-83-1221
アクセス:JR烏山線 滝駅より徒歩15〜20分
見学時間:10:00〜16:00

大蛇が棲んでいる?!龍門の滝は滝駅からすぐ

大蛇が棲んでいる?!龍門の滝は滝駅からすぐ

写真:佐久田 隆司

地図を見る

JR烏山線滝駅から徒歩で5分のところに、大蛇が棲む伝説がある幅65m高さ20mの「龍門の滝(りゅうもんのたき)」が豪快に水しぶきをあげています。滝周辺は遊歩道が整備され、夏季と年末には、滝のライトアップも!またJR烏山線の車両と滝が同時に撮影できるスポットとしても有名です。

大蛇が棲んでいる?!龍門の滝は滝駅からすぐ

写真:佐久田 隆司

地図を見る

水量が多いときは岩肌すべてを覆い隠すほどの勢いがあり、滝壺の近くまで行くことができます。近くには龍門ふるさと民芸館もあり、龍の伝説を解説する施設や、展望台も設けられています。

<龍門の滝の基本情報>
住所:那須烏山市滝414
電話番号:龍門ふるさと民芸館 0287-83-2765
アクセス:JR烏山線 滝駅より徒歩5分

動画:佐久田 隆司

地図を見る

ここでは酒蔵洞窟と龍門の滝を1分の動画に収めました。ぜひご覧ください。

天台宗の古刹「太平寺」!立派な伽藍が歴史を感じさせる

天台宗の古刹「太平寺」!立派な伽藍が歴史を感じさせる

写真:佐久田 隆司

地図を見る

龍門の滝の近くには、天台宗僧侶「慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)」が803年に開基されたといわれる太平寺があります。立派な伽藍には多数の文化財が残されており、春はカタクリの花の群生、初夏は新緑を、秋は紅葉が楽しめ、四季を通じて県の内外より多くの参拝者が訪れています。

天台宗の古刹「太平寺」!立派な伽藍が歴史を感じさせる

写真:佐久田 隆司

地図を見る

金剛力士像も阿形(あぎょう)像と吽形(うんぎょう)像がそろって睨みを利かせています。これらが収められている仁王門は那須烏山市の文化財に指定されています。

<太平寺の基本情報>
住所:栃木県那須烏山市滝395
電話番号:0287-84-0165
アクセス:JR烏山線 滝駅より徒歩5分

忘れられていた巨大洞窟!伝説の滝をその目で

島崎酒造の酒蔵洞窟は戦後わすれさられていた遺構!当時の掘削の苦労やその規模をぜひ体験してみてはいかがでしょう?また培われた醸造技術による高品質の日本酒利き酒も魅力です!龍が棲んでいるのかどうか?豪快な滝壺で思案するのもまた楽し。ロマンとスペクタル満載の那須烏山市へ出かけてみては??

2017年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/12/16 訪問

- PR -

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -