写真:潮 佳澄
地図を見る「ひろしまドリミネーション」のメインは広島駅の南側、鶴見橋から始まる平和大橋までの平和大通り沿いです。2017年はテーマをもった4つのエリアが設置されています。
ドリミネーション30周年を記念した歴代のオブジェを楽しめる「Dremi Festival」、イルミネーションの後半、平和大橋付近の「Dremi Forest」、そして、最も範囲の広い中間部分は北側が「Land of the Sun〜太陽の国〜」南側が「Aqualand〜氷の国」と対照的なテーマの光を楽しむことができます。
おすすめの歩き方は広島電鉄「八丁掘」駅で降り、商店街を楽しみながら北側へ10分ほど歩き、平和大通りへと入っていくルートです。平和大橋へ向かって北側を歩くと「キャッスル オブ ザ サン〜太陽の城」をはじめとする、あたたかな色合いのイルミネーションが楽しめます。
写真:潮 佳澄
地図を見るメインとなる平和大通りエリア、商店街エリアも含めて140万球の光で街が彩られます。トンネルや馬車、海賊船など、中に入って楽しむことができるイルミネーションも。
また、広島の街と関わりのあるモチーフもあるのがいいところ。平和を願う折り鶴、2017年のカープ優勝を記念した赤ヘルなど、年ごとに広島を象徴するオブジェが設置されています。
写真:潮 佳澄
地図を見る平和大通りの北側エリアを歩き、平和大橋から折り返すと南側は青を基調とした「Aqualand〜氷の国」のエリアが続きます。平和大通りは、戦後、多くの人々からの献木によって、公園道路の姿をかたちづくるようになりました。広島市街地の中央部を東西につなぐ道沿いを一本入れば、ご当地グルメを楽しめる飲食店が数多くあります。
折り返してイルミネーションのスタート付近、広島電鉄「八丁堀駅」付近に戻ってくると、広島焼の名店が立ち並びます。また、複数のお好み焼き店が入るビル「お好み村」も平和大通りから駅を目指す脇道で立ち寄ることができます。行き道で目ぼしいお店を確認しておいて、帰り道にお好み焼きを食べると冷えた体が一気に温まります。
冬の広島を楽しむのに、夜のイルミネーションはもちろんですが、昼の広島市街地が出てくる物語と合わせて歩くのもおすすめです。
中でも重松清『赤ヘル1975』は、カープが初優勝した1975年の広島を舞台に、少年たちの目を通した「広島」の人と街が描き出されています。小説を通して、街歩きをしてみると、道や橋、路面電車、それぞれに街の歴史が息づいていることがわかります。
また、街歩きをしていて気づくのは、やっぱりカープ愛!2016年に25年ぶりのリーグ優勝、を果たしたこともあり、あちこちでカープにかかわるものを目にします。野球好きでなくとも、なぜ地元でそこまで愛される球団なのか、を知る1冊としてもぜひ手にとって訪れてほしい。昼と夜、両方の街の表情を楽しむ冬の広島旅に出かけてみてはいかが?
住所:平和大通りを中心に商店街や商業施設などの市内中心部一帯
各種問い合わせ先:082-247-6805(ひろしまライトアップ事業実行委員会事務局事業推進本部)
点灯時間:17:30〜22:30
2017年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
潮 佳澄
図書館の人ってインドアだと思っていませんか?本を片手に旅する司書(図書館員)です。たくさんの本を知ると物語の先にある土地、文化、歴史、ありとあらゆるものに触れたくなります。そして、旅先で得たものを活か…
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