ことのままに願いが叶う!?静岡掛川「事任八幡宮」

ことのままに願いが叶う!?静岡掛川「事任八幡宮」

更新日:2021/01/08 15:27

麻生 のりこのプロフィール写真 麻生 のりこ 元観光バスガイド、ご当地マンホーラー
古来より願い祈る人々が絶えない神社仏閣。静岡県掛川市には日本で唯一、言の葉で事をとりもつ神様を主祭神とする「事任(ことのまま)八幡宮」があります。
同神社は古くから「事のままに願いが叶う」と言われ『枕草子』にも登場したほど。数奇な歴史を辿り、近年ではパワースポットとして注目を集めています。2019年夏からは特製の「つなぐ守」の授与が開始されました。

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『枕草子』にも登場!事任八幡宮とは

『枕草子』にも登場!事任八幡宮とは

写真:麻生 のりこ

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日本で唯一、主祭神が“言の葉で事をとりもつ働きをする神様”の神社をご存知ですか? それは静岡県掛川市の旧東海道沿いに鎮座している「事任(ことのまま)八幡宮」。言霊の神様の后神・己等乃麻知比売命(ことのまちひめのみこと)を古来よりお祀りしています。

創建年代は不明ですが190年頃には鎮座し、平安時代初期に現在地へ遷宮したようです。「事(言)のままに願いが叶う」と言われ、平安時代に書かれた『枕草子』にも「ことのまま明神」として登場。『方丈記』の著者・鴨長明も和歌にその名を詠んでいます。

『枕草子』にも登場!事任八幡宮とは

写真:麻生 のりこ

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境内には楠やイチョウなどの大木が。本殿東側に聳えているのは、ご神木の大杉。40メートル近く、しゅっと伸びています。天と通じて参拝者の願いを届けてくれそうですね。

『枕草子』にも登場!事任八幡宮とは

写真:麻生 のりこ

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駐車場脇の鳥居をくぐり拝殿へと向かう途中には楠の巨木。この大楠の幹には大きなコブがあります。それはあたかも耳のよう。この耳から神様が参拝者の願いを聞いていると言われています。裏側に回ると大楠に近づくことができるので足を運んでみて!

清々しい境内からパワーを充電

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写真:麻生 のりこ

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大木が多く清々しい空気が漂う境内。拝殿前の大イチョウは、秋の深まりとともに周囲を黄色に染めます。

根元が繋がっている夫婦杉もありましたが、残念なことに2018年9月末の台風24号による暴風雨被害に遭い、根っこから倒れてしまいました。倒れた夫婦杉の株元部分は境内の片隅にお祀りされていて、参拝者を見守っているかのよう。

境内にはベンチがいくつかあるので、腰かけてのんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

清々しい境内からパワーを充電

写真:麻生 のりこ

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同神社には摂社として天照大神などをお祀りする五社神社と、稲荷神社、金刀比羅神社があります。これら摂社の背後はこんもりと繁った禁足地ですが、カヤとアラカシに抱かれた石がお祀りされている「むすびの神」までは大丈夫。少し急坂な木の根道を辿ることになりますが、興味のある方はこちらへもどうぞ。言霊の森といった神秘的な雰囲気です。

清々しい境内からパワーを充電

写真:麻生 のりこ

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遠江国の一宮でもある事任八幡宮は、創建当初から己等乃麻知比売命をご祭神としていたようです。源氏の守護神として知られる八幡神を勧請したのは平安時代後期のこと。その後、武家社会となり政情が不安定になったため「八幡宮」を称するように。

戦国時代には街道沿いにあり目立つ神社が破壊されないように、静かな山あいにある森町の小國神社へ媛神を分霊しました。混乱期を経て江戸時代初期には徳川家康が同神社の本殿を造営。後期に刊行された『東海道名所図会』には己等乃麻知神社の文字が見えます。

こちらは本宮の遥拝所です。長い間、里宮では八幡神を、道を隔てた本宮山の中腹ではひっそりと己等乃麻知比売命をお祀りしていたんですよ。今でも静かに手を合わせる人の姿を見ることができます。

社の禊ぎ場「ことどひの里」

社の禊ぎ場「ことどひの里」

写真:麻生 のりこ

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伊勢神宮内を流れる五十鈴川のように、同神社にも禊の場があります。それは神社付近を流れる逆川の河原「ことどひの里」。平成24年(2012年)11月に完成した龍神社から河原までは、山桜やホタルブクロ、アヤメ、ツワブキなどが植えられた緑豊かな参道を歩きます。

社の禊ぎ場「ことどひの里」

写真:麻生 のりこ

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「ことどひ」とは「語らい」のこと。川のせせらぎが心地良い禊の場に立てば、神様と心が通じるかもしれませんね。

「開運ふくのかみ」を持って本宮参拝

「開運ふくのかみ」を持って本宮参拝

写真:麻生 のりこ

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旧東海道を隔て日坂宿の入口からは奥宮とも呼ばれる本宮へ参拝することができます。参拝のポイントは、本宮の社を囲むように敷き詰められている白い石を拭くこと。
そのために参拝前に里宮の社務所に立ち寄り、白い紙(「開運ふくのかみ」)を1枚いただきましょう。もちろん持参した紙でも可能です。

「開運ふくのかみ」を持って本宮参拝

写真:麻生 のりこ

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入口から本宮までの階段は271段。途中から狭くなり200段から先は昔ながらの石段です。歩きやすい靴がお勧めです。

「開運ふくのかみ」を持って本宮参拝

写真:麻生 のりこ

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1つ目は神様のため。
2つ目は周りの人を思いながら。
3つ目は自分のため。

感謝の気持ちを込めて1つずつ“拭く”ことが“福”に通じ、願い事が叶うとのこと。石を磨きながら神様に決意表明してみては。古来よりこの地に鎮座し、言の葉で事をとりもつ霊験あらたかな己等乃麻知比売命の後押しがあれば心強いですね。

ここでしか手に入らない「つなぐ守」

ここでしか手に入らない「つなぐ守」

写真:麻生 のりこ

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参拝の後は社務所にてお守りの授与などを。お守りに描かれている六角形は、媛神にゆかりの亀甲占いをデザインしたものです。仕事守りには宝物である掛け軸に描かれた「羅陵王の舞」が。清めの砂は家の周囲など、土地の祓い清めに撒くと良いでしょう。

ここでしか手に入らない「つなぐ守」

写真:麻生 のりこ

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2018年の台風で倒れてしまった夫婦杉ですが、一部分を小さく加工し、ご神体とした特製の「つなぐ守」の授与を2019年夏から開始。神様以外にも、さまざまな縁と繋がることができそうですね。表側はもちろん、お守りの裏側にも夫婦杉の刺繍が施されています。

ここでしか手に入らない「つなぐ守」

写真:麻生 のりこ

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1つずつ表情が微妙に異なることのまち媛福守は、好みのものをお選びください。

1つの神社でありながら、長い間、里宮(八幡宮)と本宮(己等乃麻知神社)とに分かれていたような同神社。平成11年(1999年)に、やっと主祭神を己等乃麻知比売命とする「事任八幡宮」として神社本庁に認められました。
数奇な歴史を辿りながらも、いにしえの昔から守り継がれた神社に参拝してみませんか?

事任八幡宮の基本情報

住所:静岡県掛川市八坂642
電話番号:0537-27-1690
アクセス:JR掛川駅北口7番乗り場から東山線乗車、「八幡宮前」バス停下車徒歩すぐ(掛川バスサービス・2時間に1本程度)
掛川バイパス「八坂」I.Cから北へ約900メートル
駐車場:あり(無料)

2021年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/06/20−2020/11/28 訪問

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