「おしん」の舞台!大正ロマン漂う山形の秘湯「銀山温泉」

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「おしん」の舞台!大正ロマン漂う山形の秘湯「銀山温泉」

「おしん」の舞台!大正ロマン漂う山形の秘湯「銀山温泉」

更新日:2014/02/04 15:34

Ginzan Onsen, a secluded hot springs town with a floating atmosphere of a romantic nostalgic past
大竹 進のプロフィール写真 大竹 進 元旅行会社勤務、元旅行専門学校講師

山形県尾花沢市にある銀山温泉は江戸時代初期の大銀山として栄えた「延沢銀山」の名称に由来しています。
NHKの連続テレビ小説「おしん」の舞台となったことで一躍脚光を浴びましたが、大正末期から昭和初期に建てられた洋風木造多層の旅館が銀山川の両岸に沿って軒を並べ、昔ながらの独特な景観を味わうことができます。
特に雪のある季節は情緒満点!
今回はそのような大正ロマン漂う「銀山温泉」をご紹介します。

雪の舞う銀山温泉

雪の舞う銀山温泉

写真:大竹 進

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500年もの歴史をもつ銀山温泉は、奥羽山脈の懐に抱かれた自然の中にあります。
大正2年(1913年)の大洪水でそれまでの旅館街が壊滅し、湧出量も減ってしまいましたが、昭和元年(1926年)に源泉のボーリングで高温多量の湯が湧出し、各旅館は一斉に洋風の3〜4層の木造構造に建て替えを行いました。
銀山川を挟んで建ち並ぶ現在の旅館街はその頃に形成されたもので、「家並み保存条例」により守られているその景観は、まさに大正ロマンの趣が溢れています。

銀山温泉を一躍有名にしたドラマ「おしん」は1983年から1年間放送され、平均視聴率がなんと52.6%、最高視聴率は62.9%というテレビドラマの最高視聴率を記録した番組で、放送は日本のみならず世界約70ヵ国で放送され「世界で最もヒットした日本のテレビドラマ」となっています。

雪の舞う銀山温泉はまさにおしんの世界!
レトロな情緒ある温泉街は雪が良く似合います。

銀山温泉の足湯「和楽足湯(わらしゆ)」

銀山温泉の足湯「和楽足湯(わらしゆ)」

写真:大竹 進

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和楽足湯(わらしゆ)は銀山温泉の旅館街入口に架かる白銀橋の近く、銀山川に面した道路沿いにあり、源泉をそのまま使用した足湯です。
朝6時から22時まで無料で利用できますから、レトロな趣のある旅館街や銀山川の流れを楽しみながらのんびりゆったり浸かってみては如何でしょうか?

銀山温泉の鏝絵(こてえ)

銀山温泉の鏝絵(こてえ)

写真:大竹 進

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銀山温泉で眼を引くのが各旅館の看板や戸袋、壁などにデザインされた鏝絵(こてえ)です。鏝絵とは左官職人が使う道具の鏝(こて)で漆喰を塗ってさまざまな模様を描いた作品。

大正2年(1913年)の大洪水でかつての茅葺屋根の旅館街が全て押し流され、その後木造高層旅館街に生まれ変わった際、各旅館はその豪華さを競って鏝絵を描いたものと言われ、これほど多くの建物で鏝絵が見られるのは珍しいでしょう。

鏝絵は旅館の屋号であったり、縁起物のデザインであったりしますが、中でも写真にある古山閣の建物正面を飾る鏝絵は、1年の行事を童話の絵本のような楽しさで描かれていて、眺めているととてもほのぼのとした気持ちにさせてくれます。

ガス灯に映える夜の銀山温泉

ガス灯に映える夜の銀山温泉

写真:大竹 進

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銀山川の両岸に木造高層旅館街が並ぶ銀山温泉は、夜ともなるとガス灯に照らされ更にその魅力を増し、ロマンチックな雰囲気を漂わせます。
下流側の白銀橋付近から温泉街を眺めた大正ロマン漂う光景は、温泉のシンボル的な風景で、この景観を守るため「家並み保存条例」が制定されています。
銀山温泉の旅館は殆どが銀山川に面して建てられていますが、温泉街入口に掛かる白銀橋から徒歩数分で温泉街の外れまで行けますから、温泉街を一回りするのも簡単です。
銀山温泉を訪れる際は、昼間に立ち寄るだけでなく、ぜひ宿泊して夜のそぞろ歩きも楽しい銀山温泉の魅力をたっぷり味わって下さい。

銀山温泉の散策スポット、白銀の滝

銀山温泉の散策スポット、白銀の滝

写真:大竹 進

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銀山温泉には温泉街から延びている幾つかの散策コースがあります。
温泉で疲れを癒す前や後に自然の中でのんびり過ごすのも銀山温泉の楽しみ方で、秋には紅葉が華やかに色づき格別ですが、初雪からみどりの日(山開き)までの期間は、足場が悪くなり積雪もあって坑道方面への入山ができなくなります。
しかしそんな雪が深い季節でも、散策コースの入り口近くにある白銀の滝は眺めることが出来ます。
銀山温泉は小さな温泉で、温泉街入口の白銀橋から銀山川を遡って行くと、数分で旅館街を抜けてしまいますが、その一番上流側にある瀧見館前から眺めることができるのが落差22メートルの白銀の滝です。
どの旅館からも簡単に行けますから、温泉街をぶらつくついでにこの滝もどうぞご覧下さい。

おわりに

銀山温泉は山形新幹線の大石田駅より路線バスで約40分の所にありますが、送迎バスもありますので、宿泊先の旅館にお問い合わせ下さい。
温泉街は一般車両が通行禁止となっており、宿泊客は宿が指定した駐車場に、日帰り客は温泉街まで徒歩3分程度の未整地に車を止めて徒歩で温泉街に向かうことになりますのでご注意下さい。
泉質は含食塩硫化水素泉で、効能は神経痛、リウマチ、皮膚病、創傷、成人病、婦人病等です。
各旅館の内湯の他、湯治場だった頃の懐かしさを感じさせる共同浴場が3ヵ所ありますので、湯めぐりも楽しめます。
【しろがね湯】
 期間 通年、時間 8:00 〜 17:00、 料金 大人 500円、小学生以下 200円
【かじか湯】
 期間 通年、時間 8:00 〜 20:00、 料金 大人 300円、12才以下 無料
【おもかげ湯】 
 期間 通年、時間 10:00 〜 17:00、料金 50分 2000円(貸切家族風呂)

銀山温泉には旅館が13軒ありますが、20室以上の旅館は1軒だけで、こじんまりした旅館が多く、7軒は10室以下です。
大規模な旅館が無く、大正末期から昭和初期に建てられた古風な洋風木造多層の旅館街はまさに異次元空間へタイムスリップしたかのよう!
そんな非日常体験をあなたもしてみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/03/31−2013/04/01 訪問

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