写真:浅井 みら野
地図を見る「ハッチ・ショー・プリント」があるのは、カントリー・ミュージック殿堂博物館(the Country Music Hall of Fame and Museum)の建物内部。博物館とホテルが繋がっていて、お土産屋さんやレストランが建ち並ぶ一角に構えています。
写真:浅井 みら野
地図を見るショップにはこちらで作成したポスターが張られ、購入することも。ナッシュビルを鮮やかにデザインしたものや、ミュージシャンの渋いイラスト付きなどデザインや色合いも様々です。
特にお店が活躍したのが1920年代中盤から1950年代の期間。1925年から今も続く“グランド・オール・オープリー(Grand Ole Opry)”は、カントリー・ミュージックの公開ライブを毎週放送する長寿番組。その会場だったライマン公会堂(Ryman Auditorium)に隣接していたため、出場する有名アーティストのポスターを手掛けていました。
写真:浅井 みら野
地図を見るポスター以外にも、アルファベットのポストカードやノートなどの文房具も販売されています。丁寧に印刷された表紙からは、手作業だからこそのぬくもりや手ざわりの良さが感じられますので、ぜひ手に取って触れて頂きたいものばかりです。
写真:浅井 みら野
地図を見るショップの傍らから聞こえる活気ある声と機械音。工房は今も現役の印刷所として活動中です。待ちかまえる門には“1879年 設立(EST. 1879)”の文字が。全米でも屈指の歴史を誇る老舗、醸し出す雰囲気も重厚感が感じられます。
写真:浅井 みら野
地図を見る年間500-600枚ものポスターがここから生み出されていきます。デザインから印刷までの全工程を手掛けていて、工房のあちらこちらで熱心に話し合う姿が。
写真:浅井 みら野
地図を見る棚いっぱいに保管されているのは、印刷に必要な逆アルファベットの型やイラストなど。部屋を取り囲むほどの多さは、歴史の長さと比例しているんですね。
写真:浅井 みら野
地図を見る奥行きある工房に並ぶ複数の印刷機。18世紀に生み出された技術ですが、色合いや印刷具合がデジタルでは表現できないと言われていて、今でも多くの企業がポスターを依頼するほどの人気ぶりです。
写真:浅井 みら野
地図を見る工房はガラス張りになっていて、作業中の様子を見ることができます。ここで行われている凸版印刷とは、印刷したい部分が突出しているので、そこにインクを塗りプリントしていく方法。1色ごとに色を塗り直すため、カラフルなデザインほど手順が多くなります。
写真:浅井 みら野
地図を見るすべてが手作業で行われ、1ミリのズレも許されないという、まさに職人技が光る舞台です。
写真:浅井 みら野
地図を見る1日3回(12:30、14:00、15:30)行われる見学ツアーは、1枚のポスターが出来上がるまでの流れや、工房内も入ることができます。当日予約とホームページからのオンライン予約の両方から受け付けていて、多くの人たちが参加する人気ツアーです。ショップの斜め向かいにはギャラリーもあり、昔のオリジナルポスターなども見ることができます。
音楽の街として賑わったナッシュビルにとって、多くの人たちを呼び集めることができるポスターは必要不可欠なツール。「ハッチ・ショー・プリント」の歩みは、アメリカ音楽の歴史と共にありと言っても過言ではないほど。ぜひ訪れた際は、大舞台を支え続けた職人技の色彩にうっとりしてみてはいかがでしょうか。
住所:224 5th Ave S, Nashville, TN 37203
電話番号:+1-615-577-7710
営業時間:ショップ 9:30〜18:00 / 工房 月曜日-金曜日 9:30〜17:00
定休日:サンクスギビング、クリスマス・イブ、クリスマス
アクセス:ブロードウェイより徒歩5分
2017年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
【取材協力:ミシシッピ・リバー・カントリーUSA、テネシー州観光局】
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(2024/4/19更新)
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