写真:浅井 みら野
地図を見る「RCAスタジオB」があるのは、ナッシュビルの中心地から少し離れたビジネスエリア。スタジオへはツアー参加者のみ入場でき、カントリー・ミュージック殿堂博物館(the Country Music Hall of Fame and Museum)で申し込むか、ホームページからも予約ができます。
当日は博物館に集合し、そこから専用車。音楽好きなガイドさんの止まらない解説を聞き流しつつ、期待に胸も膨らみます。
写真:浅井 みら野
地図を見るまず室内で目にするのが年表と関わったミュージシャンのパネル。1957年から1977年までと決して長くはない期間でしたが、録音した著名ミュージシャンの数は60名近くにも及びます。
写真:浅井 みら野
地図を見る実はこちらがオープンした当時、ナッシュビル含め近隣の州にはスタジオがなく、曲を録音するにはここに来るしかありませんでした。そのため多くの有名人が集まり街も賑わい、ゆくゆくは“音楽の街”と呼ばれるほどになりました。
その中には日本人にも馴染みのある歌手エルヴィス・プレスリーも。彼は200回以上もの録音を行い、その時にリリースされたジャケットカバーが鮮やかに壁を彩ります。
写真:浅井 みら野
地図を見る音楽業界の中心地となったナッシュビルは、やがてカントリー・ミュージックから独自のジャンル“ナッシュビル サウンド(Nashville Sound)”を築きます。洗練されたコーラスと弦楽器によるサウンドが特徴で、当時ロック・ミュージックに押されてた市場を食い止めただけでなく、世界的に有名なスタジオという名声も得ることになりました。
写真:浅井 みら野
地図を見る当時使われていた機器は現在も保存され、見学することができます。
写真:浅井 みら野
地図を見る録音風景がどうだったのか…当時の様子を映像で知ることができます。シンプルな部屋にマイクが1本。ミュージシャンがのびのびと歌う姿が印象的です。
写真:浅井 みら野
地図を見るこのツアー最大の見どころが、先ほど映像に流れたスタジオに実際に入れること。壁や床からは歴史の長さが感じられ、数々のミリオンヒットがこの場所で生まれたかと思うと不思議な感じです。
写真:浅井 みら野
地図を見るスタジオにある青、赤、緑の3色ライトは実はエルヴィスが自らリクエストしたというこだわり。ロックを歌う時は赤、ブルースを歌う時は青と、曲によって照明の色を使い分けていたんですよ。
写真:浅井 みら野
地図を見るオープン当時からあるピアノにもエルヴィスとの秘話が。この音色を彼がいたく気に入り、ピアノを買い取ると言い出したほどです。しかし、その申し出を丁重にお断りしたのだとか。今でも調律がされていて、人気の撮影スポットとして輝いています。
現在「RCBスタジオB」はその功績と歴史が認められ、国の歴史登録財として登録されています。ツアーにはカントリー・ミュージック殿堂博物館のチケットも含まれていますので、ぜひ訪れた際は、今でもアメリカ人の心のよりどころとして不動の地位を築いているカントリー・ミュージックを堪能してみてはいかがでしょうか。
住所:1611 Roy Acuff Pl, Nashville, TN 37246
集合場所:カントリー・ミュージック殿堂博物館(the Country Music Hall of Fame and Museum)ロビー内
電話番号:+1-615-416-2001
営業時間:10:30〜14:30の間、1時間ごとに1ツアー
定休日:なし
所要時間:1時間
2017年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
【取材協力:ミシシッピ・リバー・カントリーUSA、テネシー州観光局】
この記事を書いたナビゲーター
浅井 みら野
イタリア生まれ、ドイツ育ちの日本人です。まだまだ知られていないけど、魅力的な土地を世界、国内問わず紹介しています。ヨーロッパ、アメリカ方面が多いですが、呼ばれればどこへでも。冬はゲレンデに出没すること…
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索