灘黒岩水仙郷の満開時期は例年1月末から2月頭頃。この時期には多くの観光客が訪れます。駐車場は行列ができるので、少し離れた何ヵ所かの臨時駐車場から無料シャトルバスが運行しています。車でのアクセスは道が広く、駐車場待ちの列に入りやすい福良側(南側)からがオススメ。「道の駅福良」からも有料のシャトルバスが運行しています。
水仙畑へは谷間の駐車場からつづら折りに坂道を登っていきます。谷間の水仙畑は時間帯によって日が当たりません。谷の上まで出れば、日が当たり海が見下ろせる南側斜面に出られます。そこまで頑張って登りましょう。
付近には水仙の爽やかな香りが漂っていて、とても心地よいです。登り坂から振り返ると、広大な淡路島の山々と深い谷。ここが島かと疑ってしまうほどの雄大な山容を望む事ができます。急峻な斜面に咲く野生の水仙はなんと500万本。そのスケールには圧倒されます。
斜面を登りきり谷の上部に出ると、一気に視界が開けます。目の前には真っ青な海が広がり、太陽に照らされて白く輝く水仙が潮風に揺れて清涼な香りを放っています。穏やかな淡路島の風景がとっても気持ちよい場所です。寒い中にも暖かい日差しと眩い光が、少し早めの春をも感じさせてくれます。
水仙畑の向こうに浮かぶ島は沼島(ぬしま)。人口500人ほどの漁業の島で、淡路島と定期航路で結ばれています。淡路島の南、太平洋と大阪湾の入口に面した風景は温暖で、美しい島の風景を楽しませてくれます。
青い海に緑のスイセン畑のコントラスト。ワンポイントのように黄色を含んだ純白の水仙の花が輝く宝石のように散りばめられ、眩いばかりの美しさです。
水仙畑の中には満開の梅も。青い海を背にした梅と水仙の真っ白な花のコラボ、そして緑の絨毯が織りなす美しい風景。水仙のさわやかな香り、梅の香ばしい香りが海風にかき混ぜられ、心地よく鼻孔をくすぐります。海を背に早春の花が同時に満開になる風景は最高です。
丘の上で美しい風景を満喫したら、南側の斜面を海に向かって下って行きます。潮騒と海面のきらめきを感じながらの下り道。水仙に囲まれながら進む遊歩道は、登りとは違ってとっても気持ちがよいです。
満開の水仙の中には美しい紅梅も同時に花をつけています。海の青、スイセン畑の緑、梅の赤。冬とは思えない原色の共演はとても美しく、早々と春の訪れを感じてしまうくらいです。
一面に咲き誇る水仙の花に、スポットライトのように夕陽が射し込むと、その美しさが更に際立ちます。夕方の光にまっ白な水仙がわずかに色づきます。午前中は谷間に射し込む光、午後は海に沈む夕日に照らされる色づいた風景。時間によってさまざまな水仙畑の表情を楽しむ事ができます。
下りきると海を眺めるテラスがある売店に出ます。お土産はもちろん、ちょっとした軽食もあるので、散策後の休憩をするのにももってこいです。
淡路島の南にある灘黒岩水仙郷まで足を運んだのなら、ぜひ見ておきたい場所は「鳴門の渦潮」です。徳島のイメージが強い鳴門の渦潮ですが、淡路島からも観潮船が出ており、四国に渡らなくても大迫力の渦潮を楽しむことができます。観潮船には「道の駅福良」から乗船が可能。灘黒岩水仙郷へのシャトルバスも出ているので、便利に観光に組み合わせたいですね。
水仙畑や鳴門のうずしおはもちろん、冬でも見どころや美味しいものがいっぱいの淡路島。「淡路島3年とらふぐ」という冬の味覚をはじめ、美味しいものが淡路島にはいっぱい。「洲本温泉」をはじめとする温泉宿もたくさんあるので、宿泊にももってこいの旅先です。
冬にほっこりできる暖かい南淡路島。この冬のお出かけ先にいかがでしょうか?
住所: 兵庫県南あわじ市灘黒岩2
電話: 0799-56-0720
営業時間: 9:00〜17:00
開園日: 12月下旬〜2月下旬
休業日: 無
休交通: 神戸淡路鳴門自動車道・三原ICもしくは淡路南ICより約40分
料金: 大人500円 子供300円
駐車場: 50台 (無料・臨時駐車場260台)
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(2025/2/8更新)
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