宮崎カーフェリーは、神戸港でも都心に近い三宮ターミナルと宮崎港を結ぶフェリーです。神戸三宮フェリーターミナル(写真)は、JR三ノ宮駅前から連絡バスが運航されている他、ポートライナー・ポートターミナル駅からも徒歩約15分、JR三ノ宮駅からもフラワーロードを通って徒歩約20分です。
神戸の街を眺めながら出港し、淡路島の東を通過して和歌山県と徳島県の間にある紀淡海峡から太平洋へ出ます。夜中に高知県の室戸岬・足摺岬沖を走って宮崎へ向かいます。
なお神戸三宮フェリーターミナルは2014年に新しくなり、宮崎カーフェリーの他に、小豆島を結ぶジャンボフェリーも出入港します。
宮崎カーフェリーが運航する船舶は、「こうべエキスプレス(1997年就航)」「みやざきエキスプレス(1996年就航)」の同型船2隻です。旅客だけでなく貨物輸送でも重要な役割を担っており、就航して20年以上経過する両船を新造船に代替するために動いています。
運航ダイヤは旅行者にとっても利用しやすくなっており、神戸港発が日曜日が18:00、その他の曜日が19:10、宮崎港着は翌朝8:40。宮崎港発は全ての曜日で19:10、神戸港着が7:30です。特に神戸発利用の場合は出港時刻に注意して下さい。
宮崎カーフェリー2隻の客室は、特等、1等A(写真)、1等B、1等S、2等寝台、2等の5種類です。特等は2名定員2部屋、1等A、Bは4人部屋となっています。
一人旅の旅行者に最適なのが1等S(写真)で、10室あります。残念ながら窓はないのですが、プライバシーを確保したい場合には最適です。
定員の多くを占めるのは2等で、案内所・売店の裏にあります。なお繁忙期は場所を指定される場合があります。
レストランは案内所・売店の前にあり、夕食は18:30〜20:30(日曜神戸発のみ18:00〜20:00)、朝食は宮崎発が6:30から、神戸発が7:00から入港までとなっています。なおレストランは夕食ではドリンクバーもあります。
夕食はバイキング形式で、大人1500円です。メニューも季節・日によって変えています。なおトラックドライバーは隣にあるドライバー食堂で、一般旅行者向けのメニューと同じ品を小分けにして販売されます。
朝食は和食セットか洋食セットのどちらかを選ぶ方式で、大人500円です。和食セットでは魚が1種類でなく、2種類ある事が多いです。
大型フェリーでの楽しみの一つ、サウナ付きの大浴場は乗船時から22時と宮崎発は朝6:30から、神戸発は朝7:00から入港まで。コイン返却式ロッカーがあり、リンスインシャンプーとボディソープは備付なので、大浴場には最低限タオルと衣類があればよいことになります。
案内所に隣接する売店では、神戸や宮崎の土産、菓子、本、洗面道具などが揃えられ、宮崎カーフェリーオリジナル商品も販売されています。
売店は乗船時から22時まで、及び朝は宮崎発が6:30、神戸発が7:00から下船時までですが、飲み物、カップ麺、冷凍食品の自動販売機があるので、売店営業時間外の買い物は自動販売機である程度対応出来ます。
宮崎港が近づくと、宮崎市街、フェニックス・シーガイア・リゾートの施設が見えてきます。海からシーガイアを見ると、陸上や飛行機から見る景色とはまた違います。
宮崎港に入ってフェリーターミナルの建物が見えてくると、間もなく下船です。下船後すぐにバスは発車し、JR宮崎駅まで13分、JR南宮崎駅そばにある宮交シティまで28分位です。また宮崎発に乗船する場合も、宮交シティやJR宮崎駅発のバスが運行されます。
住所:神戸市中央区新港町3-7
電話番号:078-321-2244
アクセス:阪神高速3号神戸線京橋出口よりすぐ。
阪神高速5号湾岸線の場合、住吉浜を出てハーバーハイウェイに乗り継ぎ、料金所を越えて新港方面出口を降りて右斜め方向に直進
公共交通利用時の場合は本文参照。
2017年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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