レトロ自販機の聖地!群馬「ドライブイン七輿」が絶滅危惧種すぎる!

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レトロ自販機の聖地!群馬「ドライブイン七輿」が絶滅危惧種すぎる!

レトロ自販機の聖地!群馬「ドライブイン七輿」が絶滅危惧種すぎる!

更新日:2018/01/27 16:23

風祭 哲哉のプロフィール写真 風祭 哲哉 B級スポットライター、東海道完歩ブロガー、青春18きっぷ伝道師

レトロ自販機とは、うどんやトースト、ハンバーガーなど昭和40〜50年代に開発された食品自動調理販売機のこと。今やこのレトロ自販機も絶滅寸前と言われていますが、中四国や北関東を中心にまだ現役で活躍する姿も見られます。
その中でも群馬県藤岡市の「ドライブイン七輿(ななこし)」は映画やテレビのロケ地としても人気で、レトロ自販機の聖地のひとつ。今、ひそかなブームとして休日には多くの巡礼者で賑わっています。

「ドライブイン七輿」はレトロ自販機の御三家が勢揃い

「ドライブイン七輿」はレトロ自販機の御三家が勢揃い

写真:風祭 哲哉

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ドライブイン七輿は、群馬県藤岡市の郊外、お世辞にもあまり車通りが多いとは言えない場所にひっそりと佇んでいます。この「ななこし」という名前は、このドライブインのすぐ裏にある国指定遺跡である「七興山古墳(ななこしやまこふん)」に由来しています。

一見すると、こんな辺鄙なところにある古いドライブインで経営、大丈夫なの?と余計な心配をしてしまいそうですが、実はここ、休日には首都圏をはじめとするさまざまなナンバーの車が集まる隠れた人気のスポットなのです。

「ドライブイン七輿」はレトロ自販機の御三家が勢揃い

写真:風祭 哲哉

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その人気の理由は、これ。
広大な駐車場を備えた建物の正面入口に燦然と輝いているのは「群馬県レトロ販売機保存委員会」という表示。ドライブインという名の通り、かつてはここにレストランスペースがあったような痕跡はありますが、現在はいわゆる「レトロ販売機」と呼ばれる昭和時代の食品自動販売機が並んでいるのみ。そう、ここはかつて「オートスナック」と呼ばれ、全国のロードサイドにたくさんあった自販機だけのお店の数少ない生き残りなのです。

絶滅寸前のレトロ自販機にあって、全国的にみるとこの群馬から埼玉北部にかけてはゴールデンルートと言えるほどのレトロ自販機の密集地なのですが、その裏には実はこんな委員会があったんですね!

「ドライブイン七輿」はレトロ自販機の御三家が勢揃い

写真:風祭 哲哉

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店内に入ると、ずらっと並ぶレトロ自販機たちが目に飛び込んできます。このドライブイン七輿には「麵類」「トースト」「ハンバーガー」という「レトロ自販機の御三家」がフルラインナップされているほか、反対側のドリンク販売機にも、昔懐かしい瓶コーラの自販機が残っています。
店内には簡易なテーブルとイス、調味料やナプキンなどのセットもおかれ、その場でゆっくりと食べられるようになっています。

「ドライブイン七輿」の一番人気は特製チャーシュー麺

「ドライブイン七輿」の一番人気は特製チャーシュー麺

写真:風祭 哲哉

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レトロ自販機の中でも「うどん・そば」はまだ比較的目にすることも多いのですが、このドライブイン七輿には珍種の「ラーメン」があります。ラーメンと言ってもカップヌードルだけじゃありませんよ、ここには正真正銘?の本格ラーメンもあるんです。

「ドライブイン七輿」の一番人気は特製チャーシュー麺

写真:風祭 哲哉

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ドライブイン七輿の自慢はオリジナルの「チャーシュー麺」。スープの味がしっかりしみこんだ、本格的なチャーシューがなんと2枚も入っていてお値段一杯350円。このお店の1番人気商品ですので、ここに来たらまずは迷わずこれを食べましょう!

「ドライブイン七輿」の一番人気は特製チャーシュー麺

写真:風祭 哲哉

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もちろんチャーシュー麺以外にもレトロ自販機の定番、ハンバーガーやトーストサンドも充実。ちなみにハンバーガーの自販機は全国でも20台に満たず、トーストも西日本には1台しか残っていない、という貴重なものだそうです。

「ドライブイン七輿」はオリジナルの土産グッズも充実!

「ドライブイン七輿」はオリジナルの土産グッズも充実!

写真:風祭 哲哉

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多くの自販機レストランは無人店舗のことが多いのですが、このドライブイン七輿は、日中は有人になることがあります。かつてレストランスペースであったと思われる場所が事務所になっていて、日中はオーナーがそこでオリジナルのお土産の販売も行っているのです。

「ドライブイン七輿」はオリジナルの土産グッズも充実!

写真:風祭 哲哉

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代表的なお土産はドライブイン七輿オリジナルステッカーシリーズ。コーヒーカップに「ドライブイン七興」の文字が入った(たぶん店のロゴマークと思われる)デザインのステッカーやレトロ自販機のステッカー、中には「I💛七興」という、どこかで見たことあるようなステッカーもありますが、まあ、気にしないでおきましょう。

そのほか自慢の「ななこしらーめん」やオリジナルのキーホルダーやバッジ、極めつけは手作りの「七ちゃん地蔵」など、多少わけのわからないお土産もありますが、うん、まあ、なかなかユニークです。

「ドライブイン七輿」はオリジナルの土産グッズも充実!

写真:風祭 哲哉

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ちなみにオリジナルステッカーや七ちゃん地蔵が買える自販機もあり、ステッカーはなんと1枚500円、七ちゃん地蔵は700円となっていますが……まあ、オリジナルグッズを作っちゃうくらいですから、きっと売れるのでしょう。

事務所の窓にはオーナーの手書きで、かつてここでロケをした番組や今後放送予定の番組の案内などが貼りだされていますが、人気メニュー上位10品を当てないと家に帰れない、あの人気番組をはじめ、誰でも知ってるような有名な番組もあってびっくりです。

併設のゲームセンターにも珍古機とかパンティーとか

併設のゲームセンターにも珍古機とかパンティーとか

写真:風祭 哲哉

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ドライブイン七輿には、多くの北関東のレトロ自販機店と同様、併設のゲームセンターがあります。そして当然ここも昭和レトロ。もちろん多少は比較的新しい機種もありますが、そのほとんどは珍古機と言っていいほどの生き残りっぷりで懐かしい限りです。

併設のゲームセンターにも珍古機とかパンティーとか

写真:風祭 哲哉

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野球ゲームにはジャイアンツのクロマティみたいな外人が出てきたり、麻雀ゲームに勝つとバブル時代の女子大生とかボディコン全開の女子とかが艶めかしい仕草をしたりするのですが、ゲームのクオリティ云々とは関係なく、なんだかとっても楽しくなってきます。

併設のゲームセンターにも珍古機とかパンティーとか

写真:風祭 哲哉

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そしてこのゲームセンターで最も衝撃なのが、UFOキャッチャーの景品。まあるいカプセルの中でに色とりどりに輝くその中身は、なんと女性用のカラフルなショーツ。ショッピングセンターの明るいゲームセンターではけっして見ることができない景品ですね。ちなみに勝負ショーツか否かは確認できておりません。

七輿山古墳は、6世紀代東日本最大級の前方後円墳

七輿山古墳は、6世紀代東日本最大級の前方後円墳

写真:風祭 哲哉

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ドライブイン七輿の名前の由来でもあり、そのすぐ裏手にあるのが七輿山古墳。ここは6世紀代の古墳としては東日本最大級のもので、国指定遺跡となっています。古墳の上にはうっそうとした木々が茂っていて横からではわかりにくいのですが、きれいな形の前方後円墳で、古墳の上は散策コースとなっているので誰でも気軽に上ることができます。

七輿山古墳は、6世紀代東日本最大級の前方後円墳

写真:風祭 哲哉

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七興山古墳の頂上に上ると、正面に赤城山が、その手前には高崎や前橋の街が広がっています。古墳の高さはわずか16mほどですが、まわりに高い建物がないため眺望は抜群です。

七輿山古墳は、6世紀代東日本最大級の前方後円墳

写真:風祭 哲哉

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またこの付近は白石稲荷山古墳をはじめとして「白石古墳群」と呼ばれる古墳の密集地帯で、藤岡市の埋蔵文化財収蔵庫を兼ねた「藤岡歴史館」も近くにありますので、食後の散歩に古墳めぐりもおすすめです。

ドライブイン七輿の基本情報

住所:群馬県藤岡市上落合853
電話:0274-23-0951
営業時間:24時間営業(自動販売機のみ)
※ゲームセンター、お土産ショップは除く
アクセス:上信電鉄 西山名駅から徒歩約30分、または上信越道 藤岡ICより約4km

2017年12月現在の情報です。最新の情報は電話等でご確認ください。

街に出れば24時間営業のコンビニばかり。今どき自販機コーナーなど、もはや不要になっているのかもしれません。
それでも人々が、残された数少ないレトロ自販機に次々と訪れるのは、そこには何か古き良き時代を感じるからなのかもしれませんね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/02/18 訪問

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