年に一度の地球の奇跡!ロシア・バイカル湖に訪れる氷のスーパーイリュージョン

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年に一度の地球の奇跡!ロシア・バイカル湖に訪れる氷のスーパーイリュージョン

年に一度の地球の奇跡!ロシア・バイカル湖に訪れる氷のスーパーイリュージョン

更新日:2017/12/26 16:22

かわい まゆみのプロフィール写真 かわい まゆみ 絶景ハンター、トラベルライター、自称ミステリーハンター

ロシア南東部、シベリア地方イルクーツク州に位置するバイカル湖は、“シベリアの真珠”と謳われるほどの美しさをたたえた神秘の湖。

三大世界一(透明度、深度、年代)を有するバイカル湖には、冬のわずかな期間のみに出現する奇跡の超自然現象(スーパーイリュージョン)があります。氷点下マイナス20℃を下回る寒さに耐えても見たいと思わせるイチオシの絶景です。

三大世界一の称号を持つバイカル湖

三大世界一の称号を持つバイカル湖

提供元:Andi Gentsch via flickr CC BY-SA 2.0

https://flic.kr/p/Ykmi4o

ロシア南東部シベリア地方のイルクーツクに横たわるバイカル湖は、南北に約680km、東西に約40〜50kmと本州の約半分がすっぽり埋まるほどの巨大な湖でアジア最大となります。

バイカル湖は約2500万年前の地殻変動により誕生した古代湖であり、最大深度約1.7km、摩周湖を上回る高い透明度で、“世界最古”“世界最深”“世界最高の透明度”という三大世界一の称号を持つロシア最強の世界遺産です。

三大世界一の称号を持つバイカル湖

提供元:Sergey Gabdurakhmanov via flickr CC BY 2…

https://flic.kr/p/6xeDiR

“シベリアのガラパゴス”とも言われるほど世界屈指の生物多様性を有するバイカル湖。その最たる生物がバイカルアザラシで、世界で唯一淡水に生息するアザラシはからだが小型で大きな瞳が特徴。夏季は湖全体で見かけることができますが、冬は湖の北部に移動し姿を見かけることは少なくなります。

年に一度の奇跡のスーパーイリュージョン!「御神渡り」

年に一度の奇跡のスーパーイリュージョン!「御神渡り」

写真:かわい まゆみ

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真冬は氷点下30℃に達することもあるバイカル湖。一年の約半分が氷で閉ざされるこの湖では、冬季のわずかな期間、奇跡の超自然現象「御神渡り(おみわたり)」が出現します。

「御神渡り」という言葉はあくまでも日本でのみ使用され、一般には、日中と夜間の気温差で氷の収縮と膨張によって発生する“氷の亀裂の鞍状隆起現象”を指します。日本では諏訪湖の事例が有名で、神話や伝統と紐づき諏訪大社の神事としても知られています。

近年は温暖化などの影響で諏訪湖での出現率は低くなっていますが、バイカル湖では毎年見ることができるのです。

年に一度の奇跡のスーパーイリュージョン!「御神渡り」

写真:かわい まゆみ

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この「御神渡り」の発生原理は未だ全容解明には至っていないものの、ここバイカル湖では例年安定的に見ることができます。ベストシーズンは2月末から3月上旬頃と言われ、このわずかな期間を逃すと御神渡りが消えてしまう可能性もあるので訪問時期はご注意ください。

動画:かわい まゆみ

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このクリアブルーによる氷のスーパーイリュージョンの世界、是非動画でもお楽しみください!地球ってすごいと感動すること間違いなしです。

まるでアナ雪の世界!氷の芸術に息を呑む

まるでアナ雪の世界!氷の芸術に息を呑む

写真:かわい まゆみ

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観光拠点となるオリホン島周辺には、岸壁に打ち付けられた波がそのまま凍結したような氷の芸術を観賞することができます。まるでドレスやカーテンのような華麗な天然氷のオブジェは、まさに「アナと雪の女王」に登場する世界のようです。

まるでアナ雪の世界!氷の芸術に息を呑む

写真:かわい まゆみ

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全面氷結した透明な湖面は水深深くまで氷の亀裂をのぞくことができます。時折、珍しいアイスバブル(水泡が凍った状態のもの)も見かけます。なお、亀裂が入っているからと言って氷はそう簡単には割れないのでご安心を(15トンの車が乗っても割れない厚さです)。

まるでアナ雪の世界!氷の芸術に息を呑む

写真:かわい まゆみ

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島と湖面の隙間に出来た狭い洞窟の天井には無数のつららがぶら下がっています。陽の光を浴びてキラキラ反射する姿はまさに天然氷のシャンデリア。こちらも息を呑む絶景です。

冬のバイカル湖の観光拠点「フジール村」とは

冬のバイカル湖の観光拠点「フジール村」とは

写真:かわい まゆみ

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バイカル湖にある22の島のうち、有人島はオリホン島のみ。人口1600人程度の小さなフジール村が冬の観光の拠点となります。バイカル湖周辺は、元々モンゴル系民族由来のブリヤート人が住み自然崇拝を重んじていました。

この岩は「シャーマン岩」と言われ、かつてはシャーマン(巫女)のみが立ち入ることを許された聖地だそうです。現在は特に規制はないそうですが村人たちはあえて儀式以外は近寄らないそうです。

冬のバイカル湖の観光拠点「フジール村」とは

写真:かわい まゆみ

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シャーマン岩のあるブルハン岬入口には「セルゲ」と呼ばれるカラフルな布が巻かれた塔が建ち並んでいます。霊への畏敬の念や祈りを込めた儀式用の神聖な塔で、近くの岩にはお賽銭も置かれていました。チベット仏教の五色のタルチョにも似ていますね。

冬のバイカル湖の観光拠点「フジール村」とは

写真:かわい まゆみ

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オリホン島周辺では漁の船が凍った状態でそのまま放置されています。その姿はまるで船の墓場のようです。

冬のバイカル湖へのアクセス

冬のバイカル湖へのアクセス

写真:かわい まゆみ

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バイカル湖はイルクーツクからのアクセスがもっとも便利。市内中心から車で1時間程度の距離ですが、冬の「御神渡り」を見に行く場合はオリホン島に渡る必要があるために片道所要4〜5時間かかります。そのため、通常はツアー参加が一般的。日本からもツアーがいくつか出ていますが現地旅行代理店を通すとよりリーズナブルになりますよ。

いかがでしたか?地球の神秘・バイカル湖の御神渡りは、死ぬまでに一度は行きたいと思わせるイチオシの絶景です!なおこの時期は氷点下20℃を下回ることもありますが、まつげが凍るほどではなく、スキーレベルの極寒対策でも何とかしのげます。是非、地球の神秘をその目で目撃しに行ってみてください。

バイカル湖(オリホン島フジール村)の基本情報

冬のバイカル湖での観光拠点となるのは唯一の有人島・オリホン島にあるフジール村になります

住所:Lake Baikal, Khuzhir village, Olkhon island, Irkutsk, Russia
電話:+7 -3952-20-50-18(イルクーツクツーリストインフォメーションオフィス直通)
アクセス:イルクーツク市内からバイカル湖へは車で約1時間、ただしオリホン島フジール村までは冬の場合、車で4時間以上かかり凍ったバイカル湖の上を走行します。レンタカーで訪れる人もいますがツアー参加が一般的。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/03/05−2017/03/07 訪問

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