うず潮×歴史×造船所!今治市吉海町「来島海峡急流観潮船」の大迫力クルーズ

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うず潮×歴史×造船所!今治市吉海町「来島海峡急流観潮船」の大迫力クルーズ

うず潮×歴史×造船所!今治市吉海町「来島海峡急流観潮船」の大迫力クルーズ

更新日:2018/01/04 09:16

まきの つぐみのプロフィール写真 まきの つぐみ 旅行ライター

今治市吉海町で楽しめる「来島海峡急流観潮船」は、大人気の体験型クルーズです。
世界三大急潮流である来島海峡の急流を間近で見学し、世界初の三連吊橋「来島海峡大橋」をくぐりながら、迫力ある造船所を湾内から見学、村上水軍ゆかりの島々を眺めることもできます。
魅力たっぷり、見どころ満載のコース内容をご紹介します!

利用者数30万人突破!来島海峡急流観潮船ってどんな船?

利用者数30万人突破!来島海峡急流観潮船ってどんな船?

写真:まきの つぐみ

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来島海峡は潮の流れが早く、鳴門海峡・関門海峡と並び三大急潮流に数えられている海の難所です。
複雑な潮の流れは刻一刻と変化し、時には海底からわき上がるわき潮、ぐるぐると回転するうず潮などがあちこちで見られます。
巨大すぎるうず潮は危険で近寄ることもできませんが、来島海峡に出現するうず潮なら、すぐそばまで近づいて見学することができるんです。

出航場所は、今治市吉海町にある下田水(しただみ)港です。道の駅「よしうみいきいき館」から歩いて5分程の場所にあります。チケット販売や乗船手続をおこなっているのはいきいき館内のカウンターなので、出航の20分前までに手続きを済ませ、余裕を持って港へ向かいましょう。

利用者数30万人突破!来島海峡急流観潮船ってどんな船?

写真:まきの つぐみ

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いよいよ観潮船に使われる船に乗り込みます。船には壁がなく、座席が海面の高さと近いので、意外とスリル満点!潮の流れを間近で観察することができますが、くれぐれも身を乗り出さないようご注意くださいね。
波しぶきを上げながら航行することもあるので、水濡れには要注意です。

利用者数30万人突破!来島海峡急流観潮船ってどんな船?

写真:まきの つぐみ

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待合所には、乗船客用にカッパや防寒用コートなどが用意されています。自由に借りることができるので、天気や気温に応じて利用しましょう。特に冬は、海上航行中は想像以上に体感温度が下がりますので、防寒対策は万全に!
船に乗ってライフジャケットを着たら、約50分のクルーズへいよいよ出航です。

世界初の三連吊橋「来島海峡大橋」をくぐる!

世界初の三連吊橋「来島海峡大橋」をくぐる!

写真:まきの つぐみ

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しまなみ海道は広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶルート。7つの橋を渡る絶景サイクリングコースは「サイクリストの聖地」と呼ばれるほどの人気を誇ります。
このルートで最後に完成したのが、世界初の三連吊橋である「来島海峡大橋」です。観潮船では、この橋の真下を通り、間近で橋脚やアンカレイジを眺めることができます。

世界初の三連吊橋「来島海峡大橋」をくぐる!

写真:まきの つぐみ

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アンカレイジは、橋のケーブルを固定するための巨大なおもりの役目を果たします。
ひとつのアンカレイジに使用したコンクリートの量は、なんとミキサー車5万台分。海面に出ている部分だけでも約60メートルの高さがあり、海面から橋桁までの高さは約65mです。
大型船でも通り抜けられる高さが確保されていることがわかりますね。橋脚を見上げるだけでも、スケールの大きさに驚くでしょう。

世界で唯一の航行切替ルール「順中逆西」

世界で唯一の航行切替ルール「順中逆西」

写真:まきの つぐみ

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来島海峡は外国船籍の大型船やタンカーも通る国際航路で、大小さまざまな船舶を含めるとその通航量は一日約1200隻にも上ることがある、海上交通の要所です。
船の航行は一般的に右側航行といわれていますが、この来島海峡は潮流の向きが6時間ごとに反転するため、順中逆西(じゅんちゅうぎゃくせい)という特殊航法が用いられています。これは、潮の流れと同じ方向に進む時は馬島と中渡島の間の「中水道」、潮の流れと反対方向に進む時は馬島と小島の間の「西水道」を通る、というもの。大型船の航行においてこうした特殊な切替方式を採用しているのは、世界で唯一、この来島海峡だけなのです。

世界で唯一の航行切替ルール「順中逆西」

写真:まきの つぐみ

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海峡の入口をよく見ると、電光板がつけられた高い建物があります。来島海峡の入り口である大角鼻と長瀬ノ鼻の2ヶ所に設置されているのですが、これは、来島海峡の現在の潮の流れの向きと速さ、潮の流れの変化を船に知らせるための表示です。
遠いので少し小さいですが、アルファベットの「S」か「N」、数字、矢印もしくは×のいずれかが、点滅しながら表示されているのがわかります。「S・2・↑」と点滅していれば、今は潮が南から北に流れていて速さは2ノット、今後流速が早くなりますよ」という意味になります。
通過する際は、ぜひ潮の向き、速さを合わせて確認してみてくださいね。

うず潮の名所と、村上水軍ゆかりの島々

うず潮の名所と、村上水軍ゆかりの島々

写真:まきの つぐみ

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来島海峡の急潮流は、最大時に約10ノット、落差約2m、時速18kmともいわれています。大潮の時には、「八幡渦」と呼ばれる直径10m以上もの巨大なうず潮がいくつも発生します。
観潮船はうず潮のそばまで近寄ることができ、船のエンジンを切れば、たちまち潮の流れに乗って船がぐるぐると回転し始めます。

うず潮の名所と、村上水軍ゆかりの島々

写真:まきの つぐみ

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この海域で案内人として活躍した村上水軍ともゆかりの深い島が多く、観潮船からもその歴史の数々を見ることができます。

小島は、明治時代に作られた海岸要塞である「芸予要塞」があった場所です。周囲約3kmの島には、砲台跡などが今も残っています。
司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」のゆかりの地で、港に置かれた28センチ榴弾砲のレプリカは、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」のロケで使用されたものです。

うず潮の名所と、村上水軍ゆかりの島々

写真:まきの つぐみ

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来島(くるしま)は、来島村上水軍の本拠地でした。周囲約850mと小さな島ですが、島の周囲は急流に守られ、天然の要塞とも言われていました。観潮船からは、古井戸や桟橋の柱の跡などを見ることができます。

大迫力!海事都市「今治」造船所群

大迫力!海事都市「今治」造船所群

写真:まきの つぐみ

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今治市は造船業の町としても広く知られており、海上交通の要衝であることから、昔から船の修理や建造が盛んでした。
観潮船は造船業発祥の地といわれる波止浜湾へと進み、修理中や建造中の船を間近で見ることができます。

大迫力!海事都市「今治」造船所群

写真:まきの つぐみ

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クレーンの高さはもちろん、ドックや船を間近で見ると、想像以上の大きさに圧倒されることでしょう。
タイミングが良ければ、完成した船がドックから出て行く「進水式」を見ることも可能です。さらに運が良ければ、大型船や豪華客船、自衛艦や潜水艦などが見られることもあります。

急流観潮船に乗る際は、事前に乗船予約しておくのがおすすめです。
予約は2日前までで、株式会社しまなみのホームページからも予約は可能ですが、電話なら見頃の時間帯を教えてもらうこともできるので、電話予約がおすすめです。

急流や大うず潮を見たいなら、「来島海峡情報」で潮の満ち引き情報をチェックしておきましょう。大潮の日前後は、大迫力の急流に出会える可能性も高いです。
乗船日前日および当日は、道の駅よしうみいきいき館へ直接電話にてお問い合わせください。

来島海峡急流観潮船の基本情報

住所:愛媛県今治市吉海町名4520-2
電話番号:0897-84-3710(道の駅よしうみいきいき館)
アクセス:広島方面から…大島北ICより車で約20分
     愛媛方面から…大島南ICより車で約5分

2017年12月現在の情報です。最新の情報は、公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/12/04 訪問

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