モロッコの迷宮都市フェズの真実−わくわくドキドキ、実は分かりやすい町だった!

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モロッコの迷宮都市フェズの真実−わくわくドキドキ、実は分かりやすい町だった!

モロッコの迷宮都市フェズの真実−わくわくドキドキ、実は分かりやすい町だった!

更新日:2018/02/02 10:04

菊池 模糊のプロフィール写真 菊池 模糊 旅ライター、旅ブロガー、写真家、古墳ナビゲーター

フェズの旧市街フェズ・エル・バリ(世界遺産)。この町こそ迷宮都市として世界に名を轟かせるモロッコの文化の中心。実はこの町は、都市構成と歴史を知れば意外に分かりやすい魅力いっぱいの古都で、観光スポットにも事欠きません。旅人ならいざ、臆せずフェズに立ち向かい、冒険の街歩きに出発しましょう!

フェズ旧市街探索の冒険へ挑もう!

フェズ旧市街探索の冒険へ挑もう!

写真:菊池 模糊

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フェズの旧市街フェズ・エル・バリの探検は、正門たるブー・ジュルード門からはじまります。迷宮都市として恐れられているフェズですが「実際はどんなところなのだろう?」「いよいよここからだ」と緊張と期待が高まる美しい門です。

この門からはフェズ川にかけてゆるやかな下りになっており歩いて行くのには最適。実は、ブー・ジュルード門から中心のカラウィーン・モスクまで、メインストリートは2本だけで、そこから葉脈のように細い路地が広がっています。この構造を頭に入れておけば、フェズの旧市街はとても分かりやすいのです。

フェズ旧市街探索の冒険へ挑もう!

写真:菊池 模糊

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メインストリートのひとつがタラア・ケビーラ通リ。車は通れませんがフェズ一番の通りで、ブー・ジュルード門からほぼ道なりに東へまっすぐ下ってカラウィーン・モスクに至ります。もし路地やスークで迷ったら、このケビーラ通リに戻れば良いのです。方向も、下りがカラウィーン・モスクに向かう東側ですから間違えることはありません。

フェズ旧市街探索の冒険へ挑もう!

写真:菊池 模糊

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もうひとつのタラア・セギーラ通リは、ブー・ジュルード門を入ってすぐに右折するやや細い道です。ケビーラ通リの少し南側をくねくねと並行して進み、ネジャリーン広場の少し手前でケビーラ通リに合流します。この道は商店が多く、土産物屋が並んでいるので、とても面白い街歩きを楽しめます。

必見の観光ポイントをクリアしながら進もう!

必見の観光ポイントをクリアしながら進もう!

写真:菊池 模糊

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モロッコでは、ほとんどのモスクや重要な霊廟に異教徒は入れません。イスラム芸術の極致が見られないのは残念ですが、そのかわり見学できるのが神学校(マドサラ)です。フェズでも、ブー・ジュルード門を入ってすぐのところのブ―・イナニア神学校には素晴らしいイスラム装飾がありますので、忘れずに見学しましょう。

写真のように細かなアラベスク模様が見事で、あまり派手過ぎないところが日本人の美意識に合います。

必見の観光ポイントをクリアしながら進もう!

写真:菊池 模糊

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両メインストリートが合流してすぐのところにネジャリーン広場があります。水飲み場のような、美しいモザイクタイルで構成された泉があり、とてもフォトジェニックな被写体(写真参照)。木工・家具の店も多く、木工芸博物館もありますので、ちょうど休憩に適した地域です。

必見の観光ポイントをクリアしながら進もう!

写真:菊池 模糊

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メインストリートの終点は、カラウィン・モスクです。フェズの歴史がはじまった由緒あるモスクです。イスラム教徒以外は中には入れませんが、周囲の壁や門も見事なので、ぐるりと一周してみましょう。ところどころで門扉の隙間などからモスク内部の雰囲気を知ることができます。ここのモザイクは素晴らしいそうです。

度胸を決めてタンネリを楽しもう!

度胸を決めてタンネリを楽しもう!

写真:菊池 模糊

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カラウィン・モスクをぐるりと回ると下側にサファリーン広場があります。ここは、銅鍋などを製造販売している光景を見学できます。カーンカーンという音が響き、叩き出しの銅製品が作られていきます。

サファリーン広場を歩いていると、タンネリ(なめし革工場)の案内人に声をかけられます。交渉次第ですが、だいたい5DHから10DHで案内してくれます。広場の下り方向に向かって左側、異臭のする方へ歩けば道は分かるのですが、どうせ100円くらいですので、誠実そうな案内人を選んでタンネリへ行ってみましょう。まれに、高額な金銭を要求する悪質な客引きがいますので、注意してください。

度胸を決めてタンネリを楽しもう!

写真:菊池 模糊

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タンネリは正式には、タンネリ・ショワラといい、フランス語で「なめし革工場」という意味。フェズ川の水を利用して昔ながらの手作りの皮革製造業が営まれています。

工場見学は、タンネリの周囲に立ち並ぶ革製品販売店の上階テラスから俯瞰して見る形になり、案内人はそのひとつの商店と契約しているわけです。円い染色桶がずらっと並ぶ光景は、けっこう強烈なインパクトがあります。悪臭にむせかえりますので、店の入り口で提供されるミントの葉を鼻に詰めたりマスクをして見学しましょう。

このなめし革工場は、500年以上の伝統を誇る公共の施設で、牛や羊、ラクダなどの革が、まず鳩の糞で柔らかくされ、次に様々な自然の染料によって、染め上げられていきます。

度胸を決めてタンネリを楽しもう!

写真:菊池 模糊

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フェズのクライマックスたるタンネリを見た後は、案内された店の革製品を見ることになります。バブーシュという可愛い革製スリッパは、お土産としても最適。お気に入りのものがあれば、タンネリの思い出として購入しましょう。タンネリ見学の入場料がわりともなります。

このフェズの中心地域には、ザウイア・ムーレイ・イドリス廟やアッタリーン・スーク、アッターリーン・マドサラなど多くの見どころがありますので、余裕のある方は探索してみてください。

なお、フェズの迷路の成り立ちについては、下記関連MEMO欄から「【たびねす】モロッコの迷宮都市フェズの迷路の謎を解く!」という記事をお読みください。

フェズの基本情報

アクセス:カサブランカから飛行機(1時間)・鉄道(4時間)・バス(5時間30分)
     メクネスから鉄道(30分)・バス(1時間)

ブー・ジュルード門へは、鉄道のフェズ駅からプチタクシー、徒歩なら約30分

※2017年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/11/08−2017/11/09 訪問

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