写真:平川 郁世
地図を見るローマを1日で回るには、地下鉄・バス・トラムが24h乗り放題の1日券(7ユーロ)があります。
しかし、ローマの地下鉄は2本だけ(3本目は工事中)、駅構内も暗い。バス停も時刻表がなく、さんざん待った後で来たバスは超満員、車内放送もなく、どこで降りるかわかりづらいことも……。体力に自信がある人は、乗り物を最小限に抑え、徒歩での移動をおすすめします!
街のいたるところで歴史が感じられるローマ。次の見どころまではたいてい徒歩10分前後です。石畳が多いので、歩きやすい靴がいいでしょう。
というわけで、歩くつもりの人は、シングルチケット(1,50ユーロ)が3〜4枚あれば充分。ただし4枚買うと1日券とほとんど変わらないので、心配な人は1日券があれば安心です!
写真:平川 郁世
地図を見るまずはテルミニ(ローマ中央駅)から地下鉄A線に乗り、オッタヴィアーノ下車。バチカン市国を目指します。
が、その前に。朝食を食べ損ねた人は、駅から徒歩3分のパン&ケーキ屋さん「ドルチェ・マニエーラ」へ。甘〜いクロワッサンを求めて、常にローマっ子が群がっています。
<基本情報>
住所:Via Barletta 27, 00192 Roma
電話番号:+39 06 370 0570
アクセス:オッタヴィアーノ駅下車、バルレッタ通りを行くと左手。
写真:平川 郁世
地図を見るカトリック教会の総本山バチカンは、信者でなくとも訪れる価値がある世界最小の国。オッタヴィアーノ駅下車、オッタヴィアーノ通りを12分ほど直進するとサンピエトロ広場に到着します。
バチカン美術館は、駆け足で回るのはもったいないのでこのルートではパス。しかしサン・ピエトロ大聖堂はぜひ!!サンピエトロ大聖堂は、朝7時から。セキュリティー・チェックまでは長蛇の列ですが、朝の8時までは比較的空いています。
写真:平川 郁世
地図を見るバチカンから伸びるコンチリアツィオーネ通りを7分ほど歩くと、サンタンジェロ城。
もとは霊廟、その後は要塞、現在はミュージアムという丸いお城です。正面から撮影するなら、サンタンジェロ橋から撮るのが正解。
ただし、橋は渡らず戻ってください。そのままバチカンとは反対の、テベレ川沿いを歩いていきましょう。
写真:平川 郁世
地図を見るサンタンジェロ城からテベレ川沿いを歩き、トリブナーリ広場へ。ウンベルト1世橋を渡って、モンテブリアンヅォ通りを左に進むとコンドッティ通りに。高級ブティックの前を過ぎれば、そこはスペイン広場!
(サンタンジェロ城からスペイン広場まで、バスでも徒歩でも20分ほど。バスでも結局歩きます)。
かつてスペイン大使館があったために、この名がつきました。ちなみに現在のスペイン大使館は、広場から700mほどの距離。ローマの休日のように、スペイン階段でジェラートを食べたいところですが、現在は飲食禁止です。
上の写真は、階段の上にある教会Trinita’ dei Montiの前から撮影。ローマを訪れたなら、一度は街を高いところから眺めたいもの。スペイン階段は手軽に登れて、街を一望できます。
写真:平川 郁世
地図を見るそろそろお昼。トレビの泉に向かう途中、少し遠回りしてレストラン「イル・ジャルディーノ・ディ・アルビーノ」に行ってみてください!
気さくなスタッフ、素朴な味つけが地元民に人気で、観光客はほとんど見かけません。
写真はスズキのフェットゥッチーネ。もちもちの手打ちパスタが、お魚のデリケートな味とあいまって最高です!
<基本情報>
住所:Via Zucchelli 29, 00187 Roma
電話番号:+39 06 488 52 02
アクセス:システィーナ通りの坂を降りていき、右手のズッケッリ通りを下りる。大通りの手前の左手(スペイン広場から約12分)。
写真:平川 郁世
地図を見るレストランの坂を下り、トリトーネ通りへ。右へ10分ほど行くと、ポーリ広場。ポーリ通りを歩けば突如あらわれる巨大な彫刻の噴水、それがトレビの泉です!
バロックの最高作といわれ、サルヴィが1732年に着手、彼の死後パンニーニが1762年に完成させました。ローマ再訪を願って、背中越しにコインを投げ入れるのを忘れずに!
写真:平川 郁世
地図を見るトレビの泉からムラッテ通りを歩き、ピエトラ広場からパスティー二通りを進めば、パンテオンのあるロトンダ場に到着(トレビの泉から約10分)!
歴代の王やラファエロの墓を有するパンテオンは、すべての神を祭る御殿。オクルス(目)と呼ばれる直径9Mの天窓から日光が差し込んでいますが、実はただの穴。雨の日には、降ってくる雨水が床に吸い込まれていきます。
余裕のある人は、すぐ近くのサンタ・マリア・ソープラ・ミネルヴァ教会も。入場無料なのに中に入ると豪華絢爛、ミケランジェロの彫刻がポンと置かれています!
写真:平川 郁世
地図を見るロトンダ広場のジュスティニアーニ通りから、大通りリナシメント通りを渡って建物の隙間を入ると、ローマで最も美しい広場・ナボナ広場です(パンテオンから約10分)。
ベルニーニの「四大河の噴水」の他2つの噴水、大道芸人や絵描きも。車両は侵入禁止なので、ローマの休日を静かに堪能できます!
ここからはカンポ・デ・フィオーリもすぐ近く。市場が立つのですが、残念ながら午後2時ごろまで。午前中に行けるようなら是非!
写真:平川 郁世
地図を見る真実の口はナボナ広場から距離があるので、一気にバスで行きましょう!リナシメント通りからバス30番か81番。ペトロセッリで下車、道なりに歩くと左手に真実の口が(乗車時間約5分)。
サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の入口に掛かっている顔には、目・鼻の穴・口と、5つ穴が開いています。これは古代ローマのマンホール、水が通る穴だったのですね!
私は嘘をつかないという人。口に手を入れて写真を撮ってみますか?列が長い場合、フェンス越しの撮影も可能です。
写真:平川 郁世
地図を見る写真は、真実の口の前にある広場です。ここからバス170番、44番、30番などに乗って、ヴェネチア広場に行きましょう。
(ヴェネチア広場まで歩くなら、途中カンピドリオも見学できます)
写真:平川 郁世
地図を見るヴェネチア広場は交通量が多いですが、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の記念堂やヴェネチア宮殿があります。記念堂は、遺跡と比べると白すぎて浮いていますが、ここで毎年6月2日に建国記念日の式典が行われます。
写真:平川 郁世
地図を見るヴェネチア広場から、フォーリ・インぺリアリ通りを歩きつつ、古代ローマの遺跡を眺めましょう。
写真:平川 郁世
地図を見るコロッセオに圧倒される前に、フォロ・ロマーノです!紀元前6世紀頃からの古代遺跡を、これでもかというほど見ることができます。ただし説明があまりなく、ゴロゴロと転がっているものも多いため、時間がない人に入場はおすすめしません。
外から眺めるのも可能なので、例えばボナヴェントゥーラ通りを歩いてみましょう。上の写真は、フェンス越しに撮影したもの。
写真:平川 郁世
地図を見るついにコロッセオにやって来ました!古代ローマ人の娯楽として、残虐な戦闘が行われていたコロッセオ。中世ではこの石が、バチカンのサンピエトロ大聖堂やバルベリーニ宮殿の建設に使われました。
入場するには、列に並ばなければなりません。が、巨大なコロッセオのこと、周囲から眺めているだけで迫力満点!隣の凱旋門と合わせてお楽しみください。
そして地下鉄コロッセオ駅から、B線でテルミニ駅まで戻れます。お疲れさまでした!
このルートで回ると、コロッセオに着く頃にはもう日が暮れているかも。でも暗闇に浮かぶコロッセオがまた圧巻なのです!ローマの見どころはどこも夜にライトアップするので、安全には十分気をつけたうえで、夜もぜひ歩いてみてください。
ちなみにコロッセオから逆に回ると、午前中は逆光になります。晴天で写真を撮りたいなら、この順番で回るのが良いでしょう。スペイン広場への訪問がちょうどお昼頃になれば大丈夫です。
2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/14更新)
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