南イタリア洞窟住居の町「マテーラ」で郷土料理を食べよう!

| イタリア

| 旅の専門家がお届けする観光情報

南イタリア洞窟住居の町「マテーラ」で郷土料理を食べよう!

南イタリア洞窟住居の町「マテーラ」で郷土料理を食べよう!

更新日:2018/01/15 15:24

Etsuko Ciaoのプロフィール写真 Etsuko Ciao 旅するイタリアライター、美味しいもの愛好家

南イタリアの世界遺産、洞窟住居のマテーラ。退廃美と朽ちていくような独特な景観に目が釘づけになります。長い歴史を持つ個性的な町は、その土地に根付いた郷土料理があります。マテーラもしかり。洞窟住居のサッシ地区を散策した後は、郷土料理に舌鼓しませんか?

マテーラ、世界遺産の洞窟住居「サッシ地区」を歩く

マテーラ、世界遺産の洞窟住居「サッシ地区」を歩く

写真:Etsuko Ciao

地図を見る

南イタリアのバジリカータ州マテーラを訪れると、セピア色の廃墟のような住居群に目を奪われます。そこは世界遺産となった洞窟住居のサッシ地区(旧市街地)。岩肌を掘って建てられた家々が、悲しげに朽ちていくような独特のオーラを放っているのです。

サッシ地区は、細く枝分かれした道だらけ。道なりに歩いてもラビリンスへ迷い込んだような錯覚に陥り、自分がどの位置にいるのか一瞬わからなくなります。

でもそんな時は見上げて、丘の上の教会や建物を見ながら歩くと自分の位置が確認できます。

マテーラ、世界遺産の洞窟住居「サッシ地区」を歩く

写真:Etsuko Ciao

地図を見る

洞窟住居の起源は先史時代まで遡ります。8世紀から13世紀にかけては、イスラム勢力の迫害を逃れたキリスト教徒の修道士達が移り住み、洞窟に住居や教会をつくったのでした。

かつて「貧しさの象徴」と言われたマテーラも、脚光を浴びた時代がありました。13世紀に神聖ローマ帝国のフリードリッヒ2世に愛され文化、芸術を花咲かせた時代。そして15世紀には地中海交易で繁栄しました。

マテーラ、世界遺産の洞窟住居「サッシ地区」を歩く

写真:Etsuko Ciao

地図を見る

最盛期から徐々に衰退していくマテーラ。人口増加と共に貧しい人々は、家畜と共に洞窟住居へ住み衛生状態は悪化。1952年にサッシ地区からの撤退をよぎなくされるも、その後、洞窟住居の教会などの文化的価値が認められ1993年に世界遺産登録となったのでした。

名物のマテーラパンは、イタリアI.G.P認定付き

名物のマテーラパンは、イタリアI.G.P認定付き

写真:Etsuko Ciao

地図を見る

サッシ地区を散策中、店先にパンが置かれているのを目にします。どっしりと存在感のある大きなパンは、名物のマテーラパン(パーネ・ディ・マテーラ Pane di Matera)です。

マテーラはお隣のプーリア州と同じくパンが美味しいことでも知られています。パン生地はパスタ同様にセモリナ粉で作られ、外側はカリカリと香ばしく中はしっとりした食感です。

マテーラパンは、イタリアのI.G.P(Indicazione Geografica Protetta)保護指定地域表示をクリアしており、特産品として認められているのです。

名物のマテーラパンは、イタリアI.G.P認定付き

写真:Etsuko Ciao

地図を見る

サッシ地区には、地元の特産物を販売しているお土産屋さんも点在しています。オリーブオイル、乾燥パスタのオレキエッテ(耳たぶのような形)やカヴァテッリ、パスタソース、サラミ、ワイン等が売られています。

乾燥パスタは500gで2ユーロ、3ユーロとスーパーで買うより安いので、お土産としてまとめ買いされるといいでしょう。

名物のマテーラパンは、イタリアI.G.P認定付き

写真:Etsuko Ciao

地図を見る

マテーラパンは、食事パンとして料理にとても合います。ピスタチオクリームやサラミを乗せて食べたり、シンプルにオリーブオイルをつけて食べると、素朴な味わいをより感じられます。

伝統料理「チャレッダ」がおすすめ

伝統料理「チャレッダ」がおすすめ

写真:Etsuko Ciao

地図を見る

じっくり散策した後は、サッシ地区から近い「Il Pettolino」でランチタイム。ここでのおすすめは南イタリア伝統料理のチャレッダ(Cialledda)。

もともと夏の暑い時期に、貧しい労働者の食べ物として食べられていました。固くなったパン、トマトや玉ねぎ、オレガノ、塩、オリーブオイルを混ぜて食べます。

チャレッダは、一度に塩分と野菜のミネラルが補給されて栄養的にも優れた食べ物なのです。バジリカータ州のオリーブオイルをたっぷりかけていただきましょう。

伝統料理「チャレッダ」がおすすめ

写真:Etsuko Ciao

地図を見る

手打ちパスタ「カヴァテッリ」と地元のソーセージを堪能する

手打ちパスタ「カヴァテッリ」と地元のソーセージを堪能する

写真:Etsuko Ciao

地図を見る

プリモ(一皿目)としておすすめは、南イタリアの手打ちパスタ、カヴァテッリ(Cavatelli)。

語源は、溝を掘るという意味を持つ「カヴァーレ(cavare)」。硬質小麦、水、塩だけのシンプルな材料でできて、弾力性がありもちもちした食感です。パスタの溝に絡まったソースが美味しくいただける一品です。

手打ちパスタ「カヴァテッリ」と地元のソーセージを堪能する

写真:Etsuko Ciao

地図を見る

セコンド(二皿目)のおすすめは、地元バジリカータ州のソーセージ(サルシッチャ Salsiccia)。イタリアではソーセージのことをサルシッチャと言います。
ソーセージが少し赤く見えるのは、唐辛子が入っているから。とは言えそれほど辛くないので、辛い物が苦手な人もいただけます。

脂身のジューシーさをたっぷり感じ、食べ応えあるソーセージです。こちらにもオリーブオイルをかけていただきたいです。なぜなら、オイル無しと有りの味の違いがあきらかなので。オイルをかけた方がマイルドになります。

イタリア語のメニュー表記は、Salsiccia del pezzente di stigliano (サルシッチャ・デル・ペッゼンテ・ディ・スティリアノ)です。

手打ちパスタ「カヴァテッリ」と地元のソーセージを堪能する

写真:Etsuko Ciao

地図を見る

食後にはエスプレッソ。イタリアでは「コーヒー」と言うと、エスプレッソを指します。もし、日本で飲んでいるコーヒーが飲みたい場合は「カフェ・アメリカーノ」と言ってオーダーしましょう。

Il Pettolinoの基本情報

住所:via Domenico Ridola 59,75100 Matera
電話番号:+39-0835-310269
営業時間:13:00 - 15:00/ 19:30 - 0:30
定休日:月曜日

2018年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。

- PR -

旅行プランをさがそう!

このスポットに行きたい!と思ったらLINEトラベルjpでまとめて検索!

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -