青函フェリー「はやぶさ」に乗って北海道から青森へ行こう!

青函フェリー「はやぶさ」に乗って北海道から青森へ行こう!

更新日:2019/02/18 11:27

青森−函館間の移動は主体が北海道新幹線になりましたが、新幹線よりも安く移動でき、しかも24時間運航していて車・バイクも乗船できるフェリーも負けてはいません。そのうち青函フェリー「はやぶさ」は貨物主体のフェリーながら、新幹線やライバルの津軽海峡フェリーとは違う船旅を楽しめる設備です。青函フェリーで最も新しい船「はやぶさ」を利用した船旅について紹介します。

3時間50分の津軽海峡船景色!

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青函フェリーは共栄運輸と北日本海運という2つの船会社が共同運航するフェリーで、青森−函館航路を4隻で運航中です。4隻のうち「はやぶさ」と「3号はやぶさ」が共栄運輸、「あさかぜ21」と「あさかぜ5号」が北日本海運が担当する船舶となります。4隻のうち「はやぶさ」は2014年3月に就航した、青函フェリーでは最も新しいフェリーです。

「はやぶさ」のダイヤは通常、青森を11:35に出て函館に15:25着の便と青森23:30に出て函館に翌朝03:20に到着する便、及び函館を04:30に出て青森に08:30着の便と函館を18:00に出て青森に21:50着の便と1日2往復しています。青森―函館間は本州と北海道を結ぶ重要な物流の大動脈であり、24時間貨物の輸送があるため、昼も夜も入出港があります。また「はやぶさ」は全体的に貨物・旅客の輸送が多い時間帯に充てられています。

青函フェリーで初の個室・ステートルーム付き!「はやぶさ」

青函フェリーで初の個室・ステートルーム付き!「はやぶさ」
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以前は貨物フェリーとして運航してきた青函フェリーですが、2000年に旅客輸送を開始してから旅客が増加し、個室を希望する旅客が多くなってきました。「はやぶさ」では初めて4人用ステート個室(写真)を設置しています。ルームチャージ制で、空いていれば1人で1部屋でも利用可能。部屋はカードキーで開閉し、カードキーは乗船後持ち帰る事が出来ます。プライバシーを重視する利用客にはありがたい客室です。

青函フェリーで初の個室・ステートルーム付き!「はやぶさ」
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個室・ステート以外に大部屋タイプの2等もあります。2等カーペットタイプ(写真)は1階に2部屋、2階に1部屋あります。また1階には2等の女性専用ルームも設置されています。2等にはこのほかに椅子席もあります。

青函フェリーで初の個室・ステートルーム付き!「はやぶさ」
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本州と北海道を結ぶフェリーで、1年通して最も多い利用客は実はトラックドライバーです。貨物フェリーでスタートした青函フェリーには、4時間弱の航海中にトラックドライバーがゆっくり休める、カプセルタイプの寝台をドライバー室に設けています。なお基本的にドライバー室は貨物扱いの大きな車両を運転して乗船するドライバー専用で、乗用車・バイクの利用者や徒歩での乗船客は利用出来ません。

シャワールームに軽食・自動販売機が充実!「はやぶさ」

シャワールームに軽食・自動販売機が充実!「はやぶさ」

「はやぶさ」をはじめ青函フェリーの4隻には大浴場はありませんが、シャワールームが設置され、乗船中は自由に体を洗う事が出来ます。なおシャワールームには洗面道具はないので、必要なものは持参して下さい。「はやぶさ」の場合、男性用シャワールームはドライバー室そばに、女性用シャワールームは2等女性専用ルームの隣にあります。

シャワールームに軽食・自動販売機が充実!「はやぶさ」

「はやぶさ」にレストランはありませんが、ジュースやカップ麺の自動販売機が設けられています。また近くには電子レンジもあるので、持ち込んだ弁当などを温める事が出来ます。

青函フェリー青森・函館ターミナルについて

青函フェリー青森・函館ターミナルについて
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青函フェリー利用時ですが、同じ航路を運航するライバルの津軽海峡フェリーとターミナルが異なります。青森ターミナル(写真)はフェリーが発着する埠頭が津軽海峡フェリーと一部共通ですが、ターミナルは別です。なお青函フェリーのターミナルと津軽海峡フェリーのターミナルの間は徒歩で移動できる距離です。

青函フェリー青森・函館ターミナルについて
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函館ターミナル(写真)は、津軽海峡フェリーターミナルと比べ1キロ以上函館駅・五稜郭駅寄りの北ふ頭にあります。もしターミナルを間違えた場合、徒歩なら跨線橋を渡るため30分以上かかりますので、場所を確認してから乗船・または下船してから目的地に行くようにして下さい。

青函フェリー函館ターミナルの基本情報

住所:函館市浅野町5-11
電話:0138-42-5561
営業時間:24時間
アクセス:JR五稜郭駅より徒歩約30分、タクシー利用で約10分。
     JR函館駅より路線バスで約11分、タクシー利用で約10分。
     札幌方面から車の場合、国道227号を南下し北大水産学部を過ぎてすぐにある貨物線の跨線橋を越えた後、ローソンとスバルの間の交差点で右折。

*津軽海峡フェリー函館ターミナルとは1km以上離れていますので、間違わないようご注意下さい。

2019年2月時点の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/04/07 訪問

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