奈良・飛火野の冬の風物詩「鹿寄せ」で古都の朝を満喫!

奈良・飛火野の冬の風物詩「鹿寄せ」で古都の朝を満喫!

更新日:2023/12/06 14:38

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
奈良公園・春日大社の境内にある「飛火野」には、たくさんの鹿が生息しています。この飛火野で、冬の風物詩として開催されている伝統行事に「鹿寄せ」があります。鹿の保護活動を行っている「奈良の鹿愛護会」の活動のひとつで、ナチュラルホルンを吹き始めると、森の奥からたくさんの鹿たちが駆けつけてきます。その様子はじつに壮観です。冬の朝の澄んだ冷気に包まれた飛火野で行われる、のどかな光景をぜひ体感してみませんか?

早朝の飛火野で、鹿たちのパフォーマンスに癒されよう

早朝の飛火野で、鹿たちのパフォーマンスに癒されよう

写真:モノホシ ダン

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奈良公園・春日大社の境内にある「飛火野」は、春日大社の参道の南側にある広場です。奈良公園には、2023年(令和5年)現在、約1200頭の野生の鹿が生息しており、この飛火野も鹿たちの生息地のひとつです。

飛火野の名前の由来は、かつてここに急を告げる烽火(のろし)台が置かれたからという説や、春日大明神がお供の鹿とともに降臨した際に、足元を照らす灯火が飛び回ったからという説などがあります。

真冬を迎えると、早朝の地面は一面の霜に覆われます。日の出前に訪れて、朝日を浴びる鹿たちの美しいシルエットを楽しむのもおすすめです。

早朝の飛火野で、鹿たちのパフォーマンスに癒されよう

写真:モノホシ ダン

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また飛火野では、鹿たちの戯れる光景を目撃することもできます。

早朝の飛火野で、鹿たちのパフォーマンスに癒されよう

写真:モノホシ ダン

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さらに、鹿同士の喧嘩がエスカレートすると、お互いに直立して、二足歩行のような体勢になることもあります。これには他の鹿さんもビックリです。

「鹿寄せ」の始まりは明治時代から

「鹿寄せ」の始まりは明治時代から

写真:モノホシ ダン

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鹿寄せの歴史は、1892年(明治25年)鹿園竣工奉告祭で、ラッパを使って行われたのが始まりと言われています。冬の「鹿寄せ」の時間は、開催日の10時から約15分間です。

なお「鹿寄せ」は、冬以外の季節にも行われることがあります。詳しくは、関連MEMOの「奈良の鹿愛護会」のホームページをご覧ください。

「鹿寄せ」の始まりは明治時代から

写真:モノホシ ダン

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時間になると、「奈良の鹿愛護会」の方による鹿寄せの説明があります。地面に置かれたナチュラルホルンを吹いて、鹿たちを呼び寄せます。

やってきた鹿たちには、ご褒美としてドングリの実が与えられます。要領の良い何頭かの鹿は、すでに近くにしっかりと待機しています。

「鹿寄せ」の始まりは明治時代から

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鹿寄せが始まってホルンを吹き鳴らしても、タイムラグがあってしばらくは何事もなくひっそりとしています。

鹿たちの怒涛の走りに刮目

鹿たちの怒涛の走りに刮目

写真:モノホシ ダン

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しばらくすると、突然、森の奥から鹿の大群が姿を現します。全力疾走でこちらに迫ってくる様子は、なにか競走馬のレースを見ているようなデジャブを感じるでしょう。

鹿たちの怒涛の走りに刮目

写真:モノホシ ダン

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集まってきた鹿たちは、アッという間に愛護会の方を取り囲みます。ご褒美のドングリを与えるのも一苦労です。

鹿たちの怒涛の走りに刮目

写真:モノホシ ダン

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鹿寄せではテレビのロケに出会うことも。ラッキーなときは、さらに有名人を見ることもできます。

「春日荷茶屋」で冷えた身体を暖めよう

「春日荷茶屋」で冷えた身体を暖めよう

写真:モノホシ ダン

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奈良公園では、奈良の鹿愛護会による、鹿に募金できる自動販売機があります。奈良公園の鹿の生息数は、先に述べたように約1200頭ですが、他に年間約400頭あまりが疾病や交通事故などで亡くなっています。

観光客を癒してくれる鹿たちのためにも、ぜひ募金してみてはいかがでしょうか。金額は10円から1000円まで、5種類のボタンで募金できます。なお、商品は出ませんので念のため。

「春日荷茶屋」で冷えた身体を暖めよう

写真:モノホシ ダン

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鹿寄せを満喫したら、春日大社の参道にある「春日荷茶屋(かすがにないぢゃや)」で暖かい食事をいただきましょう。ここは江戸時代末期から続く老舗です。

「春日荷茶屋」で冷えた身体を暖めよう

写真:モノホシ ダン

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おすすめは「万葉粥」(1100円)です。お粥の内容は月替わりします。とても温まりますよ。

<春日荷茶屋の基本情報>
住所:奈良市春日野町160春日大社 萬葉植物園横
電話番号:0742-27-2718
営業時間:平日10:00〜16:00、土曜・日曜10:00〜16:30
定休日:火曜日(ほかに臨時休業あり)
アクセス:JR奈良駅、近鉄奈良駅から市内循環バス「春日大社表参道」バス停下車、徒歩約5分。萬葉植物園横

「浮見堂」や一足早く春を感じられる「片岡梅林」もいい

「浮見堂」や一足早く春を感じられる「片岡梅林」もいい

写真:モノホシ ダン

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春日荷茶屋で休憩したら、奈良公園を散策してみましょう。写真は、飛火野のすぐ近くにある「浮見堂」。

浮見堂は、鷺池に浮かぶ檜皮葺の六角形のお堂です。桜や紅葉の名所で、水面に映る姿が美しく、水辺の憩いの場となっています。冬は訪れる人も少なく、静かな時間を過ごすことができます。

<浮見堂の基本情報>
住所:奈良県奈良市高畑町
アクセス:JR奈良駅、近鉄奈良駅から市内循環バス「大仏殿春日大社前」バス停下車、徒歩5分

「浮見堂」や一足早く春を感じられる「片岡梅林」もいい

写真:モノホシ ダン

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ほかに、冬の奈良公園では「片岡梅林」もおすすめです。浮見堂からは約150mで、浅茅ヶ原園地の東にあります。 梅の見頃は、例年2月下旬から3月中旬頃で、約250本の梅が咲き誇ります。

「浮見堂」や一足早く春を感じられる「片岡梅林」もいい

写真:モノホシ ダン

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片岡梅林では、もちろん鹿と梅のツーショットも撮れます。梅林内には、ベンチもありますので春の訪れを感じながらのどかなひとときを過ごせます。

このように奈良公園では、神社仏閣をめぐる旅のほかに、鹿たちが繰り広げるパフォーマンスにも注目です。奈良公園を訪れたら「鹿寄せ」などでヒーリング体験をしてみてはいかがでしょうか。

<片岡梅林の基本情報>
住所:奈良県奈良市高畑町1149
アクセス:JR奈良駅、近鉄奈良駅から市内循環バス「春日大社表参道」バス停下車すぐ

飛火野「鹿寄せ」の基本情報

住所:奈良市春日野町160
開催期間:
2023年12月1日(金)〜12月14日(木) ※12月10日(日)を除く
2024年1月、2月の土・日・祝日 ※2024年1月1日(月)、1月27日(土)、1月28日(日)を除く
電話番号:0742-22-2388(一般財団法人奈良の鹿愛護会)
アクセス:JR奈良駅、近鉄奈良駅から市内循環バス「春日大社表参道」下車、徒歩すぐ
車利用の場合は、西名阪自動車道・天理ICから約20分。周辺有料駐車場利用

2023年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/01/05−2017/02/10 訪問

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