悠久のモンゴル高原に巨像立つ!チンギス・ハーン騎馬像テーマパーク

悠久のモンゴル高原に巨像立つ!チンギス・ハーン騎馬像テーマパーク

更新日:2018/01/08 10:12

Mayumi Kawaiのプロフィール写真 Mayumi Kawai 絶景ハンター、トラベルライター、自称ミステリーハンター
かつて圧倒的な戦闘力で世界を征服したモンゴルの覇者チンギス・ハーン。みなさんも一度は世界史の授業などでその名を耳にしたことがあるのではないでしょうか。

モンゴルでは偉大なる英雄として称えられる彼が、現在はモンゴル高原で巨大な像となってにらみを利かせています。高さ40mから圧倒的な存在感を放つ征服王の姿からパワーをもらいに出かけてみませんか?

世界帝国の覇者チンギスハーンとは

世界帝国の覇者チンギスハーンとは

写真:Mayumi Kawai

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人類史上最大規模の世界帝国を一代で築き上げた英雄王チンギス・ハーン(Chinggis Khaan チンギス・カンともいう)。かのローマ帝国皇帝ナポレオンにも匹敵するといわれる天才的な知略とカリスマ性を引っ提げ、わずか20数年でユーラシア大陸を横断する強大なモンゴル帝国を築きその名を歴史に刻みます。

世界帝国の覇者チンギスハーンとは

写真:Mayumi Kawai

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彼が亡くなる13世紀後半まで、北はロシア、南は中国・ミャンマー、西はカスピ海を超えてオーストリアやハンガリー、ブルガリアまで、実にユーラシア大陸のほぼ全域を掌握していきます。その勢力はローマ帝国の2倍に達していたとも評されています。

チンギス・ハーンは、歴史的に見れば侵略者であり征服者ですが、故国モンゴルにとっては遊牧民の英雄であり国家の礎を築いた偉大なる神として崇拝されています。

白銀の高原に立つ!高さ40mの巨大なチンギスハーン騎馬像

白銀の高原に立つ!高さ40mの巨大なチンギスハーン騎馬像

写真:Mayumi Kawai

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悠久を感じさせる広大なモンゴル高原にそびえ立つ一体の巨像、それがチンギス・ハーン騎馬像です。2008年に完成したこの像は台座も含めて全長約40mと世界最大級。そのハンパないスケールに圧倒的な存在感を放ってまさに王の風格を感じさせます。

東京ドーム約18個分もの広大な敷地には博物館やレストラン、遊牧民ゲルによるツーリストキャンプ施設などもあり、一大テーマパークとして人気を集めています。

白銀の高原に立つ!高さ40mの巨大なチンギスハーン騎馬像

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台座部分の地下に建設された歴史博物館には歴代ハーン(王)の肖像画やモンゴル帝国の勢力図、当時の暮らしをしのばせる貴族の調度品や出土品、騎馬民族の武器甲冑、衣装などが展示されています。

特に一番の見どころは騎馬像のたてがみに作られた3階の展望台。そこからチンギス・ハーンのご尊顔を間近で拝めるとともにモンゴル平原を一望できるのです。

白銀の高原に立つ!高さ40mの巨大なチンギスハーン騎馬像

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この威厳に満ちたご尊顔と王の風格。並々ならぬパワーが感じられます。右手に握られているのは馬用のムチで、史実によると彼がこの地でこの黄金のムチを拾ったとされています。

騎馬民族である遊牧民にとって馬のムチを拾うということは大変縁起の良い前触れとされ、彼もこれを信じ強大なモンゴル帝国を築き上げていったのです。

ギネス世界一のモンゴル式伝統ブーツと伝説の黄金のムチ

ギネス世界一のモンゴル式伝統ブーツと伝説の黄金のムチ

写真:Mayumi Kawai

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もう一つの見どころは正面玄関前に展示されたこの巨大なブーツ。3階建てのビルに相当する高さでギネスにも認定された世界一巨大なモンゴル式伝統ブーツです。この何とも言えない異様な存在感で入館者を迎え入れてくれます。

ギネス世界一のモンゴル式伝統ブーツと伝説の黄金のムチ

写真:Mayumi Kawai

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その巨大ブーツの横には巨大化した伝説の黄金のムチが展示されています。彼の偉大さや畏敬の念を分かりやすく大きさで示しているようです。

モンゴル帝国時代にタイムスリップできる?ユニークサービス

モンゴル帝国時代にタイムスリップできる?ユニークサービス

写真:Mayumi Kawai

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1階では当時の貴婦人の衣装や甲冑武将などのコスプレ貸衣装サービスがあり、1着3,000トゥグルグで試着と記念撮影が可能です。衣装は意外なほど本格的な作りで、館内を自由に記念撮影できるとあって若者たちに大人気です。

モンゴル帝国時代にタイムスリップできる?ユニークサービス

写真:Mayumi Kawai

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屋外では、躍動感あふれる騎馬武将らの銅像に交じって3D合成写真を撮影してくれるサービスも用意されています。なかなか他では見かけないユニークなサービスなので是非記念にいかがでしょうか。

モンゴル帝国時代にタイムスリップできる?ユニークサービス

写真:Mayumi Kawai

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騎馬民族であるモンゴル人の狩りのパートナーはイヌワシ。両翼を広げたら全長2mはあろうかという大きなイヌワシを飛ばすことができる野性味あふれるサービスもあります。ただし、しかしこの鋭いかぎ爪を見ると若干震えますけどね。

チンギス・ハーン騎馬像テーマパークへの行き方

チンギス・ハーン騎馬像テーマパークへの行き方

写真:Mayumi Kawai

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ウランバートル市内から東へ約54kmに位置し、車では約1時間の距離です。レンタカーやタクシーをチャーターしていくことも可能ですが、やはり利便性やコスト面でもツアーがおすすめ。周辺に存在するテレルジ国立公園やモンゴル13世紀時代の村を再現した国立公園見学とのセットが一般的で、夏にはツーリストキャンプや乗馬なども組み合わせ可能。モンゴルでは日本語で受け付けられる現地旅行代理店も複数存在するので是非一度問い合わせてみることをおすすめします。

チンギス・ハーン騎馬像テーマパークへの行き方

写真:Mayumi Kawai

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夏場は青々と生い茂るモンゴル大草原を乗馬やツーリストキャンプで楽しめる一方で冬場は広大な雪原で犬ぞりや遊牧民生活も楽しめます。

モンゴルは欧米諸国に比べ物価も安く、日本からも約5時間程度と意外に身近な国。モンゴルは、相撲だけでなく、自然や遊牧民のノマド文化、歴史も非常に魅力にあふれた国です。是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。

チンギスハーン騎馬像テーマパークの基本情報

住所:Chinggis Khaan Statue Complex, Tsonjin Boldog, Ulaanbaatar, Mongolia
営業時間:10:00〜18:00
入場料:大人7,000トゥグルグ、子ども(12歳以下)3,500トゥグルグ
アクセス方法:ウランバートル市内からは東へ約54km、タクシーや専用車チャーターで行くこともできますが、テレルジ国立公園などとセットになった日帰りツアーへの参加が便利

2018年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/03/10 訪問

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