四谷三丁目駅から電車を降りて飲食店街の中を歩いて4分ほどで「坊主バー」に到着します。
入り口の下には少し読みづらい看板が立っています。この看板も諸行無常の精神を表しているのでしょうか。階段を上がるといよいよお店の前、「檀家制」というなんとも入りづらい言葉のドアをゆっくり押すと、ふわっとお線香の香りがしてきます。
普通のBARの雰囲気になれている方は、たじろぐかもしれませんが安心してお店の扉を開けてください。
店内は早速お酒の向こうにお坊さんがお出迎えしてくださいます。坊主バーは様々な宗派のお坊さんが代わり代わりカウンターに立っているそうです。気になる呼び方ですが、“マスター”でも“ご住職”でも“お坊さん”でもかまわないそうですよ。
店内には仏像や曼荼羅が飾られており、なんとお仏壇もあります。お仏壇にお参りをして煩悩を祓ってからお酒を飲み始めましょう!
カウンターに着くとメニューを探します。手元にあるメニューを開くと漢字がたくさん並んでいて一見するとお経に見えます。
しかし、よく読むと焼酎や日本酒のメニューということがわかります。坊主バーではお金の「円」を「縁」と書き換えていますので「こんなところまでこだわっているんだ」とうれしい気持ちになります。もしかしたら仏縁が期待できるかもしれませんね。
また、坊主バーではカクテルの名前がとっても仏風です。「灼熱地獄」や「愛欲地獄」、「極楽浄土」や「ミロク菩薩」等、ここでしか飲めないカクテルを楽しんでみてはいかがでしょうか?
おつまみはこだわりの精進料理!お麩を使った甘露煮、高野豆腐や茶がゆ等の趣向を凝らした料理が並びます。ちょびちょびと食べながらお坊さんのお説教を聞くも良し、人生相談をするも良しです。
なお、精進料理以外にも生ハムを使った料理などもありますので、精進料理以外が食べたいときも大丈夫です!
坊主バーでは毎日様々なイベントが行われています。毎日行われるお勤めから、坊主バンドの演奏、密教占星術の占いなど、どのイベントを見られるかは仏縁によります。
特に毎日行われるお勤めは、お経が配られ全員で声を合わせて読経します。その一体感と言ったらえもいわれぬ感じで、まるで法要か何かのようです。
また、坊主バーでは時間の都合でイベントに遭遇できなかった方も、普通のBARでは絶対に引くことのないおみくじができます。結果は心の中にしまって店内のひもに結びつけて行きましょう!
そして、坊主バーでは御朱印をもらうこともできます。御朱印はその日のお坊さんの宗派によって変わりますので何回も通って様々な御朱印をもらってみてくださいね!
東京観光の際、夜はちょっと変わったBARで人生相談してみてはいかがでしょう?今まで遠くに感じていた仏教が、突然身近に感じられるかもしれませんよ!
住所:東京都新宿区荒木町6
電話番号:03-3353-1032
営業時間:19時〜25時
チャージ:500縁
休日:日曜・祝日
2018年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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