食とアートの融合 伊東「オーベルジュ花季」は1日2組のプレミアム旅館

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食とアートの融合 伊東「オーベルジュ花季」は1日2組のプレミアム旅館

食とアートの融合 伊東「オーベルジュ花季」は1日2組のプレミアム旅館

更新日:2018/01/27 20:55

Happy ブンブンのプロフィール写真 Happy ブンブン

伊豆の中でもアクセスの良い伊東温泉に、予約が取れない事で知られる小さな旅館がある。特別な施設もないこの旅館が注目を浴びるのは、ここでしか味わう事ができない「美食懐石」にある。懐石のジャンルを超えた美しい料理は、デザイン関係の仕事経験もある女性オーナーシェフが、1日2組のお客様の為だけに全てを手作りで仕上げる。伊東の温泉街から離れた閑静な住宅地に美食家達だけが知る「オーベルジュ花季」がある。

川のせせらぎや野鳥たちのさえずりと共に

川のせせらぎや野鳥たちのさえずりと共に

写真:Happy ブンブン

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伊東の温泉街から南に約2キロ、観光地の賑わいは消えて、閑静な住宅地に辿り着くと桜の木が並ぶ松川沿いに「オーベルジュ花季」が静かに佇んでいる。客室は僅か2部屋のみ、写真の右側の建物の2階と3階が客室で、階ごとの貸切となっているのでプライベートも保たれ、とても静かな環境です。

窓のすぐ下は松川が流れ、水面に色々な野鳥が遊びに来ます。カモやサギ等の他に運が良ければカワセミが飛んでくる事もあります。温泉街とは違った風景がここにはあります。

川のせせらぎや野鳥たちのさえずりと共に

写真:Happy ブンブン

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松川を渡り、最初の交差点を右に曲がると細い路地の向こうに「花季」の小さな看板が見えてきます。2組の旅館なので駐車場も2ヶ所、控えめに飾られた玄関が出迎えてくれます。

川沿いの部屋には古代檜の温泉も

川沿いの部屋には古代檜の温泉も

写真:Happy ブンブン

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客室は2階も3階も同じ間取りで、3帖の前室・10帖の主室に広縁となっています。広縁の向こうには松川が流れ、春には川沿いに植えられた桜が満開となります。この時期の花季は絶好の花見スポットとなるのです。

川沿いの部屋には古代檜の温泉も

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部屋には天然温泉の内風呂が有り、24時間好きな時間に温泉を楽しむ事ができます。樹齢百年を超える古代檜の浴槽に注がれる温泉は、お肌に優しいアルカリ性単純温泉、柔らかなお湯は長い時間入っていても疲れません。窓の外を流れる松川の景色をゆっくりと楽しめます。

2つの個室食事処は趣の違った和室と洋室

2つの個室食事処は趣の違った和室と洋室

写真:Happy ブンブン

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各部屋専用の個室食事処は、オーナー自慢の骨董品や調度品が飾られた空間でもあります。こちらは「琉球畳の和室」で、正面の掛け軸は「孫文」直筆の書。階段箪笥や備前焼の花瓶が食事を一層盛り立ててくれます。また部屋からは手入れのされた庭も見る事ができます。

2つの個室食事処は趣の違った和室と洋室

写真:Happy ブンブン

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もう一つの食事処は「川縁の洋室」と名付けられたすぐ前を松川が流れる部屋。アンティークの調度品が置かれたフローリングの洋室は「琉球畳の和室」よりも広めになっています。

2つの個室食事処は趣の違った和室と洋室

写真:Happy ブンブン

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「川縁の洋室」はテーブルが二つあるので、食後のデザートはこちらに移動していただきます。歴史を感じる骨董の器や水屋箪笥を眺めながらゆっくり寛げます。

美しさに拘った料理

美しさに拘った料理

写真:Happy ブンブン

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通常の懐石料理では想像も出来ない斬新な前菜は、デザイン関係の仕事経験があるオーナーシェフならではの発想。美しさだけでなく、それぞれのグラスの料理はすべて時間を掛けた手作りです。

中身は左から「あまおう苺の白和え」「海鼠の酢の物」「紫芋すり流し」「柿と牡蠣のオイスターソース炒め」「メジ鮪スモークサラダ」、その日ごとに変わるグラスの中身は前菜とは思えない一品です。

美しさに拘った料理

写真:Happy ブンブン

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花季のお造りは彩り鮮やかな美しさ。金目鯛のカルパチョにフルーツ人参と紅芯大根を添え、土佐酢を掛けていただきます。ピンク色に盛られた一品はまるできれいな花のようです。脂の乗った金目鯛に土佐酢という組み合わせも絶妙です。

美しさに拘った料理

写真:Happy ブンブン

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料理を楽しむのは美味しさだけではありません。器が好きというオーナーシェフが集めたアンティークな器や地元の作家物を、惜しみなく使って料理を引き立てます。さりげなく花が添えられた器の中は山口県の銘酒「獺祭磨き三割九部」です。料理だけでなく、脇役的なアルコールも拘りのある器で提供してくれます。

美味しさを追求した料理

美味しさを追求した料理

写真:Happy ブンブン

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懐石料理の華とも言える椀物は、京料理の料理人から指導を受けた技が光ります。時間を掛けて丁寧に出汁を取り、「オーベルジュ花季」の味を伝えるのです。この日の椀種は旅館の名前が付けられた花季饅頭。揚げた餅の中に野菜や玉子を詰めた花季オリジナルの一品です。

美味しさを追求した料理

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見た目は地味ですが、この一品は花季の味の基礎を作ったオーナーシェフの祖母が作り上げた料理で、「おばあちゃんの胡麻とうふ」と名付けられています。創業当時からの変わらぬ味を受け継いで、今もシェフが丁寧に手作りしています。クリームのようなとろけんばかりの食感と、胡麻の濃厚な味わいは「オーベルジュ花季」のスペシャリテでもあります。

美味しさを追求した料理

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朝食も地元の食材を多く取り入れ、品数が多く朝なのにディナーのようです。夕食同様作り立ての料理が運ばれて来るのは、2組限定の旅館ならではです。写真にはありませんが、伊豆名物の鯵の干物は脂が乗り大振り、しかも丁寧に焼いてあるので頭も食べられます。前日の夕食と違う個室に案内してくれるので、朝食もゆっくり時間を掛けていただいて下さい。

リピーターが多いのは料理が美味しいからだけではない

「お食事の時間が楽しい時間になってもらえるように」は花季の一番の願い。熱海で大型ホテルや旅館が建てられる中、僅か2組の小さな旅館として花季は生まれました。決して順調とは言えなかった創業当時でしたが、たくさんの人の笑顔に助けられ、現在が有ると感謝の気持ちを大切にしてきました。先代の「お客さんは恋人」という心温まる接客は、現在のオーナーシェフにも継がれています。楽しい食事の時間は料理だけではなく、心温まる接客も有るからなのです。
1日2組の小さな旅館「オーベルジュ花季」で幸せな時間を過ごしてみませんか。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/01/09−2018/01/10 訪問

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