写真:木村 優光
地図を見る町田駅から路線バスに揺られて数分、「養運寺」バス停を降りると辺りは閑静な住宅街となります。バス停の脇の路地へ入ると、目の前には丘陵地形へと上がることができる階段がありますので、こちらが「養運寺」の参道入口!階段の手前には「養運寺」と彫られた石板がありますので、よく見ておけば間違えないでしょう。なお、目の前の通りは旧鎌倉街道で、街道沿いには穴場的な史跡が数ヶ所あります。
参道はそれほど長い階段ではありませんが、お屋敷風の個人宅のような門前に最初は躊躇してしまうかもしれません。しかし参道入口の石板には「養運寺」と書かれていたため、自身を持って階段を上がりましょう。すると、これまた立派な個人宅にありがちな門が出迎えてくれます。これこそが「養運寺」の山門で、寺院らしくないところが特徴的!
写真:木村 優光
地図を見る山門に近づいてみると、個人宅の門というよりかは庭園の入口のようで、和庭園好きな方にとってはワクワクしてしまうでしょう。山門の横には小さいけれど枝ぶりが立派な白梅が植えられていて、特徴的な山門とのコラボレーションはインスタ映えしそうです。
写真:木村 優光
地図を見る山門をくぐりさらに階段を上がってみると、真正面には立派な本堂が待ち受けてくれます。手前には素晴らしい枝ぶりの枝垂れ白梅があり、本堂とのコラボレーションは息を呑むほどの素晴らしさ!背景がスッキリした青空ですと、両者のコラボがグッと引き立ちます。
この本堂、2016年に改修されたものにもかかわらず、入母屋造の屋根と唐破風の向拝は思わず見入ってしまうほど立派!本堂の中には阿弥陀三尊像が安置されていて、町田市の文化財に指定されています。そんな「養運寺」の開基は1567年の戦国時代の真っ最中ですが、境内の雰囲気は戦国の雰囲気を一切感じさせずに、訪問した人すべてに和というものの美しさを教えてくれます。
写真:木村 優光
地図を見る本道と白梅とのコラボレーションは様々な角度からも狙うことができます。特に白梅のしだれ部分を本堂の正面とともにアングル内に納めれば、非常に絵になる1枚の完成!手前の石灯籠もアクセントになっていて、和ましい雰囲気を出すことができます。
写真:木村 優光
地図を見る今度は本堂に向かって視線を左に変えると見えてくる鐘楼。早春には枝垂れ白梅とのコラボレーションがオススメです。
ところで、この構図の中に「養運寺」で一番有名なものが写っています。それは鐘楼前に立ちはだかる大木のムクジロの木。町田市銘木百選に選ばれていて、秋になると茶色い実が沢山成ります。
なお、ムクジロの実ですが、お正月に羽根つきで使用される羽根の玉の正体であるとともに、洗剤がなかった江戸時代などは、ムクジロの実の皮を剥いて洗剤代わりにしたとされています。漢字ですと「無患子」と書くため、子供が病気にかからないという意味合いもあります。したがって、「養運寺」へは秋の訪問もオススメしますよ。
写真:木村 優光
地図を見る早春の時期ですと、ムクジロの木は葉も実も何もない落葉した状態ですので、言われなければ何の木であるのかわかりませんので、やはりこの時期のメインは梅の花。枝垂れ白梅にピントを合わせて鐘楼を暈したりして素敵な1枚を撮ってみてはいかが?ちなみに背景の鐘楼も本堂改修の数年前に改修されました。
写真:木村 優光
地図を見る鐘楼の裏側にアクセスしてみると、非常に眺めの良いポイントがあります。ここには石で造られたテーブルとベンチがあり、一休みするのには最高のロケーション!ここから見ることができる眺めの中には目立つような建物はありませんが、住宅が建ち並ぶ姿を見るのも意外と圧巻!これは「養運寺」の境内が高台にあるためです。
写真:木村 優光
地図を見る眺めの良いポイント付近には写真のようなオブジェも!これは和建築の屋根の角などに使用される瓦の一部で、格好の被写体!様々な角度で撮ってみるのも面白いかもしれませんね。これこそが「養運寺」の中で一番インスタ映えする被写体かもしれませんよ。
住所:東京都町田市本町田3654
電話番号:042-722-4545
アクセス:小田急線町田駅から藤の台団地行きバス、または本町田団地循環バスで養運寺前下車すぐ
2018年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
また、梅の例年の見頃は2月初旬から3月初旬。
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(2024/4/20更新)
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