日光金谷ホテルスケートリンクで2018年より開催されている「クラシックスケートin日光」が2020年も開催! 会場は、大正時代に造られ、外国の要人たちが社交を繰り広げた日光金谷ホテルのスケートリンク。レトロなファッション&スケート、そして金谷ホテルの味も楽しんじゃおうという欲張りでワクワクのイベントです。
写真:フルリーナ YOC
地図を見るドレスコードは難しくなく、ツイードやチェック柄の服やアクセサリーを身に着けているだけでも、ちょっとオシャレな帽子をかぶってるだけでもOK。もちろん上から下までレトロにバシッとキメちゃうのも大歓迎です。
参加者は昭和50年代に主流だったクラシカルなスケート靴を無料で借りられます。なかなか体験できないエキサイティングなスケートになりそうですね。
動画:フルリーナ YOC
地図を見るそれでは2019年のCLASSIC SKATE in NIKKOの様子を交えて、1分間の動画をご覧ください。
それにしても、大正時代に作られたスケートリンクが現役で使われているなんて驚きですよね。かつて紳士淑女が、夏は避暑に、冬はウィンタースポーツを楽しみに、集い社交を繰り広げた、日光金谷ホテルならではの文化遺産です。
金谷ホテルの歴史は、明治4年頃、外国人を泊める宿がなく困っていたヘボン博士を、若き日光東照宮の雅楽師・金谷善一郎が自宅に招き入れたことに始まります。その後、善一郎は金谷ホテルを創設。ホテルのホスピタリティと日光の魅力は海外にも、広く伝わり、金谷ホテルと中禅寺湖周辺を中心に華やかなリゾート文化が花開きました。
写真:フルリーナ YOC
地図を見る日光金谷ホテルのスケートリンクは、本館に隣接した位置に、プールと並んで造られています。また、それを見物するための竜宮とも呼ばれる「観覧亭(写真右))と「展望閣(写真左)」も造られており、プールやスケートリンクとともに、現在も現役で宿泊客を楽しませています。
写真:フルリーナ YOC
地図を見るこのスケートリンクは大正5年、「観覧亭」と「展望閣」は大正10年に建造。毎年冬になると内外のスケート愛好家たちが金谷ホテルに集結し、スケートを滑ったり観覧亭で談笑したり、優雅な時間を楽しんでいました。
写真に写っている資料は、金谷ホテルのスケートリンクでスケートを、「観覧亭」からスケート見物を楽しむ当時のゲストの様子(資料提供:日光金谷ホテル)。
写真:フルリーナ YOC
地図を見る日光金谷ホテルに泊まっても、スケートリンクがホテルにあるということを知らない方も多いのでは?実は、本館3階の北側廊下を東へ進んでいくと、ホテルのスケートリンクとプールへと続くガラスの扉があるのです。
写真:フルリーナ YOC
地図を見る扉を開け階段を登って行くと、右手にプールとスケートリンクが見えてきます。前方の建物は、スケートやプールを見物したり休憩するための「観覧亭(竜宮)」、階段後方の建物は「展望閣」。どちらも入母屋造の建築で、国指定登録有形文化財に登録されています。
「クラッシックスケートin日光」は、9時30分にオープニングの後、10時からブリーフィング(説明・打合せ)。10時半からスケート靴を履いて、いよいよスケート講習会がスタート。
講師は元スピードスケート選手の若林勇太氏ら。スペシャリストたちが基本から丁寧に教えてくれるので、全くの初心者でも大丈夫!初めはおっかなびっくりでも、あっという間に楽しく滑れるようになりますよ。
12時からはお待ちかねのランチ。ランチは観覧亭(竜宮)または展望閣で。メニューは日光金谷ホテルの人気No1メニュー「百年ライスカレー」。
「百年ライスカレー」は、蔵の中から発見された大正時代のレシピを、初代総料理長・中西健一が復刻再現、更に美味しく微調整したもの。肉と具材は、カレーソースと別に調理され、素材の美味しさを際立たせます。
カレーソースはココナッツミルク・ディルピクルスの漬け汁・野菜やリンゴやバターを贅沢に使い、手間暇をかけてかけて作られます。口の中に入れると最初に優しい甘さが、次にスパイシーな香りがふわっと広がります。
ランチの後は、自由にスケートを楽しむ時間。晴れたら天望閣の向こうに日光連山が望めます。風景を楽しみながらスケートをしたり、疲れたら竜宮や展望閣でのんびり寛んだり、思い思いの時間を楽しみます。こんな可愛いソリもあるのでお楽しみに!
写真:フルリーナ YOC
地図を見る15時からのティーパーティーは、国の登録有形文化財「竜宮」にて。日光金谷ホテルからチーズケーキとコーヒーのプレゼントも。金谷ホテル伝統のチーズケーキは3層からなり、最下部は特製クッキー粉にシナモンを加えたもの、中間部はクリームチーズのハーフベイク、最上部にはサワークリームのハーフレア。濃厚でありながらとっても爽やかなんですよ。
また、会場にはミニバーもオープンし、ワインやスコッチなども楽しめます(有料・500円〜)。
写真:フルリーナ YOC
地図を見るもうひとつ、忘れずに見学してほしいのが「展望閣」。こちらも国の登録有形文化財に登録されている建物です。美しい展望を最大限に楽しむため、吹き放ちの開放的な造りとなっています。高台の崖の縁に建っており、日光金谷ホテルの本館・別館・日光の山々を見渡せます。特に冬場は雪化粧した山々が絵のような美しさ!
写真:フルリーナ YOC
地図を見る建物内部の装飾も当時のまま。こちらの写真は細工の美しい電灯。金谷ホテルではまだ電気が引かれていなかった明治41年頃から、すでに水力による自家発電設備を導入。ホテル内には明るく電気が灯っていました。
日光にスケート文化をもたらした、日光金谷ホテルスケートリンク。そして日本内外の紳士淑女たちの社交の舞台となった「観覧亭(竜宮)」と「展望閣」。
その歴史の舞台で、レトロなファッションに身を包み、スケートと金谷ホテル伝統の味を楽しむ「クラッシックスケートin日光2020」。この冬はぜひ、金谷ホテルでレトロにお洒落に、スケートパーティーを体験してみてくださいね!
開催日:2020年2月16日
主催:日光スケーターズクラブ
場所:日光金谷ホテルスケートリンク
住所:栃木県日光市上鉢石町1300
アクセス:東武またはJR日光駅より、バスにて神橋下車、徒歩約2分
備考:参加費5000円。ランチ・スケート講習会・スケート時の保険代込。参加者は定員30名。天候、気象状況等により、中止となる場合有り
日光金谷ホテルでは「クラッシクスケートin日光」の参加の宿泊者に、特別料金プランを用意。詳しくはMEMOより「クラッシックスケートin日光」リンク下部をご覧ください
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(2024/3/19更新)
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