独特な小豆色をした阪急電車。大阪の阪急梅田からなら石橋駅まで行き乗り換え。そこから4駅の終点・箕面駅まで、箕面線を利用します。
箕面駅を出て、まずは箕面の滝までの散策路。歩き始めてしばらくは、色々なお店が並ぶ風情ある道を楽しめます。
そして川の流れ沿いを通り、緩やかな道を進んでいくのです。その距離は約2.7kmですが、途中では箕面公園昆虫館、歴史ある瀧安寺、唐人戻岩等見どころがたくさん。見学しながら滝に進みましょう。
箕面の滝は箕面大滝とも呼ばれます。一帯は明治の森箕面国定公園となっており、古くから修験道の場として知られていました。
ところがさらに歴史は古く、縄文時代には既に人々が暮らしていたことが出土品から分かっています。また、弥生時代の住居跡など、長い歴史がある場所なのです。
箕面の滝の豊かな水は大音響とともに流れ落ちていきます。近くまでいくと水しぶきがかかり、忘れられない思い出を残してくれることでしょう。
流れる滝の落差は33mあり、滝の幅は5m。時間の許す限り、その流れを楽しんでみてください。
<基本情報>
住所:大阪府箕面市箕面公園1-18
電話番号:072-721-3014(箕面公園管理事務所)
アクセス:箕面駅より徒歩約30分
ところで、箕面(みのお)とは変わった地名だと思われる方も多いでしょう。地名の由来は定かではありませんが、一説によると箕面の滝の様子(面)が穀物の殻等をふるい落とす「箕」に似ているからというもの。あるいは滝の手前の木々の様子が「蓑」に見えるという説があります。箕面という呼ばれ方の歴史は古く、平安時代の「梁塵秘抄」には既に記載されているのです。
箕面の滝から勝尾寺への散策は山道を通る遊歩道がありますが、舗装されたアスファルトは歩きやすく便利です。滝から勝尾寺までの距離は約3.5kmですので、ゆっくりと歩いてみましょう。
標識があるので迷うことはありません。この道は府道43号豊中亀岡線です。
しばらく坂道を上っていくと「勝尾寺」に到着です。お寺に入山するためには売店近くを通りますので、そこで一休み。適度な休憩と水分補給等を行いましょう。
厄除けのお寺としては日本最古といわれる勝尾寺。また厄除けだけではなく大願成就や恋愛成就、必勝祈願等、霊験あらたかなパワースポットです!
勝尾寺では、あちらこちらでたくさんの小さな達磨を見ることが出来るのが面白いのです。
勝尾寺は高野山真言宗の寺院で、西国三十三所の二十三番札所。ご本尊は十一面千手観音菩薩です。創建は神亀四年(七二七年)に藤原致房の二人の息子が草庵を築いたことによると伝えられています。
美しい多宝塔。夕暮れからはライトアップが行われますので、事前に時間帯を調べておきましょう。
ところでなぜ、勝尾寺にはたくさんのダルマがあるのでしょう。それは願いが成就した人たちが奉納したからなのです。たくさんあるということは、それだけ成功した人も多く、様々なご利益があることが証明されているといえるのでは。
それでも大事なことは七転び八起き。自分の有り方、自助努力が基本ですので、まずは自分で道を開く努力が必要と勝尾寺では教えています。
<基本情報>
住所:大阪府箕面市勝尾寺
電話番号:072-721-7010
アクセス:バス北大阪急行 千里中央駅より運行
「箕面駅」から「箕面の滝」へ歩き、さらに「勝尾寺」までの道中だけで6km以上を歩いたことになります。もちろん同じ道を歩いて戻ることも可能ですが、疲れた方は勝尾寺前からバスやタクシーを利用し、大阪市内に戻りましょう。
なお、勝尾寺は下記の関連MEMOに、さらに詳しい情報を掲載しています。他の大阪情報も併せて、ぜひご覧ください。
2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
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(2025/2/15更新)
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