おでんを甘くみてはいけない!「小田原おでん本店」は和食の世界

| 神奈川県

| 旅の専門家がお届けする観光情報

おでんを甘くみてはいけない!「小田原おでん本店」は和食の世界

おでんを甘くみてはいけない!「小田原おでん本店」は和食の世界

更新日:2018/01/29 09:50

Naoyuki 金井のプロフィール写真 Naoyuki 金井 神社・グルメナビゲーター

おそ松君の名脇役チビ太の大好物として登場して以来、おでんは庶民の味方で在り続けました。
蒲鉾で名高い小田原市では、白身魚の練り物である蒲鉾の素材を活用し、小田原の新名物として庶民の「おでん」による町興しを始めたのです。
そんな小田原で極上のおでんがいただけると、連日予約が殺到しているのが「小田原おでん本店」です。無形文化遺産の和食にも匹敵するおでんを、グルメなあなたご紹介いたします。

蒲鉾が支える小田原の食文化「かまぼこ通り」

蒲鉾が支える小田原の食文化「かまぼこ通り」

写真:Naoyuki 金井

地図を見る

江戸時代より始まった小田原の蒲鉾は、小田原生まれの二宮尊徳が手土産に使ったことが江戸末期の日記に書かれているくらい著名でした。
現在、13社が加盟している小田原蒲鉾組合には、江戸時代から続く老舗がいくつかあります。
そんな蒲鉾店の点在する通りが「小田原かまぼこ通り」で、食べ歩きの道として社会実験が行われています。

蒲鉾が支える小田原の食文化「かまぼこ通り」

写真:Naoyuki 金井

地図を見る

その中で小田原かまぼこ発祥の店である「鱗吉」は、1781年に創業した老舗中の老舗で、多くの取材を受けている有名店です。

蒲鉾が支える小田原の食文化「かまぼこ通り」

写真:Naoyuki 金井

地図を見る

その鱗吉で食べ歩き限定として開発されたのが「じねんじょ棒」。
白身の魚6割との自然薯4割を練り上げたもので、濃厚な自然薯の香りが広がり、スパイシーな風味が病みつきになりそうです。
お茶も一緒にいただけ、店の一画には利き酒も出来るコーナーもあるので、ちょっと寄り道には最高です。

町興しを象徴する新食文化「小田原おでん本店」

町興しを象徴する新食文化「小田原おでん本店」

写真:Naoyuki 金井

地図を見る

小田原かまぼこ通りにあるのが「小田原おでん本店」です。
童謡「お猿のかごや」にも登場する名産品小田原提灯が掲げられた風情ある門構えですが、意外なことに2006年にオープンした比較的新しいお店です。

町興しを象徴する新食文化「小田原おでん本店」

写真:Naoyuki 金井

地図を見る

メインとなる席はカウンターで、15席しかないこじんまりとした空間です。

町興しを象徴する新食文化「小田原おでん本店」

写真:Naoyuki 金井

地図を見る

そのほかには、8名のテーブル席、4名のステラルーム、6名までのガーデンルームがあります。
更に、要予約ですが会席のいただける「茶室」、そして最大20名までの「はなれ 月の船音」があります。まずはカウンターでいただくのが良いでしょう。

老舗13社の誇りが集まった「おでん種」

老舗13社の誇りが集まった「おでん種」

写真:Naoyuki 金井

地図を見る

こうしたこだわりの中でいただくおでんの基本は「おでん茶飯ランチ」。
前菜と出汁で炊いた茶飯、そして好きなおでん種5品、デザートというセットです。
チョイスする5品は、22品から選べますが、その中には蒲鉾組合13社から一品ずつ提供された種があるのでまずは、そこからチョイスするのが王道でしょう。

一番奥の白いのが「小田原すじ」で、創業1814年の「籠清」作で、その右の花びらの形「えび天」が、1868年創業でこの店の前にある「丸う田代総本店」作という老舗です。
中央の黒いのは「いわし団子」で、1878年創業の「山上蒲鉾店」作で、その左となりの「白はんぺん」は、食べ歩きで紹介した「鱗吉」作です。

手前の「厚揚げ」は、13社ではないが、1906年に創業した小田原の老舗豆腐店「下田豆腐店」作のものであるから、まさに老舗の味のオンパレードです。

老舗13社の誇りが集まった「おでん種」

写真:Naoyuki 金井

地図を見る

老舗の味が詰まったおでんは、小田原特産の梅を使用した「梅みそ」をつけるのが小田原流です。こちらでは梅みそのほか、からしとわさび醤油の3種類の味付けが楽しめます。

老舗13社の誇りが集まった「おでん種」

写真:Naoyuki 金井

地図を見る

更にこのランチの良さは、おでん種は追加オーダーできることです。
特に中央の茶色の丸い団子は「地鶏入り揚げつくね」で、この店のナンバー1人気の逸品です。

おでんの美味さを引き出す「出汁と酒」

おでんの美味さを引き出す「出汁と酒」

写真:Naoyuki 金井

地図を見る

2つある大きなおでん鍋にはたくさんのおでん種が入っています。
そして美味しいおでんを作るこだわりがその出汁で、おでん鍋からは想像できないほどの量の昆布でダシを取り、これまた大量のかつお節で味を調整するシンプルなもの。

そして常に90℃に保って沸騰させないことが極上の味を引き出すコツです。万が一沸騰したら作り直すというこだわりもすさまじいことですね。
こうしたこだわりの出汁は、薄味ながらコクがあり決して主張せずにおでんを一際魅力的にするのです。

おでんの美味さを引き出す「出汁と酒」

写真:Naoyuki 金井

地図を見る

更におでんの魅力を引き上げるのが酒。来店される中の多くの方がアルコールを嗜んでいます。ワイン、焼酎、日本酒の利き酒セットなど、よりおでんを際立たせてくれます。

おでんの美味さを引き出す「出汁と酒」

写真:Naoyuki 金井

地図を見る

ランチの〆は「茶飯」ですが、これにも一工夫あります。
元々、おでんの出汁で炊かれたものですが、そのまま少しいただいた後に、出汁をかけてお茶漬けで食べることが出来ます。
サラサラッといただいた後は、すっぱい特性梅ジャムをかけたアイスクリームで至福のひと時も終了です。

更なる至高を求めた「新おでん和食」

更なる至高を求めた「新おでん和食」

写真:Naoyuki 金井

地図を見る

最後に絶対に忘れずに食べていただきたいのが「牛すじ」。
ホロホロに柔らかく煮込まれ、まさにデミグラスソースで煮込まれたビーフシチューのような味わいで、これまでの牛すじのイメージを180度覆す、まさにおでん界の洋食です。

更なる至高を求めた「新おでん和食」

写真:Naoyuki 金井

地図を見る

一方、おでん界の和食に引き上げたのが、「特選おでん盛り合わせランチ」。
おでん以外は、先のランチと一緒ですが、おでんは選べないが、創作おでんが味わえます。
大根、海老揚げに始まり、イカ・タコのさつま揚げ、フグしゅうまい、茸入りがんも、そしてキンメダイのつくねという豪華さです。

出汁は前日の最後の出汁を使用しており、濃い目でコクがあふれかえっています。そのおでんと出汁を受けるのが、室町時代から続く小田原の伝統工芸品である「小田原漆器」です。
まさに無形文化遺産「和食」の域まで高めたかのような極上のおでんです。

更なる至高を求めた「新おでん和食」

写真:Naoyuki 金井

地図を見る

この上昇天したい方は、茶室の会席料理やディナーに伺うと良いでしょう。夜は、おでん単品と酒の肴の数々があります。特におでん種は、創作おでんや、コンテストおでん種など、約40種類になりますので、出会った事のないおでんにめぐり会えるかもしれませんね。

基本的に土日祝のランチは、11:30、12:30、13:30で予約がほとんど入っていますので、必ず予約して訪れた方がよいでしょう。

ランチやディナー無しで、純粋に13社をはじめとした20品の単品だけなら14:30〜16:30の時間を狙うのも良いでしょう。
そしてお気に入りのおでんを見つけたら、帰りに「かまぼこ通り」でお土産を買うのも良いでしょうね。

「小田原おでん本店」の基本情報

住所:〒250-0004 神奈川県小田原市浜町3-11-27
電話番号:0465-20-0320
アクセス:
小田原駅より国府津駅・城東高校行きバスで唐人町下車。バス停より徒歩3分。または小田原駅より徒歩18分ほど・・・(株)丸う田代さんを目安に。
タクシーだと1メーターです。
小田原駅から995m。


営業時間:
[月〜金]
11:30〜14:00、16:00〜21:00
*平日月曜日はランチのみ営業

[土・日・祝]
11:30〜21:00
*但し、14:00〜16:00までは おでん単品のオーダーとなります。
日曜営業(無休)

2018年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/01/13 訪問

- PR -

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -