写真:松田 朝子
地図を見る世界遺産・今帰仁城跡のある今帰仁村の中でも、兼次という地区は、観光地化されていないビーチが点在していたり、やんばる(山原)の森が広がっていたりする、ひときわのどかなエリア。SOMOSはそんな沖縄の原風景とも言えるようなところにあります。
写真:松田 朝子
地図を見るオーナーの伊藤秀樹さんは三重県出身。かつてはバックパッカーで世界中を回った経験があり、旅をしていくの中で、宿の経営に興味を持ったと言います。そして旅先のキューバで、今の奥様と知り合って結婚。10年くらい前から沖縄に住み、夢だった宿の経営に向けて準備を始めました。
写真:松田 朝子
地図を見る基礎工事以外は自分たちで造り上げたという、2つの部屋は、どちらも天井が高く、ロフト付きのメゾネットスタイル。部屋というより、1軒の家のようでもあります。
そんな空間を彩るのは、シャビーシックなインテリア。これらは古民家の解体場から譲り受けたものだったり、アンティークショップで購入したものなど、リサイクル品や手作りによるものがほとんどといいます。古材が好きで、「50年くらい前からあった家」がコンセプトという伊藤さんのセンスは、おしゃれに敏感な海外ブロガーたちに大ヒット!
オープン当初は、宿泊客の7割が外国人という状態に。日本での知名度は、まだのようですが、やっと最近は宿泊者の日本人対外国人の比率が半々までに上がったといいます。
部屋の名前は、ザバドSabadoとドミンゴDomingo。スペイン語で、土曜日と日曜日を意味します。サバドのほうは、キューバ人の奥様がインテリアを担当して、この写真の部屋、ドミンゴは伊藤さんの担当。
提供元:ブッキング・ドットコム
https://www.booking.com/サバドの方は、ベッドがマット床置きのフラットなタイプ。ワイヤーのアートが随所にあって、白い壁にマッチしています。
写真:松田 朝子
地図を見るドミンゴは、山小屋風。バス・トイレ周りのワイヤーアートは洗練された雰囲気です。
どちらの部屋も、ロッキングチェアとハンモックがあり、一日中部屋から出ない人も多いというのがうなづけます。ここからは遠くに海も見え、景色を楽しむのにも最高のロケーションです。
写真:松田 朝子
地図を見るSOMOSでは、ホテルによくある使い捨ての歯ブラシなどは置いていません。
連泊する場合のシーツ交換は、リクエストがあれば応じるが基本的にはなし。そんな風にできるだけ無駄を省き、資源のリサイクルにも気をつかっているのです。
提供元:ブッキング・ドットコム
https://www.booking.com朝食には力を入れていて、近所の無農薬野菜の農家から買った野菜がメインのメニュー。基本的に地産地消で、季節のものを使っています。ホテルを始めた当初はビーガンメニューでしたが、最近では、肉はあまり使わないものの、卵や魚は出すようになりました。
赤い土壁のダイニングルームでいただく朝食は、どこか遠い外国にいるようなで気分にさせられます。
写真:松田 朝子
地図を見るこのダイニングルームや庭は、イベントやライブなどにも使われています。SOMOSは宿泊施設という枠を超えて、人々のコミュニケーションの場としての広がりをも見せています。
沖縄ならではの、ゆったりとした時間の流れを楽しむことができるソモス。また、細かいところにも気配りが感じられるインテリアは、インスタ映え間違いなし!日本でありながら、まだ日本で知られていないSOMOSで、最高の土曜日、日曜日を過ごしてみませんか?
(取材協力:ブッキング・ドットコム)
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この記事を書いたナビゲーター
松田 朝子
トラベルジャーナリスト/ライター。一般社団法人 日本旅行作家協会所属。旅をすると女性は美しくなる!と信じて世界を飛び歩く日々。砂漠と赤い岩山を見ないと禁断症状が現れます。旅をしていない時は、趣味のアル…
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(2025/1/18更新)
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