やっぱりレトロな日本橋!老舗好きが今訪れるべきカフェBEST3

やっぱりレトロな日本橋!老舗好きが今訪れるべきカフェBEST3

更新日:2018/01/23 11:01

藤井 麻未のプロフィール写真 藤井 麻未 元秘境系海外旅行添乗員
かつて江戸の中心であり、約400年もの歴史と文化が根付く日本橋。近年はオリンピックも見据え次々と再開発が進み目が離せないエリアとなっている。オシャレなカフェや複合商業施設が続々オープンする日本橋であるが、三越や高島屋が本店を構え、歴史ある老舗や昔ながらのカフェも変わらず人気だ。今回は日本橋散策中に立ち寄りたいレトロなカフェ、ベスト3をご紹介しよう。

BEST3 カフェ・ウィーン

BEST3 カフェ・ウィーン

写真:藤井 麻未

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日本橋の二大老舗百貨店のひとつ日本橋三越本店。こちらの本館3階にあるのが「カフェ・ウイーン」だ。フロアの一画にあるカフェの店構えはウィーンの老舗風レトロ。ショーウインドウにはウィーンでお馴染みのオーストリア料理がズラリと並んでいる。

BEST3 カフェ・ウィーン

写真:藤井 麻未

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店内に一歩足を踏み入れると、そこはまさにウィーンのカフェそのものだ。赤のビロードが効いた優美な内装は本場の老舗カフェ・ツェントラルを彷彿とさせる。人々の話し声、食器のぶつかる音、適度に賑わいのある店内の空気さえもカフェ文化が根付くウィーンの空気にそっくりだ。何しろこのカフェは本場ウィーン市、ウィーン商工会議所、ウィーンカフェハウス協会より伝統文化を引き継いだカフェとして正式に認定された日本で最初の店でもある。

BEST3 カフェ・ウィーン

写真:藤井 麻未

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ウィーンのコーヒーメニューは実にバラエティーに富んでいる。ホイップクリームを浮かべたものからカプチーノのように泡立ったもの、リキュール入りのものやミルクと珈琲のバランスによっても種類が違う。ここでは本場さながらに豊富な種類のコーヒーを飲むことができる。

ポピュラーなメランジェはウィーンで最もよく飲まれているコーヒーのひとつ。やや粗めの泡に存在感があり、そんなところも本場そっくりだ。ウィーンのアップルパイ、アプフェル・シュトゥルーデルや定番ザッハトルテなどケーキ類も忠実に再現されていて、まるでウィーンを旅しているような気分に浸ることができる。

<基本情報>
住所:東京都中央区日本橋室町1丁目4−1日本橋三越本店 本館2階
電話番号:03-3274-8835
営業時間:10:30〜19:30
アクセス:銀座線・半蔵門線 「三越前」駅より徒歩1分

BEST2 ミカド珈琲日本橋本店

BEST2 ミカド珈琲日本橋本店

写真:藤井 麻未

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日本橋三越本店からほど近い場所にあるのが、創業以来変わらぬこだわりのコーヒーを提供し続けているミカド珈琲日本橋本店だ。1948年の創業当時、コーヒーは舶来品であり庶民には高価な嗜好品だった。それを立ち飲みにすることでコストを抑え、多くの人々が楽しめるようにした。

スタンドコーヒーの元祖ともいえるそのスタイルを今でも保ち、1階のスタンドでは着席よりも安い値段でコーヒーやモカソフトを楽しむことができる。日本橋の中心部にあってこだわりのブランドコーヒーを200円台で飲めるのはここをおいて他には無い。もちろん2階、3階にはテーブル席も用意されている。

BEST2 ミカド珈琲日本橋本店

写真:藤井 麻未

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創業者金坂景助は、舶来品であったコーヒーを日本人の口にあった味や飲み方で提供すべく焙煎方法などの研究を重ねた。そうして生まれたのがミカド珈琲のオリジナルである。それから今日に至るまで熟練の焙煎士たちによる確かな技術がコーヒーの味を支えている。

コーヒーはもちろんのこと、ここで不動の人気を誇るのが名物「モカソフト」だ。まろやかなソフトクリームにはコーヒーの風味がしっかりと感じられ、味わい深いのに雑味の無いさっぱりとした後味だ。カップでオーダーすると付いてくるオリジナルのプルーンは乾燥プルーンを自家製シロップに漬けたもの。こっくりとした甘みとほのかな酸味がコーヒー風味のクリームと絶妙にマッチする。

他にもモーニングのホットケーキやトースト、コーヒーを練り込んだモカロールなど食事やスイーツ類も充実している。リピート必至な名店だ。

<基本情報>
住所:東京都中央区日本橋室町1-6-7
電話番号:03-3241-0530
営業時間:月〜金7:00〜19:00 (L.O.18:30)
土8:00〜18:00 (L.O.17:30)
日・祝10:00〜18:00 (L.O.17:30)
アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前駅」から徒歩1分

BEST1 ラフレッサ

BEST1 ラフレッサ

写真:藤井 麻未

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少し神田方面に歩いた路地裏に、蔦が絡んだ個性的なファサードの店がある。一見営業しているのかしていないのか分かり難いが、扉を開けるとそこは居心地の良い昔ながらの喫茶店だ。昭和30年代の年季の入った建物を改装しカフェにしたのだというが、南欧をイメージしたという特注の窓や格子などにオーナーのこだわりが感じられる。

BEST1 ラフレッサ

写真:藤井 麻未

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オーナー夫婦はここで喫茶店を営んで40年ほど。変わりゆく日本橋を見てきたが、働く人々が多いこの場所でサラリーマンたちの憩いの場となるべく喫茶店を続けてきた。近くの会社へはコーヒーやサンドウィッチの出前も行うという。最近では日本橋の再開発のお陰か若い女性も多く訪れるようになってきたのだとか。年季の入ったカウンターにはサイフォンが並び、マスターの淹れるコーヒーが良い香りを放っている。入口付近のゆったりしたカウンター席、奥にはソファーにテーブル席があり、ビル街にあってここだけオアシスのようなゆったりした時間が流れている。

BEST1 ラフレッサ

写真:藤井 麻未

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サラリーマンが常連客に多いからか、メニューはコスパ抜群で良心的。朝はトースト、サラダ、目玉焼き、コーヒーにデザートまでついたボリュームたっぷりのモーニング、ランチには大盛りのナポリタンなど。午後には自家製ケーキセット、どれも満足感があるだけでなくとにかく美味しい。自家製ケーキはマスターが独学でケーキ作りを習得したとは思えないほどしっとりきめ細やかなスポンジや優しいクリームが絶品だ。

<基本情報>
住所:東京都中央区日本橋本町4-2-8
電話番号:03-3241-2613
営業時間:7:00〜19:00
アクセス:新日本橋駅から徒歩2分

おわりに

再開発が進みオシャレなスポットが続々オープンする日本橋エリア。モダンなカフェも良いけれど、やっぱりレトロな日本橋が好き。そんな方に是非おススメしたいちょっと穴場な老舗ばかりをご紹介した。古き良き日本橋に思いを馳せながら、カフェ散歩を楽しんでみてはいかがだろうか。

2018年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/12/03−2018/01/19 訪問

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